「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
煽尼采のコメント |
軽蔑(1963/仏) | 彫像、幾何学的な建物、海の簡潔な美。ブリジット・バルドーの肉体の、天衣無縫な豊かさ。通訳によって反復されることで意味からずれ、片言の言葉によって意味から剥がれ落ちそうになる声。神話や芸術から遊離して、資本との猥褻な関係へと傾斜する映像。 [review] | [投票(3)] | |
女は女である(1961/仏) | 劇中、ジューク・ボックスから流れるシャンソンが、意外と綾小路きみまろ風の愚痴なのが可笑しかった。いかにもゴダール・スタイルの、軽いお洒落なフランス映画だけど、延々と続く痴話喧嘩の中に、男と女の弁証法的(?)な関係が垣間見えたりもして... [review] | [投票(1)] | |
勝手にしやがれ(1959/仏) | 新聞を売る女と、新聞に載る男。映画文法からの逸脱と、「映画」への追悼のようなもの。 [review] | [投票(2)] | |
ゴダールのマリア(1984/英=スイス=仏) | 魂と肉体についての問答や、ゴダールらしい音の編集、どちらもこねくり回しているようでいてどこか単調。形而上的なテーマと日常性を容易く結合させてしまう手並みはさすがに鮮やか。 [review] | [投票] |