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一度も撃ってません (2019/)

[Comedy/Crime/Film-Noir]
製作総指揮木下直哉
製作榎望 / 菅野和佳奈
監督阪本順治
脚本丸山昇一
撮影儀間眞悟
美術原田満生
音楽安川午朗
衣装岩崎文男
出演石橋蓮司 / 大楠道代 / 岸部一徳 / 桃井かおり / 佐藤浩市 / 豊川悦司 / 江口洋介 / 妻夫木聡 / 新崎人生 / 井上真央 / 柄本明 / 寛一郎 / 前田亜季 / 渋川清彦 / 小野武彦 / 濱田マリ / 堀部圭亮 / 原田麻由 / 柄本佑
あらすじその男石橋蓮司はかつて純文学の小説を出版した編集者佐藤浩市に今も時おり、作品を渡していた。古臭くてとても出版に値しない小説だが、その内容は「伝説の殺し屋」の仕事と言われる未解決の事件を、実にリアルに事細かく綴ったものだった。そして今日もその男はなじみのバーに顔を出す。そこは裏社会と深くつながった元検事岸部一徳、かつてのミュージカルスター桃井かおりがつどう、如何にもワケありのバーだ。一方、その男の妻大楠道代は、何も話さない夫の行動に「浮気?」を疑ったりするのだった…阪本順治監督が石橋蓮司主演で贈るハードボイルド・コメディだったりする。(100分) (シーチキン)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4心優しきハードボイルド。予告編を見た時、もっとコメディ色が強いのかと思ったのだが、いやなかなかのハードボイルドだ。「ハードボイルド」という言葉は、ジャンルじゃなく「文体」というか雰囲気を表した言葉であり、「コメディ」は「ジャンル」なので、そもそも言葉の対比は明晰でない、とは思う。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★4マジとシャレの均衡線上を行き来する丸山脚本を滋味が馴れ合いを辛うじて封殺した老人同窓会が演じるメタ構造がスリリング。俺たちは決して安穏に終わらぬという決意の表明が彼方にいる原田への連帯に繋がる。犇めき合うバーの人捌きなど撮影もいい。 (けにろん)[投票(5)]
★415年くらい前、新宿の某天ぷら屋の前に、「なんかすっげえおっかないけど異様にカッコいい、いかにも只者ではなさそうなおっさん」が佇んでいて、恐々遠くから見入ったら石橋さんだったことがあります。まんま、この感じでした。趣味が良いとはとても言えぬファーをまとった見知らぬ女性と夜の街に消えたのです。 [review] (DSCH)[投票(3)]
★4売れない作家は家族に隠れ、はぐれヤメ検は家族に見放されてもスタイルを捨てられない。そんな芝居をベテラン役者がスタイルでこなす。大映仕込みの大楠の正当芝居に、アドリブの瞬発力で応じる桃井の“乱取り”合戦。爆笑ではなく「この失笑」を楽しめる幸福。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4主演4人の平均年齢からすると、これは老いの加齢臭いっぱいの映画かな、と思いきや、若手俳優も多く参加し、とっても楽しい忘れられない映画になりました。 [review] (セント)[投票(3)]
★4松田優作シンドロームの丸山昇一が手掛けたレクイエム。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4古くて懐かしい昭和の香りが全編に漂うのは、その手の雰囲気が好きな人(私とか)には嬉しい。コメディというより哀愁感の強い喜劇で、笑って楽しむような映画ではないが、遊び心満載であることだけは良くわかる。ただそれがやや、身内受けっぽいのが難点。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★3なんだか、松田優作さんの幽霊がさまよっていそうな作品。そのカウンターの、はじっこの方に。 [review] (Shrewd Fellow)[投票(3)]
★3立場上、常に筋の発火点となる岸部の周りにイベントが堆積するばかりで、石橋は岸部と実際にリスクを負う妻夫木に寄生しその間で埋没している。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
Ratings
5点0人
4点11人***********
3点3人***
2点2人**
1点0人
16人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

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