若尾好きさんのコメント: 更新順
用心棒(1961/日) | 地を這い、天から宿場町を見下ろす宮川一夫のカメラ!威張りくさったヤクザどもが蟻んこみたいに見える。そして、無益な争いをたった1人で大掃除する三船敏郎。彼が単純な正義の味方でなく、アウトローなとこもいい。 | [投票(8)] | |
カサノバ(1976/伊) | だんだんとかつての鋭さがなくなってきたフェリーニ。カサノバの悲哀は、インスピレーションを失いつつあるフェリーニ自らの姿か? ただ、ニーノ・ロータの音楽は出色の出来だ。 | [投票(3)] | |
愛の奇跡(1963/米) | ステレオ・タイプの人間がいない点に注目。あぁ、こりゃ単純さが売りのハリウッドじゃほされるわな。WetなテーマをひたすらDryに演出、そしてオープニングとラストの素晴らしさ。カサヴェテス初期の傑作。 | [投票] | |
幕末太陽傳(1957/日) | 「コホッ、コホッ」。笑いの影に、常に死の影が付きまとう居残り佐平次の咳。人生なんて所詮「喜劇」なんだね。 | [投票(12)] | |
サウンド・オブ・ミュージック(1965/米) | 「音楽」はいってみれば「音」の連なり。ただし、バラバラのままではただの雑音。だからジュリー・アンドリュースがやってきたんだ。トラップ家という「音」の集まりを素敵な「音楽」にするためにね(はーと)。 | [投票(9)] | |
軽蔑(1963/仏) | アルベルト・モラビアの原作は男女の深層心理の襞を精細に書き尽くした傑作。並の監督ならストーリーをなぞるだけで終わってしまうだろう。ゴダールはそれを象徴的なシーンで処理しようとする。女と海とフリッツ・ラング。 | [投票(2)] | |
オースティン・パワーズ:デラックス(1999/米) | クィンシー・ジョーンズの「ソウル・ボサ・ノヴァ」♪ 徹底的に計算された下ネタ! お約束のタイムスリップ・ギャグ! 途中から、マイク・マイヤーズを羨望の目で見つめてしまったゼ、イェーイ!! | [投票(1)] | |
恋の時給は4ドル44セント(1991/米) | ジェニファー・コネリーを観る映画としては最高傑作でしょう! [review] | [投票(7)] | |
荒野の決闘(1946/米) | 停滞しそうになると、程良くやってくるアクションシーン。バキュン、バキュン!! ジョン・フォードの緩急をつけた演出が冴え渡る。「西部劇=アクション映画」と勘違いしてる人に是非見て欲しい。 | [投票(1)] | |
バッファロー’66(1998/米) | ビンセント・ギャロ、全て許す!! [review] | [投票(10)] | |
ジャッカルの日(1973/米) | 「ゴルゴ13」の世界を再現できる者、それはジンネマン、あんたしかいない。 | [投票] | |
アマデウス(1984/米) | モーツァルトの奥さん役、エリザベス・ベリッジたんのお胸を強調したコスチュームに誰もコメントしないとは何事だ! [review] | [投票(13)] | |
サイコ(1960/米) | 「効果音」というと映画の付属物のようにとられがちだが、ことヒッチコックのこの映画においては「全て」だ。事実とは違うんだろうけど、「はじめに音ありき」で、そこから映像を撮っていったんじゃないかとすら錯覚する。 | [投票(3)] | |
王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987/日) | 中坊の時に観て、シロツグと自分を重ね合わせた。映画が終わると、そこは退屈な日常。「ロケットに乗って飛んでいきたい」って思った、あの頃のおれ。「積極的逃避」までカウントダウン! | [投票(2)] | |
風の谷のナウシカ(1984/日) | 小坊の頃、中坊の兄貴と二人で観た。観終わった後、呆然として二人ともしばらく口がきけなかったのを覚えている。 [review] | [投票(4)] | |
穴(1960/仏) | 「ガリガリ、ガリガリ・・・」。何のために彼らは掘るのか? 明日への希望? とんでもない! 暗く、冷たい情熱、それが今夜も彼らをとらえて放さない。 | [投票(2)] | |
カリガリ博士(1919/独) | 「独逸(←あえて漢字で)表現主義」とか「ナチスを予言した」とかいうウンチクなしでもそれなりに楽しめます。深夜一人で部屋を暗くして観ましょう、並のホラーより怖いです。 | [投票(2)] | |
ニクソン(1995/米) | オリバー・ストーンって、えせジャーナリストにでも転職した方がいいんじゃない? なんだが、ウソだらけの分厚いスキャンダル本を読まされたような気分。ちなみに、そういう本は大抵ブックオフで100円。 | [投票(4)] | |
カジノ(1995/米) | 自己模倣。『グット・フェローズ』が良い映画だっただけに残念。あのさぁスコセッシ、他のことには目をつぶるけどシャロン・ストーンはないだろうよ。 | [投票(2)] | |
晩菊(1954/日) | 林芙美子の3つの短編を1つのストーリーにまとめあげて、これだけ説得力のある映画を作れるんだから成瀬ってやっぱり凄い!女優陣の演技も、それぞれの代表作といっても良いくらい非の打ち所がない。 | [投票(1)] |