★4 | 渡辺文雄や戸浦六宏ら、役者陣の演技が面白すぎる。小山明子扮する姉が現れてからのR君の心境の変化がなんとも悲しい。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★5 | 死刑囚の世界に外の役者も観客ものめり込むような感じ。日本人が彼を死刑にしようとしていたのではないか?悪い意味での日本人を強く意識させる映画でした。 (chokobo) | [投票] |
★2 | 私の立場は変らなかった。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | まだ日本にこだわりがあった時代ですね。『月はどこへ行った』との距離や如何?映像へのこだわりも良かった。 (ぱーこ) | [投票] |
★5 | 制度や差別への言及を仮初とは言わぬが、大島が徹底して拘るのは「反権力」の一点。それは観客への強烈なアジテートとなり俺達を揺さぶる。技巧の冴えも突出し閉塞空間からロケへの空間転移は鮮やかの極み。ロジカルなシナリオってこういうのを言うのだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 発想が面白い。コメディかと思うほどコミカルな展開なのに、最後にゾッとさせられる。 (直人) | [投票] |
★4 | 無責任上司、小役人、権威の犬、虚無医師、法務官僚、宗教道徳家がR少年を取り囲んで繰り広げる寸劇の馬鹿馬鹿しさと製作者の誠実さは比例するのである。国家(の安定及び納得)の為に行われる殺人として死刑と戦争は同義である、って論理に痺れた。ただ本職でないにしても石堂淑朗の教誨師の演技は酷過ぎた。 (町田) | [投票(2)] |
★4 | 舞台もの的観念劇に陥りそうな脚本ながら、限界まで濃密に設定された空間を、縦横無尽に行き来する計算され尽くしたカメラワークが秀逸で、見事な飛翔をみせる密室映画の傑作。死刑制度を超越し、北朝鮮をも含む全ての国家を懐疑するアナキスト大島の面目躍如。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 死刑是非、民族及び性犯罪と想像性の問題など重いテーマを、死刑場という空間でごった煮してどす黒い笑いに昇華させた大島の見事な論理力と構成力には感服するばかりだ。が、後半次々と問題を提示しすぎた故にその論理も消化不良気味。 (マッツァ) | [投票] |