「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
歌麿をめぐる五人の女(1946/日) |
溝口の要求に応えうる芝居が出来るかどうかという女優としての力の違いと言ってしまえばそれまでだが、五人の女というわりには、おきた(田中絹代)以外の女の造詣が単調で形式的なため作品に重層的なふくらみを感じない。もう少し映画的に楽しませて欲しい。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
溝口は、情念に突き動かされる女たちをただ見つめることに徹する映画監督としての自分の姿を、歌麿に投影していたのだろうか。劇中で歌麿は、女たちに「描かせてくれ」と迫ったり、絵師としての強情を張る場面以外は殆ど受動的な人物として描かれている。 [review] (煽尼采) | [投票] |