「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
木洩れ日の家で(2007/ポーランド) |
誰に、何を遺すかの物語。すなわち老婆版『グラン・トリノ』。「犬」の扱いの大きさにかけてはこちらのほうが上で、そのリアクション芝居の的確さはまったく犬離れしている。「家」に対する老婆の執着はよく描けているが、当の演出家はこの家に執着を持ってはいないらしい。撮り方に情念が籠っていない。 (3819695) | [投票] | |
上品で気骨にあふれ、いささか鬱陶しいほど達者。おそらく91歳の女優ダヌタ・シャフラルスカありきで作られた映画なのだろう。この老女優の魅力がすべてであり、いわば彼女による彼女のための作品で、それ以上の物語としての広がりや深みが伝わってこない。 (ぽんしゅう) | [投票] |