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森谷文子の映画ファンのコメント

海炭市叙景(2010/日) 無防備(2007/日)が好きな人ファンを表示する

そこのみにて光輝く(2013/日)************

★5人は救い難い状況の人たちに接することはあっても寄り添い続けることはできない。綾野のトラウマは方便としの機能しか為さぬがそれでもいいのだ。一方で姉弟の映画として一切の直載な会話を廃し尚切ないまでの想いが迸っている。空気まで演出し得ている。 (けにろん)[投票(9)]
★3大きさを比較するのにタバコを置いたりするじゃない?そういうのが足りないと思うんだ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★3あんな不味そうな飯を、うめぇうめぇと食べるような、どうしようもない人間達。それに感動出来るかと言われれば否。パチンコする人間のイメージが悪くなっただけで得がない。66/100 (たろ)[投票]
★5函館とはかくも人の営みを写して哀しく美しいか、、。「海炭市叙景」と同じく、そこにある風景はバラックのような廃墟であったり、ゴミ溜めのような決して見たくないものなのに、何故かくも強く心惹かれるのだろうか、、。 [review] (セント)[投票(8)]
★4画面から漂うすえた臭い。古畳にたっぷりと染み込んだ血と精液のミックス臭を放つ、根源的な人間のどうしようもなさに初めは拒絶感を覚えるが、映画の中で何度も光と夜の闇とを繰り返されるうちに、どうしようもないからこそはっきりと見える、希望の輪郭が美しく、貴い。 [review] (まー)[投票(7)]
★4ずんぐりと弛緩した千夏(池脇)の体型から、どうしようもない生活の「重量」が垂れ流される。その重さを引き受けることで蘇生しようとする達夫(綾野)の目もまた澱み覚束ない。不完全な2人を包む光だからこそ神々しいまでに輝かなければならないという啓示。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★4「大事にしてっから・・・おかしくなんだべや!」という台詞が僕にとっての全て。ギリギリの線状で爪先立ちする主役3人の描写の緻密さにキリキリと胸を締め上げられるが、この彼岸の高橋和也あってこそ(グッジョブ)。夜明けの撮影が会心だが、ラストカットは僕も蛇足だと思います。 (DSCH)[投票(2)]
★4縦んば菅田将暉がおらなんだら如何ほど味気ない映画に成り果てていたかしらと、想像するだに怖ろしい。(演出意図の範疇とは云え)綾野剛のカラッポ男ぶりとは対照的に身の詰まったキャラクタリゼーションだ。近藤龍人は日本列島の光線とますます親密な関係を築き、北海道の暑気を首尾よく捉まえている。 [review] (3819695)[投票(13)]
★4原作は80年代の衰退していく地方都市を舞台にした、ハードボイルド的な男性目線の小説ですが、そこに女性の視点・感性を取り入れ、時代設定も80年代から今に移すことにより新たな世界観を構築しています。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★4周囲八方をきわめていびつに肥大した不幸に囚われた池脇千鶴にとっての救済は、総てを笑劇にし丸め込んでしまえる弟・菅田将暉による癒しなどではなく、畢竟、ただの透明で空虚な入れ物にすぎない綾野剛に丸く収納して貰うことでしか在り得なかったのだろう。綾野は受動的にしか動いていないし、この物語においてはむしろ池脇の存在そのものに救われる彼の印象が強いからこそ、なおさらのことだ。 [review] (水那岐)[投票(7)]