「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
フランス軍中尉の女(1981/英) |
ファウルズにハロルド・ピンターの組み合わせ。というだけで、クラクラくるのだけど。映画では、小説と舞台お得意の現実と虚構の織り成す世界を描いているものの、役者と監督の力量で奇妙なリアリティが挿入され。。もう、単純に面白くさせてるだけでだ大感動。 (ALPACA) | [投票(1)] | |
俳優が役に侵食されていくという新味なき題材も高度な手練により再構築され蘇る。英国の古典と現在を橋渡す両雄ライス・ピンターの初邂逅が到達したトリッキーな構成が全くもって痺れる。熟達フランシスの撮影はじめ総てのパートが一級品の輝き。 (けにろん) | [投票] | |
劇中のグローガン医師は産婦人科医のようだが、彼の部屋には精神を病んだ人の顔写真や、人の頭蓋骨が置かれている。これは性愛と死が表裏一体である物語の暗喩ではないのか。そして狂気と死は、共に‘虚構’が常にその内に孕んでいる要素でもある。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |