アグスティン・アルモドバルの映画ファンのコメント
異端の鳥(2018/チェコスロバキア=ウクライナ) |
なるほど、人種差別の愚を描いてここまで胸に迫る作品もそうはない。つぎつぎに通り過ぎる事件は惨たらしく、凄惨で物悲しい。英題を象徴する鳥の運命の物語は涙をさそう。だがこの中庸の点をつけざるを得ないのだ。つまりは [review] (水那岐) | [投票] | |
きつさを覆うべきオブラートが薄すぎる。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
人間と同等の存在感で描かれる動物たちに仮託されたのは、生きもの正直さであり、弱さであり、獰猛さという生命の本質のありようだろうか。映像の強度の割りには“引っ掛からない”のは、文学(文字)が映像にまで消化しきれていないからでは、という印象が残った。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
人間の生きる行為という事を考えさせられる。ユダヤ少年の苦難の生きざま、彼をむしろ黒子にして、我々人間の存在の奥底に潜む悪意という逃れることのできない想念を引きずり出し、そして暴く。何と人間は暗黒の生き物なのか、と。 (セント) | [投票] |