ロバート・アルトマンの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
ヘルス(1980/米) | まあ『ナッシュビル』級の傑作、と云えば云い過ぎかもしれないが、しかしこれもアルトマンらしい怪作だ。多くの登場人物が散漫に描かれ収斂しないきらいはあるが、 [review] | [投票] | |
三人の女(1977/米) | これは厳しい映画だ。アメリカ人が撮ったアメリカ映画とはちょっと思えないくらいだ。ジョン・クロムウェルをこんな役に使うなんて! こういう難解さは少々古くさい、とも思うのだが、しかしアルトマンの演出は、映画でしか出来ない興奮に満ちあふれている。 | [投票(1)] | |
宇宙大征服(1968/米) | 習作っぽい雰囲気も漂っているが、見事な出来映えだと思う。アルトマンらしい自由闊達なパーティ・シーンを持つ。 [review] | [投票] | |
ボウイ&キーチ(1974/米) | しかしシェリー・デュヴァルがこんなヒロインを演じているんだもんな。このシェリー・デュヴァルには感動する。陽光の中で展開するフィルムノワール。アルトマンらしいハリウッドの伝統を意図的に外した面白さ。ニコラス・レイ『夜の人々』ほどの美しさは無いにしても。 | [投票] | |
M★A★S★H(1970/米) | 私にはどうしてもこの映画が好きになれない。アルトマンの演出力はよく判るけれど...。しかし、『ロング・グッドバイ』や『ギャンブラー』の監督の映画とは思えない、無自覚なズーム演出が鼻についてしまう。私はこういう品のないズーミングが大嫌いです。 | [投票(3)] | |
ポパイ(1980/米) | どうにもへんてこりんなポパイだが、アルトマンらしい集団劇にこういうキャラクターをミックスすると、こうなっても仕方ないと納得させる奇異さなのである。それにしても、ここで描かれる破壊のエネルギーの凄さ、テンションの高さは驚愕もの。 | [投票(1)] | |
ロバート・アルトマンの イメージズ(1972/英) | これも傑作。面白い!建物の外壁にある風鈴。カメラがティルトダウンすると窓の向こうの部屋にキャスリン−スザンナ・ヨークがいる。何か書きながら、お話を読み上げる。「一角獣を探して」という童話。作家か。 [review] | [投票] | |
ボディガード(1948/米) | ビルの外観でクレジット。途中、ロバート・B・アルトマンという名前がある。まさか、アルトマンじゃないよなと思ったが、あとで調べるとアルトマンなのだ。そう彼はキャリア最初期にリチャード・フライシャーと出会っていたのだ! [review] | [投票] | |
ニューヨーカーの青い鳥(1986/米) | アルトマンの素晴らしさ!この演出力の突出!もうメチャクチャ好きですね。こういう映画を作り続けて欲しい。ウディ・アレンが百年かかっても成し遂げられない高みがこれ。 | [投票] | |
フール・フォア・ラブ(1985/米) | 「フラッシュバック」という手法がいかに映画的で無いかがよく判る。 [review] | [投票] | |
ザ・プレイヤー(1992/米) | 騒ぎ立てるほどの映画ではない。これに比べれば『ニューヨーカーの青い鳥』なんかの方がずっと良いと思う。しかし、アルトマンとはそういうものなのだ。同時代的感性に共感を呼ぶ映画は悉く時代遅れとなる人だ。ことによると近い将来『ポパイ』こそがアルトマンの最高傑作だと評価されているかも知れない。 | [投票(1)] | |
ロング・グッドバイ(1973/米) | ビルモス・ジグモンドのカメラワークのこのグルーヴ感!浮遊感!アルトマン+ジグモンドなら『ギャンブラー』の中の驚異的なズーミングが世評高いけれど、私は『ロング・グッドバイ』の浮游感の方が好き。 [review] | [投票(10)] | |
クッキー・フォーチュン(1999/米) | ジュリアン・ムーアの曖昧な表現とパトリシア・ニールの貫禄が素晴らしい。パトリシア・ニールの声質! [review] | [投票(1)] | |
わが心のジミー・ディーン(1982/米) | 一見舞台劇のようだがしかし紛れも無く映画の呼吸を持つ『フール・フォア・ラブ』にも繋がる傑作だ。それは凝ったフラッシュバックや鏡を使った繋ぎが映画でしかできないから、と云ったレベルではない。 [review] | [投票] |