ジャック・パランスの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
悪徳(1955/米) | 室内劇。カメラが戸外へ出た記憶がない。非常に厳しいドラマなのだが、アルドリッチの特質でもある「尋常ではない臭さ」がこうまで全面に押し出されてしまうとちょっとついていけない。アルドリッチも空間的広がりが欠けると魅力が半減してしまう。"移動"が描かれているアルドリッチがいい。 | [投票] | |
攻撃(1956/米) | 私にとってもこの映画が戦争映画の最高作だ。前半の静かな戦場がラストへ向かってとんでもない狂気に転じていくコントラストが凄い! [review] | [投票(1)] | |
バグダッド・カフェ(1988/独) | これみよがしの映像で可愛くない。云うなれば、『第三の男』や『エデンの東』級の嫌らしい画面。 [review] | [投票(5)] | |
ガンマン大連合(1970/伊=スペイン=独) | メキシコ革命を舞台にしたコルブッチの傑作。まずはジャック・パランスの異様な造型を銘記すべきだ。この人の代表作として『シェーン』以上に本作をあげるべきかも知れない。フランコ・ネロやトーマス・ミリアンも大暴れだしフェルナンド・レイもいい役だが、塔を使った驚愕のアクションも含めて最も印象に残るのはパランスだ。 | [投票] | |
モンテ・ウォルシュ(1970/米) | 傑作。夜の街中で暴れ馬の芦毛を馴らすシーン!こゝだけでもこの映画を最大級に擁護したくなる。全体に大人しい静かな西部劇だが、豊かな時間の演出と過剰に見せる演出、或いは簡潔なアクションとのメリハリも効いた最上級の西部劇だ。 [review] | [投票] | |
パパラッツィ(1963/仏) | 18分の短編。カメラにつけ回されるバルドーやゴダールを見せる部分が商業的価値なワケだが、しかし、ジャック・ロジエの興味はパパラッチの生態や云い分なのだ。 [review] | [投票] | |
ロンリーマン(1957/米) | ジャック・パランスが苦悩するガンマンを演じる西部劇。デビュー間もないアンソニー・パーキンスが相変わらずナイーブな演技を見せる。全体にウジウジした展開だが野生馬の捕獲シーンが美しく、こゝはスカッとする。悪役はネヴィル・ブランド、クロード・エイキンズ等豪華だが、中でもリー・ヴァン・クリーフがなかなかの儲け役。 | [投票] | |
バットマン(1989/米) | ジャック・ニコルソンはトチ狂っているし、マイケル・キートンとキム・ベイジンガーの恋は描かれないしで全くオソマツ。ジャック・パランスだってもう少し巧く見せなきゃ。『シェーン』のあの悪役、『攻撃』のあの軍曹だぞ。 [review] | [投票(1)] | |
バルドー/ゴダール(1963/仏) | 10分の短編。本作と『パパラッツィ』との興行上の関係を調べたが、よく分からなかった。同時上映されたのかどうか、といったことです。本作の公開日については、IMDbでもWikipediaでも、1964年としか記載されていないのだ。 [review] | [投票] | |
異教徒の旗印(1954/米) | ジャック・パランスがアッチラを演じるという史劇。それにしても、ダグラス・サークとラッセル・メティは器用だ [review] | [投票] | |
軽蔑(1963/仏) | メタフィクショナルなカメラのカットから始まる。スタフ・キャストのクレジットは無く、ナレーションで読み上げられる。撮影者のラウール・クタールが、カメラをパンし、レンズが観客に突きつけられる、というオープニング。 [review] | [投票(1)] | |
シェーン(1953/米) | 大した映画じゃないが、『真昼の決闘』なんかに比べれば、ずっと価値ある西部劇だと思う。というのも『シェーン』が後世に与えた影響は確かにクリント・イーストウッドへ連なっていると思うから。特に拳銃音の使い方。 [review] | [投票(6)] | |
豹 ジャガー(1968/伊=スペイン) | 喜びに溢れた殺戮。本作のコルブッチの姿勢は高次に一貫している。フランコ・ネロとトニー・ムサンテが実に活き活きと描かれていて気持ちがいい。世俗的にはこれがいかに不道徳とも映画の演出としては極めて道徳的である。ただし、悪役としてのジャック・パランスがより爆ぜるのは2年後の『ガンマン大連合』を待つ必要がある。 | [投票] | |
暗黒の恐怖(1950/米) | ジャック・パランスのデビュー作はエリア・カザンのフィルム・ノワールだ。勿論、デビュー作から何とも醜悪な役柄を演じている。主演はリチャード・ウィドマークで稀代の悪役二人の共演かと思うとウィドマークは正義側を演じており、ちょっと残念。 [review] | [投票] |