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かけるさんのコメント: 投票数順

★4猿の惑星(1968/米)教科書で知った星新一、アニメの『キャプテンフューチャー』をきっかけに読み始めたSF文庫。子供の頃接したSFは、「ビックリ!」がたくさんつまったブラックボックスだった。そして、この映画のラストで心底驚けたことは、大きな宝物。[投票(5)]
★4マイ・ガール(1991/米)「死」との関わりがあまりにも日常的だった少女ベータが、それゆえに「生」と「死」を認知するため、支払わなければならなかったあまりにも大きな代償。せめて彼女の悲しみが、この映画を見た少年少女の「代受苦」にならんことを。 [review][投票(5)]
★4鬼ママを殺せ(1987/米)映画としての作り込みが丁寧で、目一杯楽しめた。ダニー・デビートのペーソスは、こういった小品の方がたっぷり味わえる。映画の砂浜で偶然見つけた、小さいけれど愛らしい形の貝殻。[投票(5)]
★5サウンド・オブ・ミュージック(1965/米)本筋については今さらコメントの要なしか。ミュージカル映画としては文句無し! 反ナチ映画であって反戦映画ではないあたりは、非常に薄っぺらい……なので、この映画を手放しで褒める人はちょっとニガ手。ラストの修道女たちの小ネタ、結構好き。[投票(5)]
★5話の話(1979/露)横たわる自然、流れる時間、そういったものをあるがままに受け入れ、どんな過酷なものに対してもそう接することしかできないことの残酷さ。私自身北海道の出身なのだけれど、この淡々とした映像と歴史観、自然観には、同じ北国としてのシンパシーを感じます。[投票(5)]
★5セックスと嘘とビデオテープ(1989/米)コミュニケーションの成立と不成立の対比を、夫婦や姉妹、同窓生といった構図、ビデオテープというツールを使って浮き彫りにしている。絵画や写真ではなく、彫像や塑像のように実体と感触をともなった感触。それは、闇の中で手を伸ばせばすぐそこにある。 [review][投票(5)]
★4ショート・カッツ(1993/米)ロバート・アルトマン、好き。レイモンド・カーバー、好き。なので、ゆっくりと百まで数え、頭の中をを一旦リセットしてから鑑賞。そしたら、素直に楽しめました。たしかに、カーバーの原作そのものを…… [review][投票(5)]
★3ドッジボール(2004/米)ベン・スティラー大暴れ。クドさしつこさもこれだけやれば芸のうち。大の大人がドッジボールに血眼になるという物語の設定や、劇中のドッジボールの存在や歴史といったモキュメンタリー的要素が効いていることが映画としての成り立ちを盛り上げる。 [review][投票(4)]
★3Wの悲劇(1984/日)構造的アイドル映画をそのまま「女優の成長物語」にシフトさせ、ピッタリはめ込んでしまったパッケージと演出、カリカチュアライズの大成功。そもそも「Wの悲劇」の映画化でもなんでもないという、土台から屋根まで徹底的に作り込んでいったことが面白さに。 [review][投票(4)]
★4突入せよ! 「あさま山荘」事件(2002/日)先行して放送された「プロジェクトX」が、史実を脚色していたことへの反発が形になってしまったか。佐々淳行役が役所広司ではカッコ良すぎで、ケビン・コスナー調オレ様映画の雰囲気……にしても、単なる「警察プロパガンダ」ではないはず。 [review][投票(4)]
★3シュリ(1999/韓国)「展開の読めてしまうストーリー」、「恋愛描写のうすっぺらさ」、「無限弾倉を持っている不死身の北工作員」日本映画にあきらかに欠けているものは、せいぜい市街地での堂々の銃撃戦ロケくらい、のはずなのに! にしても…… [review][投票(4)]
★3インビジブル(2000/米)SFとしてのアプローチのしかた、CG映像の作画や演出は圧倒的に正しく、人間の性悪説描写も確実に一面の真理を捉えている。しかし、セバスチャン(ケビン・ベーコン)の人物設定が、ドラマの盛り上がりをスポイルしているように見えたのが残念。 [review][投票(4)]
★3ハワイ・マレー沖海戦(1942/日)一つの記録映画として考えるとあまりにも生々しく、手放しの評価はできない。ただし、最後の一線で踏み止まろうとしていた製作者たちの真剣な視線、表情のようなものは感じられる気がした。 [review][投票(4)]
★0スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)チャイニーズシアターでの第一回上映に、前日から並ぶイライジャ・ウッドの姿があったそうです(@eiga.com)……誰もプレミアのチケット送ってあげなかったの? ちょっと寂しくなってしまった。(加筆改稿準備中)[投票(4)]
★4アナザヘヴン(2000/日)映画的フランケンシュタイン。細かい表現や描写までパクってしまうのだから、大確信犯。予算が豊富そうで、キャストやセット、装置にチープさがないのは素直にマル。それに、なんだかんだ言っても長文コメントが書けるくらい楽しませてもらえたので、マル! [review][投票(4)]
★3ジュラシック・パーク(1993/米)手の込んだアウトラインで外堀を埋めさせたら、さすがのマイケル・クライトン。“いつもの”リアリティは“これでもか!”と充実。CGは最新のものに劣るにしても、巨大な首長竜の登場場面には今でもハッとさせられる。技術よりも発想、と実感。[投票(4)]
★3フリー・ウィリー(1993/米)野生動物が登場する映画やテレビシリーズの舞台裏には、いろいろと考えさせられてしまうこともあるので、こういう映画をストーリーや映像といった要素だけで取り上げることは難しい……以下、ほんの少しだけでもいいから、考えてみてほしいこと。 [review][投票(4)]
★1風の谷のナウシカ(1984/日)当時のアニメーションの技術レベルを考えると、この作品のクオリティには快哉を。しかし、未刊の原作が、中途半端な形で映画になってしまったことは非常に疑問。また、ナウシカというキャラクターそのものや、描写にも違和感を感じる。 [review][投票(4)]
★5ロスト・ハイウェイ(1997/米)夢想と妄想、幻想と幻覚。巧妙に配置された表と裏、こちらとそちら、象徴としての“白”と“黒”。エッシャーの水路、クラインの壷、メビウスの輪。部屋の番号はやはりΩということ? リンチ世界が、真っ白なジグソーパズルのように、心地よく錯綜する。[投票(4)]
★3キンダガートン・コップ(1990/米)日本版を作ったら、園長先生は菅井きん。同僚のオハラ刑事は大竹しのぶなんてどうでしょう。で、ギャングは日本が誇るサイコ俳優浅野忠信。でも、主役に困るか……じゃあハンマー投げの室伏[投票(4)]