★2 | この題材を黒塗りの日の丸で規定してしまうところに大島の横暴を感じる。情緒的な泣かせと政治的な反権力指向の狭間で物語は宙に浮いて居所を失う。後者であるならよりブラックな諧謔を、前者であるなら木下イズムへの転向をだが、それはできぬ相談。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 本当に寒そうな北海道の本当に冷たそうな雪の中、本当に辛そうな顔をしている幼児とは対照的に、頑固なまでに「少年」を演じる少年。それに応えるかのごとく、見事に崩れていく雪の塊。このシーンだけでも素晴らしい映画だと思う。 (ナム太郎) | [投票] |
★4 | 継母と少年の微妙な関係。車道に突き倒されても、継母を慕う。大島渚の怒りが静かな映像の陰から地響きのように震えている。きっと伝わる、あなたにも伝わる。 (sawa:38) | [投票(5)] |
★3 | 幼児虐待。子供を食い物にする親って、いつの時代にも存在するのだなぁ・・・。 [review] (Linus) | [投票(2)] |
★5 | 黒い日の丸を背負う「少年」。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |
★3 | 子供は親を選べない。051103 [review] (しど) | [投票(1)] |
★4 | 田村孟はホンット色んな事件を見つけてくるねぇ〜。関心してしまいます。左右非対称の図式的画面など”らしさ”も保ちつつ、大島作品としては異例の平易さで子供にも見せてあげられる良作。 (町田) | [投票] |
★4 | 少年がつらい現実を受け入れていくのと同時にファンタジーで心のバランスを
とろうとするのが何とも切ない。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票] |
★3 | 巨人の帽子が黄色いってとこがミソ。 (リーダー) | [投票] |
★3 | 継母にとともに脱出を図ろうとする少年に向かって、肩の傷痕をさらし戦友の死をがなりたてる父親の被虐的諦観に戦後20余年を経てなお社会の底辺に隠れ徘徊する敗戦の亡霊を見る。冒頭の黒い日の丸ほど寡黙に国家を挑発したシーンを私は見たことがない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 供述調書みたいに淡々と不気味な少年のナレーションが次第に物悲しく聞こえてくる。
(TOMIMORI) | [投票] |