「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
女囚さそり 701号怨み節(1973/日) |
全共闘崩れというリアルワールドと遭遇した虚構世界のヒロイン、ナミは必要以上に黙するしか処する術がないようだ。それはそれで面白くもあるが、矢張り終盤、女子刑務所内に舞台が移るとホッとする。「さそり」とは良くも悪くもそういう物語なのだ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
マザコン革命挫折野郎田村正和の未練がましい抵抗など、松島ナミ(梶芽衣子)の眼光に秘められた底知れぬ怨念と所詮対峙しうる分けが無いのだ。70年代が生んだ最も悲しく美しい負のヒロイン。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |