「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ミステリー・トレイン(1989/米) |
抑揚を抑えた演出が味わい深いような、ただ単に退屈なだけなような、何とも言えないジャームッシュらしい作品。構成は気が利いているのに、それが面白さに繋がっていかない微妙さがもどかしい。工藤&永瀬カップルの噛み合わない感じはそれなりに楽しめたが。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] | |
「西部劇」という科白が出て、次のカットが床屋。この絶妙な呼吸。足でライターを扱い煙草に火を付けるという映画史を馬鹿にしたような所作の演出。このシーンだけで工藤夕貴は22世紀の映画ファンから神格化されているだろう。ちょっと計算見え見えだが、ジャームッシュは頭がいい。 (ゑぎ) | [投票] | |
俺が今ここで何してる間にも見知らぬ某は見知らぬ何処かで何しているということに諦観めいた侘び寂び的興趣を見出せなければ面白くも何ともないのだろう。最初に外してしまうと徹底的に乗れない。そういう意味で日本人カップルのパートは真ん中に欲しかった。 (けにろん) | [投票] |