★3 | 『赤ひげ』に続く周五郎原作だが印象はまるで違う。ロシア文学的な貧者救済のパッションが消え失せた諦念の現状肯定は、クロサワがクロサワをやめて渋谷実になったかのようだ。保本(加山雄三)がこの部落を見たらどう思うのだろう(含原作との照合)。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 『どん底』から13年。地の底に吹き溜まった貧民屈は、電車が走るまでの空間の広がりを得て、視点は「交わらない思想への諦観」から「孤立する個に向けられる慈愛」へと変化する。70年前後のサイケデリック感を黒澤が料理するとこうなるのだろう。好きな作品です。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★2 | 風水的に部屋の色は統一を持たせないと運気は下がるんだそうです。色々な色を使うと良い運気は流れないそうですよ。ちなみに北向きの机は仕事がテキパキ、南向きの机は想像力豊かになるんです。 (ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★3 | 状況を文芸的に評価するにはある程度の余裕が必要で、貧困が重すぎると生活の技術論に終始してしまう(それはそれで面白いが)。伴淳三郎が見せ場を奪うのも頭師佳孝が使い捨てになるのも尤もなことで、三谷昇に至っては勧善懲悪の爽快さが炸裂。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 色使いに工夫を凝らしていて美しく見えるところもあるが、突然出てくるイメージカットがちっともこなれていないように思える。エピソードもそれぞれ思った通りの展開を見せ意外性があまりない。 [review] (tredair) | [投票(2)] |
★5 | アニメーション、あるいはSFのような黒澤との違和感。 [review] (水那岐) | [投票(8)] |