「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
黄金を抱いて翔べ(2012/日) |
物語の背景に「半島」や「新左翼」という硬質ファクターを匂わせ、過剰な暴力とコテコテ笑いをを随所に配置する。前半に関しては惚れ惚れする捌き具合だった。だが、そういうのを全部置き去りにし段取り劇に墜ちる後半。80年代のダメ井筒の復刻版。 (けにろん) | [投票(2)] | |
錯綜する事象を1カットか、せいぜい2〜3カットで完結させてしまう手際が、心地よいスピードと緊張を生む。北川(浅野)の牽引力となるニヒルな「軽さ」により、常に情感よりも行動が優先し物語がベタつかず乾いているのも好感。犯罪映画に過剰な湿気は不要の見本。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |