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台風クラブ(1984/日)ファンのコメント

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浮雲(1955/日)************

★4ゆき子(高峰秀子)と富岡(森雅之)は、ことあるごとに二人で並んで歩く。そのあゆみは決して交わらず、留まることもなく延々と続く。「僕達のロマンスは終戦と同時に消滅したんだ」・・・成り行きまかせのくされ縁。意思をなくした、二人の恋の物語。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
★5戦後を描いた日本映画としては、私はこれ以上の作品を知らない。その当時の絶望感、脱力感が21世紀になった今観てもありありと画面から伝わって来るような。『二十四の瞳』に比べて高峰秀子が生々しい「おんな」を演じていていい。森雅之は、現在彼のようなズルい男のニヒリズムを出せる人はいないでしょう。二人の絶望的恋愛映画としてみてもその呼吸は一級品。 (takud-osaka)[投票(3)]
★4敗戦の荒廃と虚無の中、仏印→東京→屋久島と流されて行く2人の離反と吸着を繰り返しダメになっていく腐れ縁の遣る瀬無さが堪らない。中盤の伊香保温泉の煌きが誘う新たな地獄。投げやりな高峰秀子の表情が目に焼き付いている。終盤の道行きは圧巻。 (けにろん)[投票(4)]
★5なんじゃこりゃー、すばらしい。 と思ったのでした。 [review] (夢ギドラ)[投票(2)]
★4山道をサンダルで歩むワンピース姿の高峰秀子。脇役ながら圧倒的存在感の岡田茉莉子。そして森雅之のあの目。水木洋子の完璧な脚本とセット撮影を駆使した成瀬演出との絶妙の絡み合いがラストシーンで不朽の名作へと昇華する興奮の瞬間。 (ナム太郎)[投票(2)]
★4女に節操のないダメ男を愛してしまったばかりに、一人の女の人生が、転落していく。 女流作家がこのような題材を手にすると、ともすると、女性特有のナルシズムが鼻につき、他人から見たら、ただの「イタイ人」になりがちになるのだが、相手の男の言い分を描くことによって、絶妙なバランス感覚を保っている。 (Linus)[投票]
★5やはり映画館で見た温泉シーンは生唾を飲み込みました。多分ほかの観客も同じだったと思います。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★4好き、とかもちろん、愛してる、とか言わない。男の笑顔はない。 [review] (ぱーこ)[投票(3)]
★5戦後社会を映すと同時に現代日本に蔓延るモラトリアム人間を最初に描破した画期的作品。換言すれば「〜だから仕方がない」という後向きで受身的で他人事的な諦めの台詞に最初に美しさを見出した映画。成瀬も凄いがやはり森雅之に尽きると思う。 (町田)[投票(5)]
★3(最初と最後の舞台となる場所も含め)湿度がかなり高い。だらだらべたぁーっ、ねとっじくじくずきずきざわざわどぐっだぷんっ。ちーん。そして根底に流れる虚無と諦念と微妙な諧謔。 [review] (tredair)[投票(4)]
★5初めて見たのは中学生の時でこんな大人になりたくない、理解できないって心底思った。ところが25歳になった今、高峰秀子の気持ちが痛いほどわかるのよ。女になってしまったってことか、私も。 (picolax)[投票(1)]
★5もちろんいまだに成瀬の全作品など見てはおらず、むしろ「ほとんど見ていない」と云ったほうが適当でさえある私ではあるけれども、「成瀬の最高傑作は『浮雲』である」とさも当然のごとく語られる風潮にはさすがにちょっと首を傾げたくなる。でも、最っ高に面白いんですよね、やっぱり。 [review] (3819695)[投票(4)]
★4高峰秀子森雅之 の会話のやり取りが非常に素晴らしく、シナリオを手に入れて読み返したくなりました。 [review] (TM(H19.1加入))[投票(2)]
★4ダメダメ男、唄うは「男根のブルース」 [review] (ボイス母)[投票]