「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
狼と豚と人間(1964/日) |
3兄弟配役の不親和と、壮大なドヤ街のリアリズムの下でのバタ臭い日活アクションもどきの混沌が闇鍋状態で沸騰するかの期待は、中盤に舞台をアジトに移してからはものの見事に停滞してしまう。兄弟の確執も何処へやらの体たらく。江原・中原は好演。 (けにろん) | [投票(1)] | |
前半はもう切れ味抜群の犯罪活劇。後半は少々理詰めの窮屈さを感じるが、三國連太郎の被写体としての圧倒的存在感が映画の質を維持し続ける。アクションだけでない、野外ロケの見事さから突然歌いだすミュージカルに斜めに傾けたカメラの醸し出す焦燥感など60年代深作欣二のかっこよさを味わえる秀作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |