「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
浪花の恋の物語(1959/日) |
戯作者の近松を顛末ウォッチャーとして置いた脚本に大して効果を見出せないので、『近松物語』や『曽根崎心中』の劇的純度には劣ると感じてしまう。ただ、劇場や郭のオープンセットの贅には惚れ惚れし、それを支配する吐夢の大構えな力量を随所で感じる。 (けにろん) | [投票(2)] | |
美形すぎて有馬稲子に、いまひとつ哀れを感じない。純情すぎて中村錦之助に、もうひとつ迫力を感じない。顔がでかすぎて片岡千恵蔵には、薄気味悪さすら感じてしまう。孤軍奮闘の浪花千栄子と緩急巧みな内田演出に敬意を表して3点。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |