桜井センリの映画ファンのコメント
寒山拾得のコメント |
起きて転んでまた起きて(1971/日) | 決して停滞しない流暢な前田演出による気持ちのよいほのぼの喜劇。見処は脇で冴えまくる大原麗子のツンデレ芸者。でんぐり返りが素晴らしい。 [review] | [投票] | |
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982/日) | ★3に相応しい、面白い処もある普通の出来。善人の内田朝雄が味わい深く、寅がアパッチけんの測量技師と絡むギャグはシリーズのタイトルバック屈指の面白さ。 [review] | [投票(1)] | |
喜劇一発勝負(1967/日) | 山田洋次若気の至りか。人情喜劇としては落第点、ということぐらいは百も承知のうえで、何か別の次元に踏み出そうとしている、その意欲はひしひしと感じられる。 [review] | [投票] | |
男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986/日) | 長渕剛を主演にして寅からすまけいまでの助演祭り。「あなたの声をお聞かせ下さい」が素晴らしい。 [review] | [投票(1)] | |
クレージーだよ 天下無敵(1967/日) | 終始快活な産業スパイコメディ。国会前の機動隊谷啓に突撃する全学連植木なんて描写は、右翼の古沢憲吾では考えられないだろう。万博出展予定の電化住宅、八重洲のポットン式の公衆便所付。DVD付録のロケ地探訪がやたら面白い。 | [投票] | |
サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ(1962/日) | クレイジーを使い切れず東宝との争奪戦敗退で有名な大映最終作。コツコツやる奴川崎敬三の古典的な賞賛は開き直った東宝作と鮮やかな対照、時代の転換点を示すのだろう。コメディは面白く潮万太郎さんファンは必見。 [review] | [投票] | |
大冒険(1965/日) | アクションはスラップスティック映画の歴史とともにあるんだけど、キートンやジャッキー・チェン並の驚異がないと笑いには至らない。本作、ビルからの転落ギャグだけは驚異と哄笑があった。 [review] | [投票] | |
男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日) | 寅になれない米倉と、米倉になれない寅。ふたりは真実一路の額を正反対から眺めている。 [review] | [投票(3)] | |
運が良けりゃ(1966/日) | 武智豊子の因業婆さんがいい。暗闇で光らせる眼が素敵。 [review] | [投票] | |
喜劇 命のお値段(1971/日) | 偽医者フランキーが告発するカユイカユイ病という実に刺激的なオリジナル作品なのだがまるで冴えない。前田陽一には山田洋次や森崎東ほどの才能はなかったと思い知らされる残酷かつ残念な2時間。 [review] | [投票] | |
九ちゃんのでっかい夢(1967/日) | 仕方のない寸劇集だが斎藤達雄の映画遺作として価値高い。倍賞千恵子の「マイ・ボニー」のバックでマンドリン奏でる姿が渋くて涙もの。 [review] | [投票] | |
男はつらいよ 寅次郎の青春(1992/日) | 人生に悩む彼女を前に何にもできないプラプラ学生満男に同情しきり。風吹ジュンも寂しい。そして収束が見事。そう来たか、と唸る。 [review] | [投票(1)] | |
ハナ肇の一発大冒険(1968/日) | 波乱万丈のドタバタを駆動させるのはこれ全てハナ肇の小心な下心 [review] | [投票] | |
男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日) | 神戸の件は記録師山田洋次の面目躍如。日本映画が日本だけ撮っていればよかった時代の終焉の象徴。 [review] | [投票(3)] | |
男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日) | 手洗いタンクの横で熱唱する都はるみに好感度大だが、緩い本筋はさておき、本作は中北千枝子の遺作として永遠の価値がある。 [review] | [投票(4)] | |
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977/日) | 中村雅俊の25歳版寅さん [review] | [投票(1)] | |
男はつらいよ 噂の寅次郎(1978/日) | 全体に散漫で残念だが、上京者の離婚を摘みどころのない虚しさとして描く幾つかの断片は素晴らしく、大原麗子は最良の演技をみせてくれる。作品に恵まれなかったが、いい女優さんだった。彼女の実家は和菓子屋。 | [投票(1)] | |
男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日) | オープニングソングから2番が省かれたのはなぜだろう。♪目方で男が売れるならこんな苦労もかけまいに。この美しいフレーズの高みに本編届かずと止めちゃったのか。 [review] | [投票(1)] | |
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976/日) | 山田洋次まさかの拝金主義映画 [review] | [投票(1)] | |
男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日) | 「自分の好きなことをしたいって云うけど、勉強して誰にも負けないっていう何かを持っているの?」というさくらの説教、私も学生時代に聞きたかった。 [review] | [投票(1)] |