「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
嘆きの天使(1930/独) |
マレーネ・ディートリヒは既に恐るべき存在感で得体の知れないオーラを放っている。こんな最初期からも年齢不詳だということが分かる。ただし、まだかなりポッチャリしており、この点では若さを感じる。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
下宿と教室を往還するだけの狭い世界観は扇情世界の端っこに触れただけで瞬時に崩れ去る。それを甚振るかのような嗜虐の積み重ねがコケコッコーで完遂されるのだが悪意の奔流にゲップ出そう。しかし、長い苦しみの果ての眠りを慈しむかのような視線は暖かい。 (けにろん) | [投票] | |
笑っちゃだめオーラを発する堅物男のお間抜けという微妙で上質な笑いから、焼きゴテ幾振りかを経て一気に悲壮へ。なんて秀逸。冒頭のどうせ鳴かないと言われた小鳥としげしげとそれを見る彼もとても気になる。教授は籠を出てコケコッコーと鳴いてみたのだろうか。 (mal) | [投票(3)] |