★5 | これは断じて反戦映画などではない。一個の純愛映画である。エゴイズムに充ちた愛など単なる自己愛だ、という人がいるけれどエゴのカケラのない愛だって単なる自己陶酔じゃないか。『清作の妻』見やがれ、と云いたくなる、そんな作品。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★5 | おカネと清作がはじめて対等に向かい合えたその瞬間、二人にはいかなる世間の嘲笑や迫害にも耐えうる覚悟ができたように思え、ひたすら涙がこみ上げた。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★5 | 主語が「私」か「我々」か。「私」を貫き通すカネにとって、清作が「我々の村」、「我々のお国」という避難場所に逃げ込み「私」として対等に向き合おうとしない限り二人の「私たち」の関係は成立しない。増村保造の蔓延する偽善愛への異議申し立て。
(ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 観終わったあと、ほんとうに身体が震えて止まらなかった。 (movableinferno) | [投票] |
★5 | 若尾文子はこういう女の役をやらせたら天下一品![追記あり→] [review] (直人) | [投票] |
★5 | 内容ももちろんだが視覚的にも凄まじい映画。今見ても全く古びていない。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | これが「アダムとイヴ」の話であることは明らか。楽園から追放される二人。そこから始まる新しい歴史。増村は戦後の日本映画において稀有な個性の持ち主だった、と改めて思う― [review] (淑) | [投票(5)] |
★3 | 戦争(国家)に浮気した夫と彼を取り戻したかった妻。[銀座シネパトス1] (Yasu) | [投票(2)] |