★4 | 清張を橋本忍が脚色という正に王道的正調推理人間劇であり誰が監督したって面白くなっちまいそうな気がする。ただ一方でどれも同じに見えてきちまうのが辛い。寧ろ主題が今のアンチモラルな時代には最早、風化したと感じてしまうとすれば恐ろしい。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 東宝の松本清張映画化第一回作品。本作で味わえる邦画ファン的快感とは橋本忍の前経歴に対する共感などでは全く無く、「社長」シリーズ他でいい加減なそして極平凡な中堅サラリーマンを演じてきた小林桂樹が、突然深刻な事件の渦中へ巻き込まれ [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | とにかくプロローグが秀逸。その後は陰と陽とのスピーディーな対比の見事さで最後まで飽きさせない。駆け出しの堀川弘通が予算と期間を守れず、やはり黒澤の下に置くのはよくないと優等生の成瀬組へと出向させられたとのエピソードまでが楽しい秀作。 [review] (ナム太郎) | [投票(5)] |
★3 | サスペンスというよりは、主人公の人間的な弱さを克明に描いていて、スリリングな物を期待して観た立場からすると肩透かし。所々ユーモアがあるのは悪くないが。['05.2.11京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★4 | 原知佐子が印象的で、女の描けた黒澤映画という趣がある。なんで小林桂樹なんぞの妾になるのか不明だが。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |