モモ★ラッチさんのコメント: 投票数順
刑事コロンボ 野望の果て(1973/米) | 45本も作られたシリーズでは、おそらく最も動機に疑問符のつくエピソードであろう。その動機を、額面通りに、女と別れろとしつこく言われた為に有能である参謀を殺してしまったのだとすると、議員としても先が見えてるような感じである。 | [投票(1)] | |
地中海殺人事件(1982/英) | 役者もランク・ダウン、観光気分もいまいち感じられず、前作『ナイル殺人事件』 に比べるとすべてが落ちているが、貫禄のある役も気弱そうな役も難なくこなしてしまうピーター・ユスティノフの演技力に脱帽。デヴィッド・スーシェよりも、原作のイメージは別として、ぴったりで大好きです | [投票(1)] | |
死海殺人事件(1988/米) | エルキュール・ポアロ=ピーター・ユスティノフ派よ、集結せよ。もはや見所は彼の狸振りのみ。彼の発音はもはや、芸術品の域に達している。音楽も良かったかな。クリスティ唯一のスパイ物「ビッグ4」の映像化期待。 [review] | [投票(1)] | |
悪魔の追跡(1975/米) | 役者が地味に豪華なのがうれしい。彼らに見つかったときの恐怖感は比類がなく、その後の展開もスピーディでありかつサスペンスフルである。 | [投票(1)] | |
鉄道員(1956/伊) | ありきたりな人生、ありきたりな幸せ。そこにあるのは涙と笑顔と喜び。 | [投票(1)] | |
サスペリアPART2(1975/伊) | 画面の隅々まで、奥の奥までに仕掛けられた恐怖。ホラー的なえげつなさをカメラワーク等で中和させることに成功している。最初に子供が歌う音楽は『ローズマリーの赤ちゃん』や『ナウシカ』系の怖さ。ゴブリンの音楽よりも頭から離れない。 | [投票(1)] | |
テキサスの五人の仲間(1966/米) | 未見の人に、これからはじめて見ることが残されている喜び。 [review] | [投票(1)] | |
犬神家の一族(1976/日) | おどろおどろしい雰囲気はこのシリーズの宝。石坂浩二の金田一ははまり役。市川崑に監督してもらった横溝正史は幸せだった。それに引きかえ、江戸川乱歩は… | [投票(1)] | |
黄金(1948/米) | 欲望に踊らされ、希望と絶望を行ったり来たりの人間ほど滑稽で哀れで、その上興味深く愛しいものは無い。ボギーはこんな人間くさい役を演ずるのが一番性に合う。 | [投票(1)] | |
リパルジョン・反撥(1965/英) | 本人の意思にかかわらず、女の“美”はそれだけで武器になり、一人歩きをする。男に求められる“体”とそれを拒絶する“精神”の反撥。そのギャップが興味深く、同時にそれを顕微鏡で観察するかのようなポランスキーの好奇な視線も興味深い。 | [投票(1)] | |
愛と哀しみのボレロ(1981/仏) | 壮大なラヴェルの「ボレロ」の繰り返しの音楽に乗せて、人の人生も過去の先人たちが経験したことの繰り返しのようなものだといっているのだろうか? | [投票(1)] | |
いとこ同志(1959/仏) | これほど後味の悪い作品も、あまりないだろう。落ち込んでいる人には見せてはいけない。ポル(ジャン・クロード・ブリアリ)のような人間は、きっとシャルル(ミシェル・ブラン)のような人間を理解できないだろう(シャルルに共感) | [投票(1)] | |
未知への飛行(1964/米) | キューブリック監督の『博士の異常な愛情』と同じ年に製作されたため公開が見送られた経緯があるとか。ヘンリー・フォンダの説得力のある演技、リアリティのある展開など個人的にはこっちのほうが好みだが、ウォルター・マッソーは浮いている | [投票(1)] | |
Mr.Boo! ミスター・ブー(1976/香港) | 広川太一郎さんの吹き替えが笑いを増加させ作品の価値を高めたことは言うまでもないが、三谷幸喜氏が西村雅彦氏を評した相反するキャラ「心卑しきマゾヒスト」と「心優しきサディスト」を通り越して、「心卑しきサディスト」を嫌味なく演じたマイケル・ホイの芸達者ぶりにいまさらながら尊敬の念さえ抱く。 | [投票(1)] | |
セルピコ(1973/米) | 人は元来孤独なものかもしれないが、孤立して生きていくことは耐えられない。たとえそれが正義のため、自分の信念に従っているとしても… アル・パチーノの強がっていながらも眼を潤ませた演技がそれを物語っている | [投票(1)] | |
反撃(1983/カナダ) | ゲーム感覚で作られた映画は数多いが、程よく現実と向き合いつつ、これほど不気味で、面白かった映画をあまり知らない。この監督の他の作品は知らないが、ヴァイオレンスと広い意味での密室を結びつけたこの作品だけでも十分才気が伺え、他の作品も見てみたくなる。最初から最後まで、コンパクトで無駄がなく、最後には慄然。 | [投票] | |
シャーロック・ホームズの勝利(1935/英) | アーサー・ウォントナーのホームズは、よく似顔絵で描かれるホームズの像、それにそのまま息吹を吹き込んだようだ。 | [投票] | |
謎の完全殺人(1978/米) | 正直、かったるい。 [review] | [投票] | |
ザ・オカルトハウス 対決!超能力の男vs悪魔の化身(1972/米=英) | レナード・ニモイの眼に映る屋敷の幻影、そこの使用人であるレイチェル・ロバーツが階段を下りてくるシーンの、不安と期待を併せ持った、背筋がゾクゾクするような感覚。話は忘れましたが、いまだに心に焼き付いてはなれないシーンがあるのです、たくさん。 [review] | [投票] | |
ミス・マープル 動く指(1985/英) | ジョーン・ヒクソンのミス・マープルは、エキセントリックなアンジェラ・ランズベリーのそれに比べ、上品さの中に知性と含蓄の深さがあり、もちろん素晴らしいのだが、それ以上に素敵なのがあの音楽だ。愛くるしいものに出会うと、私は、有形・無形に限らず、思わず後ろから抱きしめたくなる衝動に駆られる。 [review] | [投票] |