★4 | 我が家では、若尾文子のことを「あの階段を登る女の人」と呼ぶ。 (tredair) | [投票(1)] |
★5 | 戦後とは何かをえぐり出した作品。これを見る限り未だにこの国は戦後なのだ。 (さいもん) | [投票(1)] |
★5 | 原作は戯曲なのだろうか。中空に浮いたかのようなアパートの部屋に巣くった欲望と邪心を、内と外、上と下といった「視線」と「視点」の変化でさばく川島演出が見事。「世間」に対する若尾文子の静だが強烈な攻撃力と、伊藤雄之助、山岡久乃の達観した守備力の妙。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 騙し騙されるのを生業とする人々、そして騙されるだけの人。自分は後者でいいや。 (Yasu) | [投票] |
★4 | こういうスタンスで成功している邦画は珍しいと思う。奇を衒うのではなく、ちゃんと意味のある演出がなされている。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 川島は何だかんだやってるが地に足がついてない感じで、本質による必然から遠いので歯車が噛み合わない。ロジカルに構築された新藤脚本の図式性ばかりが鼻につく。若尾文子の色気が特筆もんなだけに、やはり増村か市川ならと思わせた。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 詐欺師一家の破綻。守銭奴妾役の若尾文子がえぐい。 (しど) | [投票] |
★5 | これは狂言だ。この作品といい『ああ、爆弾』といい、日本の古典芸能とブラックユーモアは相性が良いらしい(<そうか?) [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 人間の欲深い醜悪な部分を、あるトンデモ家族を通して描いたブラックコメディの傑作。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | しとやかな客寄せパンダ女、若尾の正体は妖艶な雌ダヌキであった。しかして、彼女をめぐる大修羅場はムジナとキツネの合同住宅。都会の空気は、いささか彼らには悪すぎたようで…。伊藤雄之助、山岡久乃のムジナ夫妻の飄々たる日常演技が絶品。彼らの住まうただ一室のアパートが百鬼夜行の巷と化す。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★5 | 金に細かい新藤色の勝った作品で、戦後とともにどんどん煮詰まり行く彼の閉塞感の優れた中間報告の趣。続編は『絞殺』か。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |