「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
天使の恍惚(1972/日) |
「孤立した精鋭が世界を変える」と組織論を放棄した時点でマスターベーションに堕しているのに自虐史観に立脚してるわけでもない。進行形の渦中で混沌する価値観。「ごっこ」な革命の胡散臭さの歴史的遺痕跡。だが、真摯な若松を笑うことは許されない。 (けにろん) | [投票] | |
同時代のテロリストを、描いたというよりは写し取ったような切迫感が渦巻いている。当事者たちと思いを一つにしていたとしか思えない本気さを持ちながら、思想的暴走の半歩手前で踏みとどまった若松孝二のセンスがこの作品の良心を支えている。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |