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かけるさんのコメント: 投票数順

★3キリング・ミー・ソフトリー(2002/英)「映画の題材はどの世界でも普遍的なもの」(チェン・カイコー/AERA誌でのインタビュー)。たしかだったのは、全編を貫く陳凱歌の作風と、それから…… [review][投票(7)]
★4スネーク・アイズ(1998/米)冒頭のニコラス・ケイジのアブラギッシュぶりの描写は、好きな人にはたまらない(キンピカ携帯電話とかね)。ラストのデ・パルマ的ツイストも、お家芸的にハマっている。彼が豊富な予算で撮った映画を見ることができたのは、素直にうれしい。 [review][投票(7)]
★2魔女の宅急便(1989/日)少女が縦横無尽に活躍、ということでロリータ趣味云々と言われることもあったが、キキは年齢的には少女性愛の範疇を逸脱していそうなこともあって、それほどではないかも……という印象もある。 [review][投票(7)]
★3地球防衛軍(1957/日)約半世紀前(!)の「特撮」と、現在の「SFX」を考える。前者は「”意”あって”力”足らず」。後者は「”力”あって”意”足らず」としてしまえば短絡化がすぎるのはたしかなのだけれど、しかし(以下→) [review][投票(6)]
★3メン・イン・ブラック2(2002/米)パワーアップして帰ってきた「“偉大なる”小ネタ映画」。例えば高校生の頃、こういう映画でデートしたかったな、みたいなところです。前作を見ていないとわからないシカケもたくさん用意されていて、そのへんが続編として“潔い”感じがしました。 [review][投票(6)]
★4ダイ・ハード2(1990/米)パート2のくせに面白い! 前作では「それで民間人?」といった臭いプンプンの主人公は、まだまだ民間警察官としか語られない。でも、エピソードの端々にタダモノではない感漂い、小道具や設定も緻密で丁寧。荒唐無稽なところも……まあユルす! [review][投票(6)]
★3A.I.(2001/米)鑑賞する側の前提条件として不可欠なもの、「キリスト教的世界観と照らし合わせる目」がなければ、単なるセンチメンタルかホラーになってしまう可能性も。日本では「感傷」よりも、多くの「困惑」が向けられてしまうことになったのは、ある意味当然のこと。 [review][投票(6)]
★2ゴジラvsビオランテ(1989/日)初代『ゴジラ』でも、正義の味方のゴジラでもない「新しさ」への挑戦は評価。しかし大森一樹は、「日本の怪獣映画」「怪獣映画としてのゴジラ」、それぞれの中での「ゴジラ」のポジショニングを見誤った、あるいは過小評価していたのではないだろうか。 [review][投票(6)]
★3機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日)正統派SFとして、もっと正面から評価されても良い作品。コンピュータのOSによるテロ……予見された未来の提示としては、早すぎた作品だったのか(「Y2K問題」に10年以上先行してしまった)。しかし、『パトレイバー』としてはヒネリが効きすぎた部分も。 [review][投票(6)]
★4機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)SFを超え、ポリティカルフィクションとしても精緻で上質。『ガメラ2』で評価、指弾された自衛隊シミュレーションを3年前に既に先行、かつ緊迫度も高い。毀誉褒貶が無かったのは「これはアニメーだから……」という社会認知のためか、と嘆息。[投票(6)]
★2天空の城ラピュタ(1986/日)定番の世界観とスラップスティック、約束された地平としての高密度高品質。基本的骨格はこれ以前(以降)の作品と変わらないが、社会性を持ったメッセージの存在が声高ではないぶんシンプル。当時におけるある種の総括であり、宮崎作品の一つの完成形。 [review][投票(6)]
★4ゲーム(1997/米)あちゃぁ、やられた! もう完璧にやられた。今さら思い知らされた。フィンチャー、なんと底意地が悪く、手練手管を縦横無尽に操る策士! 彼の手法がこういうものなのであれば……ということで、色々考え直すことになった。 [review][投票(6)]
★3スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999/米)今頃気がついた……第一作(エピソードIV)があんなに好きだったのに、いつのまにかこのシリーズが苦手になってしまっていた理由。 [review][投票(6)]
★0踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003/日)あちこちのパブリシティで「『マトリックス』と同じ上映時間になるように編集した」と吹聴して回ってる本広克行監督はなんか恥ずかしい。[投票(5)]
★4潜水艦イ−57降伏せず(1959/日)潜水艦をドラマの舞台として割り切って表現しているのは思い切りが良く、むしろ好感を持った(例えば艦内はずいぶんと広い)。フランキー堺の存在感はさすが。reviewは、兵士の「死生観」から見た大東亜戦争について、本作から考えたこと。 [review][投票(5)]
★4ショーシャンクの空に(1994/米)競合の結果アカデミーは『フォレスト・ガンプ』に、ということが、オスカーが指向するのは「映画」や「演技」よりも、「社会的ムーブメント」や「神話」だということを証明しているかのよう(reviewは本作のコメントにおけるネタバレについても)。 [review][投票(5)]
★4バグダッド・カフェ(1988/独)「色」や「魔法」は既に充分語られているだろうから、と思って、視点をズラしてみようと思ったのだけれど、結局たどりついてしまったのは、「ブーメラン」そして……♪calling you〜  [review]は、ある日あるときの私に訪れた“幸運な瞬間”について → [review][投票(5)]
★4愛の嵐(1973/伊)2人の関係は「共依存」だったということか。「ヤクザと情婦」や「DV家庭の夫婦」どころか、それのずっと手前にある「不倫関係」ですら「?」な私に、彼等の関係性を理解しろというのは無理。でも、たしかにそこには「エロス」(非エロ!)があるのだろう。[投票(5)]
★5カサブランカ(1942/米)一人で酒をあおれば、涙までうかんできてしまうくらい切ないのに、他人の前ではあんなに強がってしまう。カラ元気でも、カッコつけでもいい。それをダンディズムというのなら……リック、あなたに乾杯。[投票(5)]
★2カミーユ・クローデル(1988/仏)芸術と狂気、愛情と情熱(あるいは欲望)に真っ向から取り組んだ作品……なのはわかるのだけれど、上映時間も長いし、抑制されたトーンも、ともすれば退屈に転じてしまいそうな危うさ。イザベル・アジャーニだけでは……もたなかったですね。[投票(5)]