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[コメント] みな殺しの霊歌(1968/日)
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★3連続猟奇殺人事件を題材にした犯罪映画なのだが、コメディっぽい部分があり戸惑う。それは山田洋次が構成に参加しているから、という以上に脇役が松竹のお馴染みの役者陣(喜劇人)が故だろう。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3かつて吉本隆明は松本清張の作品を、酷い目にあった者は何をしても許される世界と評した。加藤泰三村晴彦もこの系譜に属しており(清張の『天城越え』も撮っている)、本作は典型的。佐藤允倍賞千恵子が不思議といい相性。 (寒山拾得)[投票]
★4加藤泰の画面には常に驚かされる。陰惨な雰囲気漂う暴力シーンも良いが、白眉は倍賞千恵子が過去を佐藤允に話す場面だろう。この2人のなんという儚さか! (赤い戦車)[投票]
★4淡々として冷徹な演出が好き。しかし動機が弱い。劇中では完全に開き直ってるが…。 (パピヨン)[投票]
★4加藤泰の描く情念の世界が、どこかおかしな方向に突き抜けてしまった異形のサスペンス。台詞で語られる倍賞千恵子と兄のエピソードは、寅さんのダークサイド版とも言うべき怖さがある。この陰惨なムードだけでも凄い。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★3佐藤允のキャラにピッタリな役だが、動機が納得いかないし、倍賞千恵子の役柄も中途半端。だから、ラストが不完全燃焼で終わる。菅井きん中原早苗という濃い女優の共演は楽しい。['08.7.7浅草名画座] (直人)[投票]
★4謎解きを散々引っ張っといて、これがラスト?明かされたのは「正当な理由」ではなく「歯止めの利かない狂気」だった。すこし拍子抜けしたのは事実。ただモノクロの粒子の荒い諧調、残酷シーンの迫力はすざまじかった。加藤泰の映画って和製スプラッタームービーだね。 (worianne)[投票]
★3なんか、考えるとわかんなくなっちゃう映画だな。なんだこれわ。 (_)[投票]
★4菅井きんや任田順好(沢淑子)に [review] (町田)[投票]
★4どぎついもの見せられた。なにがなんだか理解不能な展開に釘付けです。モノクロの迫力ここにあり! (megkero)[投票]
★5さすがに犯罪自体の猟奇性は薄れてるだろうし、動機に不明瞭な点も多いが、それら全てを「なんでもないよ。名前も知らなかったんだ」という台詞だけで納得させてしまう圧倒的な演出力。乾いたユーモアもある。 [review] (リーダー)[投票(3)]
★4暴力の表層だけを見るよりも、その背後を覗いた時に初めてゾクリと戦慄が走る。 [review] (くたー)[投票(2)]
★4有閑マダム達のアブナイ遊戯の代償。 絶望感漂うスキャットに乗って実行される、この世の不条理にブチ切れた男の暗黒復讐劇。 [review] (AONI)[投票]
★5山田洋次はどこまでこの映画にからんでいたんだろう。佐藤充の演技、加藤泰の粘着質演出、女ばかり殺す設定の異様さ、そしてその動機、すべてにおいてすごすぎる映画。「どうも最近の映画では刺激が足りない」と思っている人にはおすすめ。ビデオ出てます。 (ジョー・チップ)[投票(1)]