★5 | サイレン。銃声。電話の発信音やダイヤル音。カメラのシャッター音。タクシーやバイクで去っていく女たち。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★5 | この映画の中には不思議な境界線が存在して、人物がギリギリの先端上で蠢いているような気迫感があった。些細な出来事を発端に、触れてはいけない難問疑問が、己と心情をくすぐる展開に、誰が最初に触るのか?どの人物が主役なのか判らない所に面白さがある。 (かっきー) | [投票] |
★4 | 傑作。全くこの銃声には心臓が飛び上がる。純粋に行動しか描かれていないが故に登場人物が次に何をするか全く予測できず、ひいては画面がどうなるかを固唾を呑んで見守るしかなくなるのだ。そしてその末にたどり着くクライマックスの衝撃。本来複雑怪奇な筈の世界の様相を一面的にではなく、多面的に捉えるための一つの解答。エドワード・ヤンはこの方法論を遺作に到る5本の中で研ぎ澄ましていくが、あまりに少なすぎる数だ。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★5 | 「悲情城市」を抑えて’80年代台湾映画ベスト1に選ばれたそうです。誰が選んだのか判りませんが、この2作が選ばれたのは正しい。キネ旬に見習ってもらいたいものです。それにしても台湾映画界は凄まじいですね。 (岡田和雄) | [投票(2)] |