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若尾好きさんのコメント: 更新順

★5黒い十人の女(1961/日)「映画はストーリではない映像だ」という市川崑監督の雄たけびが聞こえてきそうです。しかし船越英二は一世一代のハマリ役だなぁ。白黒画面からぼんやりと浮かび上がる山本富士子の美しさにも絶句。[投票(5)]
★58 1/2(1963/伊)主人公の断片化された人生。それらをつなぎ合わせるのは観客のあなた。マストロヤンニの演技のみならず、白黒映画ならではの画面の構築美にも絶句。初めて観た時、余りに素晴らしい映画なので椅子から転げ落ちるかと思った。勿論、その日眠れなかったことはいうまでもない。[投票(3)]
★5近松物語(1954/日)コメントするのさえ恐れ多い大傑作。溝口健二の映画の中で一本選べと言われたら(5秒迷って)やはりこの映画を選びます。宮川一夫のカメラ、長谷川一夫香川京子の演技、どれもが比類なく素晴らしい。天才が最高の瞬間に撮った珠玉の一本です。[投票(2)]
★5テルレスの青春(1966/独=仏)この映画を頂点にしてフォルカー・シュレンドルフの才能は下降線を辿って行った。えっ、『ブリキの太鼓』? この映画に比べたら甘い、甘い。とにもかくにも、白黒画面のカメラワークと主人公の少年の中性的な魅力に嘆息しましょう。[投票]
★3氷点(1966/日)登場人物のアップの多用が非常に効果的。単なるメロドラマになりがちな原作に一種の重厚さをもたらしているのは山本薩夫監督の演出のなせる業だろう。しかし、安田道代は演技の面で、若尾文子に完全に喰われている。 [投票(2)]
★2傷だらけの山河(1964/日)主人公がステレオタイプの悪玉になっている上に、ストーリー展開が単調。配役の面でも山村聰はハマリ役かもしれないが、船越英二は明らかにミスキャストでしょう。しかし、ネグリジェの似合う若尾文子に免じて2点。[投票(1)]
★5祇園囃子(1953/日)溝口映画の「佳作」だなんてとんでもない。今こそ再評価されるべき真の傑作! 若干19歳の若尾文子演じる奔放な舞妓が遭遇する壁は、単なる花柳界の因習などでは無く、今も日本に根強く残る「前近代」というやつなのだ![投票(10)]
★5青空娘(1957/日)ストーリー展開の速さと若尾文子の初々しさで「清涼感」をもたらす一本! 赤いスカートに白いブラウス、そしてポニーテール。そのどれもが、この映画の若尾文子の代名詞だ! [投票(4)]