「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ビリディアナ(1961/スペイン) |
シルヴィア・ピナルの美しさに見惚れているだけで物語の辻褄合わせには全く興味が無くなってしまう。夢遊病を示す部分や馬車に曳かれる犬を買う部分は何だったんだろうと思うが、こういう放りっぱなしもブニュエルらしさ。しかしきちんと使われる伏線は見事。特に縄跳び紐の使い方はちょっと無いほど衝撃的。 (ゑぎ) | [投票(2)] | |
素晴らしくロジカルに展開していく反カトリックなアンチモラリズム。ではあるが終盤の突発的カタストロフィに至る劇的緊張が明確に醸成されてるとは言い難い。それがブニュエルなのだとしても明晰な撮影と演出であるだけに惜しい。正直中盤はかったるい。 (けにろん) | [投票] |