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カリガリ博士 (1919/)

Das Cabinet des Dr. Caligari
The Cabinet of Dr. Caligari

[Drama/Horror/Fantasy]
製作ルドルフ・マイナート / エリッヒ・ポマー
監督ロベルト・ヴィーネ
脚本カール・マイヤー / ハンス・ヤノヴィッツ
撮影ヴィリー・ハマイスター
美術ヴァルター・ライマン / ヴァルター・レーリッヒ / ヘルマン・ヴァルム
衣装ヴァルター・ライマン
出演コンラート・ファイト / ヴェルナー・クラウス / リル・ダゴファー
あらすじふたりの男が並んで腰をかけている。そこに一人の女がフラフラ歩いてくる。美しいがかなり病んでる。視線も定まっていないし動きも異様。どう見てもアヤシイ。そんな彼女を指し示し、男の一人が話しだす。「実はオレ、彼女の婚約者なんだけどね…。」そして、彼らが体験したオソロシイ話が、何もかもが奇妙に歪む不思議な町の映像とともに再現されていく…。サイレントの古典にしてホラーの原型でもあるという狂気の殺人鬼モノ。夜祭り、見せ物小屋、香具師、眠り男、予言、連続殺人、影、おびえる女、拘束衣、精神病院、心の闇、催眠術、古い文献…。本来はもっと短い作品だったが、検閲を恐れた制作者が上記のシーンとエピローグを付け加えさせたとのこと。ドイツ表現主義について→ [more] (tredair)[投票(16)]
Comments
全53 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5素晴らしき哉、ドイツ表現主義。あの階段、道、壁、扉、窓…。もうその「ゆがみっぷり」の美しさだけで胸がいっぱいになる。USJにこの町が再現されるならきっと飛んでいく。あの坂をヨロヨロ上り、扉をギギーッと開けてみたい。 (tredair)[投票(10)]
★5映画自体が見世物小屋の様。単なる懐古趣味?でも普段と違う気分でワクワクした。夜店の一角でテントとか張って上映してたら楽しいだろうなと思う。 (天河屋)[投票(5)]
★580年経っても斬新なのか今だからこそ斬新なのか。字幕画面がザクザク入ってのろのろと展開するのがまた強烈でした。 (tomcot)[投票(5)]
★5日本では大正時代にドイツではすでに映画は完成していた。こいつは、凄い。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★4見る者の焦りと不安を呼び起こす舞台装置の秀逸さ。近代化の波に飲み込まれていた20世紀初頭の人々は、心の底を見透かされたような恐怖を憶えたのだろう。映画史のみならず、美術史に名をとどめてしかるべし。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
★4カリガリ光線! でやられました。視点がくるりと返るとこもいいです。あと、驚きとかためらいの音。 [review] (カフカのすあま)[投票(5)]
★4画像もすごけりゃ、動きもすごい。映画は決して技術だけじゃないことを証明して余りある! (ぱーこ)[投票(4)]
★4独逸版「ドグラマグラ」。お化け屋敷行脚の快楽。「お前がカリガリだ!」の場面は『時計じかけのオレンジ』を連想させるキッチュな仕上がり。レモンティー片手に 観ると優雅な午後となった。嗚呼、無声映画、万歳! (いくけん)[投票(3)]
★4境目がないと思った。現実と夢、正常と異常、あるいはこの作品の始まりと終わり。そのどちらでもあるしどちらでもない、そういう無根拠のような部分にある感覚や資源、空き地等をうまいぐあいに利用した感じ。 (蒼井ゆう21)[投票(2)]
★4嗚呼、これぞ切り絵の世界。平面(スクリーン)の上に、影を塗り重ねて奥行きをつくる。 (はしぼそがらす)[投票(2)]
★4カラー、モノクロ、サイレントそしてカリガリ博士。演技については何も言えん。 [review] (24)[投票(2)]
★3「独逸(←あえて漢字で)表現主義」とか「ナチスを予言した」とかいうウンチクなしでもそれなりに楽しめます。深夜一人で部屋を暗くして観ましょう、並のホラーより怖いです。 (若尾好き)[投票(2)]
★3セット美術の前衛な奇形には最早何の感慨も抱かぬにしてもニューロティックの原型としての価値は認める。4分の3世紀を経ても俺達が見せられ続けてるものは、この映画の変奏曲に過ぎないと思わせられるからだ。圧殺の民族史観は穿ち過ぎだろう。 (けにろん)[投票(2)]
★3原題は「カリガリ博士のキャビネット」で、主役はキャビネット−箱だ。それは意匠としても象徴的な意味合いとしても、もう棺桶そのものじゃないか。タイトルロールは、この棺桶のような箱に入っている夢遊病者チェザーレという見方もできるだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3悪夢のわりには後味が悪くない。 [review] (華崎)[投票(1)]
★3少しゆがんだ背景。これを表現主義というのでせうね (ジェリー)[投票(1)]
★3目の痛くなるような構図というのは、こんな時代からあったのだなあ。 (G31)[投票]
★3視覚表現に眼が行くし、そこが一番評価されているところだと思う。あと、悪夢としての映画という構成が考えられていて、その型みたいなものがこの時点である事に感動する。いかんせん古すぎてニュアンスがこちらに届かない場面多数有り。消費期限の問題か。 (t3b)[投票]
★3誰が正気で誰が狂っているのか判然としない世界。その不安定さは表現主義のセットデザインによってさらに増幅される。うわーん恐いよう。[Video] (Yasu)[投票]
★3今でも映像は斬新だけど無声だし「見ようと」思ってみないとちょっとシンドイ。。。 (toga)[投票]
★2ダメ、どうしても寝てしまう、あとホント最近まで「ガリガリ博士」と思ってました(かなりバカにされた)みなさんカリガリですよ。 (ギスジ)[投票(1)]
★0この作品はずいぶん後になって見た作品でしかもあんまり真剣に見てないんで・・・傑作と評判の高い作品ですが私はちょっとイマイチに感じたんだがなぁ。 [review] (TO−Y)[投票]
Ratings
5点22人**********************
4点45人*********************************************
3点55人*******************************************************
2点11人***********
1点0人
133人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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今後観てみたい作品をチェック中 (skmt)[投票(1)]
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