★4 | いまの頭のないバカ者らと,この頭で逆立ちしている若者らと,どちらにしても上手くいかないものだなあ。当時の若者が何を考えていたかを知るにはいい映画だ。 (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★5 | 個人の意志で体制と対峙することは比較的たやすいが、体制を変革するには集団としての運動が必要となる。ひとたび個人が集合体の一部と化した瞬間から、その集団が新たな体制となる矛盾。空虚なアジ演説の前に呆然と立ち尽くす若者達。やり場のない虚しさよ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★2 | 彼等が求めて止まなかった「自由・真の独立・民主主義」。社会主義革命を目指した彼等が自滅してくれたおかげで、日本はその後豊かな自由を得た。ただ、「独立」だけは出来なかったようだ。映画としては未熟過ぎるの一語。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★3 | 素人が作ったような映画だと思いましたが、新鮮で意気込みは通じる。しかし、青臭い匂いが全編たっぷり。演技以前の演出方法については疑問。 (セント) | [投票] |
★5 | 大島渚の映画って、その時代とともに体験しないと威力半減しますね。個人的にはスゲーなあと思います。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★3 | ライブ感覚を重要視した結果、とんでもなく早撮りしたのは分かります。だけどもっとゆっくり作るべきだったとも思います。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 自由と民主主義を謳いながら、結局内部告発と吊るし上げに終始するこの論争映画は不毛であり、大島渚がアブノーマル・ラブの作家に傾斜していったのも歓迎すべきだったのかもしれない。だがそう断言するには、この作品は後のものにない荒々しいエネルギーと魅力に満ちている。 (水那岐) | [投票(4)] |
★5 | 大島作品には「参加すること」が求められているのである。当事者意識無しに画面を眺めるだけではアラ以外の何者も見えてこないのである。これ程までに力強く論理的で、しかもミステリ的興奮に満ち溢れた作品は後にも先にも無いのでは。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★4 | 反体制闘争を描くに製作も制約を逆手に取った体制打破気分を横溢させるいう前代未聞の戦略。大島の空気を読む山師才能が全開。2世代の闘争の総括が呈示されたとも思えぬが吉沢京夫の空疎なアジテーションは或る意味50年後を予見していたかもだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | マジメなんだかバカなんだか。大総括合戦には博物館的興味をそそられる。珍妙な長回しといい、面白い映画であるのは確か。語彙豊富で流麗ながらも何一つ耳に入ってこない吉沢京夫の形式演説っぷり、芥川比呂志演じるヘタレ教授の造形も絶品。 (緑雨) | [投票(1)] |
★2 | 意図は分かるが映画としては退屈。4日で公開を打ち切られたのもわかるぞ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★1 | 内容の過激さ云々って問題じゃなく、公開4日で打ち切りになったのも納得な位、詰まらない。長廻しの多用は興味深いが、時間軸が10年前と現在を行き来するのは別に面白くないし、ラストに向かうに連れて朗読劇かと思うくらいセリフばっかりになって、映像である意味が無い。そのセリフも、中学生の屁理屈みたい。['07.3.20DVD] [review] (直人) | [投票] |
★3 | 当時、商業映画としてこのテーマは斬新だったろう。上位者の下位者に対する圧力と侮蔑、そこから生まれる集団的ハラスメント、方針の求心性と遠心性、構成員の日和見化と先鋭化・・・様々な組織内心理が精密に刻まれた稀有な作品。制作陣の心熱が伝わり、今なお脈打つ。 (ジェリー) | [投票(1)] |