★3 | 情の薄い母親と情の厚い娘。全く対照的な二人だが、なんだかんだで永遠にくっついているのではないかと思わせる関係は磁石のN極とS極みたいだったノシ (TOMIMORI) | [投票(2)] |
★3 | ダメな父親の話は他に山ほどあっても、ダメな母親というのはちょっとない。と言うより話として成り立ちにくい。敢えてそれに挑戦した木下恵介はさすがだが、ただ単にダラダラ長いだけで格調に欠ける。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | 母親(乙羽信子) のやりたい放題は笑って見ていられるギリギリのラインだが、そのへんが気持ち良かったり、この映画の魅力。そこに食ってかかる娘(岡田茉莉子)とのツーショットの迫力は永久保存版。セット美術の素晴らしさも忘れてはならない。 (檸檬) | [投票(1)] |
★3 | 徹底的ダメ母と腐れ縁で振り回され続ける娘との編年記なのだが、どうにも母親の乙羽が熱演するほどに皮相にも柄じゃない感が浮き出る。エロスが不足なのだ。同じ有吉『紀ノ川』と比較してしまうのも痛く木下のビジュアルセンスの甘さが露呈する。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 徹底した木下の客観視線(楠田浩之のカメラ)が、反目と馴れ合いの繰り返しが緊張と安寧の心地よい相互依存であることを暴露する。後半の郁代(乙羽信子)、朋子(岡田茉莉子)、八郎(三木のり平)の言動がユーモアを漂わせるのはそのせいだ。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 10年振りくらいに見て、前回より面白く感じた。後編、終戦後が少しダラダラしている。岡田茉莉子がハマり役。母親に対するヒステリックな様がおかしくて笑える。乙羽信子は原作とはイメージがちょっと違うが、まぁこれはこれで良い。['05.10.30 新文芸坐] (直人) | [投票] |