★4 | 技巧に走り過ぎたきらいはあるが、現時点でのポン・ジュノ演出の極み。特に裁断機や車の衝突事故にかかる「よそ見」演出は、分かっていてもその巧さに感心。キム・ヘジャは言うまでもなく、受けるウォンビンの成熟に感嘆。ラストの陽光にも唸る。 (ナム太郎) | [投票(4)] |
★5 | ポン・ジュノはブレない。信念(母性)を嘲笑う息子(運命)。「笑い」について。『殺人の追憶』、『グエムル』を経て続く無常的運命論第3章。(左記二作とレビュー内容が一部重複し、重大なネタバレを含みます) [review] (DSCH) | [投票(3)] |
★4 | 子を案ずる母に野良猫ロックを。 [review] (おーい粗茶) | [投票(6)] |
★4 | まさに映画的な映画ですね。映画の持つ素材を極限にまで活用し自分の映画世界を構築しようとしている。そのテクはそれほど斬新でもない。しかし、こういう撮り方は最近なかったかなあ。
[review] (セント) | [投票(11)] |
★3 | 悪い記憶や心のしこりを消してくれるツボが、太ももにある、というクダリがあり、それをラスト近くに画面で見せるのはいい。太ももが選ばれたのはこの画面を見せられるからだろう。
[review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | バス、日光、踊るババア共、音楽。あのラストシーン大好き。93/100 (たろ) | [投票] |
★5 | 不快ゾーンを超え感傷的な情緒を排除したら、見えてきたのはヒッチコック級の手練手管。映画の醍醐味を堪能した。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★5 | 場を丸ごと切り取る事での状況への臨場性は今村的でもあり、遍き不穏な空気の内在は黒沢清的でもあり、その最高ランクでの融合がボン・ジュノだという事を確認。そして、曖昧な混沌ではなく物語にケリをつける事での越境への決意も。弩級の傑作。 (けにろん) | [投票(10)] |
★5 | 熱せられてドロドロに熔けた巨大な鉄の沼みたいな映画。熱くて、怖くて、痛い。
[review] (林田乃丞) | [投票] |
★4 | ひたすら不穏な映画である。何もこの母(キム・ヘジャ)に限ったことではなく、息子に対する母親の愛情には、平時には見えない不穏さが確かに潜んでいる。その不穏さの正体は、男にとって自身の存在を左右し、そこから絶対に逃れられないという恐怖だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★4 | 驚異的傑作。テスト勉強のため、ほとんど徹夜の状態で観たが眠気など一瞬で吹き飛んだ。終盤の怒涛の展開はサスペンスの枠を超えて母と子の業、情念をも描ききる。魂が震えた。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | いいのかそれで・・・。あのバスは、変人様御一行にしか見えなかった。 [review] (クワドラAS) | [投票(3)] |
★5 | 母の強さは正しさなのか。何にせよ、ポン・ジュノの映像から役者の演技の引き出し方から見事。 [review] (SUM) | [投票(2)] |
★5 | ポン・ジュノのいい意味での「趣味の悪さ」が存分に発揮されている。立小便のシーンでさえ意味深だ。全くもって気が抜けない。この映画を復帰作に選んだウォン・ビンは、なかなか骨のある奴だと感心した。 (地球発) | [投票(2)] |