★4 | オー!マイDJ(2004/韓国) | 視覚障害を持つ女性ギョンウ(イ・ウンジュ)は、失恋をきっかけに郊外の町に引っ越してきた。勤め先から帰るバスはいつも遅れ、車内ではヘンなラジオ番組が流れている。実はそれは本物の放送ではなく、DJマニアのバス運転手サンヒョン(イ・ボムス)がテープに吹き込んだものだった。そのサンヒョンはある日、家の近所でギョンウにばったり出会う。いつも乗るバスの悪口を言う彼女を前に、サンヒョンは思わず自分の身分を偽ってしまった。次第にギョンウが気になりだしたサンヒョン、果たしてこの“二重生活”を続けられるだろうか?[105分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | 亀も空を飛ぶ(2004/イラク=イラン) | イラク奥地にあるクルド人の村。米軍によるイラク空爆が近く来るのではという不穏な空気の中で、村の少年たちはリーダー格のサテライト(ソラン・エブラヒム)を筆頭に、衛星テレビアンテナの設置や地雷を掘り起こす仕事で、うまく立ち回っていた。ある日、村に難民の兄妹がやってくる。両腕のない兄(ヒラシュ・ファシリ・ラマン)と、幼い子を連れた妹(アヴァズ・ラティフ)。しかしこの兄妹には、サテライトたちが知らないある秘密があった…。[97分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★4 | 伯爵夫人(1967/英) | 駐在先の香港からアメリカに帰ることになった政治家・オグデン(マーロン・ブランド)は、帰国前夜、ロシアの伯爵夫人・ナターシャ(ソフィア・ローレン)と出会った。翌日、アメリカへ向かう船上の人となったオグデンは、彼の船室にもう1人の“乗客”がいるのを発見する。香港での亡命貴族という立場から逃げて、アメリカへ密航しようとするナターシャであった。スキャンダルを恐れるオグデンと、何が何でもこのチャンスをものにしたいナターシャ、2人の奇妙な船旅が始まる。[120分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票(1)] |
★3 | サヨナラCOLOR(2004/日) | 医師の正平(竹中直人)は居酒屋の女将を愛人に持ち、女子高生とも援助交際を繰り返すなど怠惰な生活を送っていた。しかしその生活は、ある日彼の病院に入院してきたある女性によって一変する。子宮ガンだというその女性は、正平が高校時代に片想いを寄せていた、未知子(原田知世)であった。[120分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | 春の調べ(1932/チェコスロバキア) | 新婚のエヴァ(ヘディ・キースラー)は、夫・エミール(ズヴォニミール・ロゴス)との性格の不一致に悩んでいた。親子ほども年の違う夫は性的にもエヴァを満足させることができず、彼女の不満は募るばかりであった。ついに離婚を決意したエヴァの前に、ある日若い男(アリベルト・モーグ)が現れて…。[95分 (オリジナル版)/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★3 | 骨(1997/ポルトガル=仏=デンマーク) | リスボン、移民の多く住むスラム街。ティナ(マリア・リプキナ)が出産を終えて病院から戻ってきた。将来に絶望したティナは、子ども共々ガス自殺を図るが、子どもの父親(ヌーノ・ヴァス)に助けられ、子どもはこの父親に連れられていってしまう。一方、回復したティナは同僚・クロティルド(ヴァンダ・ドゥアルテ)の助けを借りて二人の行方を探し回るが…。[94分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★4 | ニライカナイからの手紙(2005/日) | 沖縄・竹富島。この島に生まれ育った少女・風希は、おかあ(南果歩)と暮らしていた。ある日、おかあは東京へ出ていき、そのまま帰ってこなかった。その後年に一度、風希の誕生日に届く手紙だけが、おかあと風希を結ぶ手だてとなった。やがて成長した風希(蒼井優)は、東京に出ておかあに会いたいと思うようになるが、おじい(平良進)はなぜか、頑なに反対する…。[113分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | カーテンコール(2004/日) | 自ら抜いた特ダネ記事が原因で福岡のタウン誌に「都落ち」してきた、編集者見習いの香織(伊藤歩)。そこへ投稿されてきた1枚のハガキが、香織の興味を惹く。それは昭和30年代、下関の映画館で舞台に立っていた「幕間芸人」についての内容だった。さっそくその映画館「みなと劇場」に赴き、当時を知る従業員・絹代(藤村志保)に取材を始める香織。その話から浮かんできた、その芸人──安川修平(藤井隆)の人生は、香織が想像していた以上に深く、波乱に富んだものだった。[111分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★4 | HINOKIO ヒノキオ(2005/日) | ある日、学校に一体のロボットがやってきた。それは、母親(原田美枝子)を亡くしたショックで自分の殻に閉じこもったままのサトル(本郷奏多)が、父親(中村雅俊)が開発したロボットを遠隔操作して、自分の代わりに学校に通わせているのだった。材料はヒノキというこのロボットをHINOKIOと名付けたクラスメートのジュン(多部未華子)たちは、最初HINOKIOを疎ましく思い、やがて仲間に入れ、そしてHINOKIOの“向こう”にいるサトルに興味を持つようになっていく。[111分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★5 | 輝ける青春(2003/伊) | ローマに暮らすカラーティ家の1960年代から2000年代までの年代記を、ニコラ(ルイジ・ロ・カーショ)とマッテオ(アレッシオ・ボーニ)の2兄弟を中心に、フィレンツェの大洪水、トリノの学生運動、過激派組織「赤い旅団」によるテロ事件など、イタリアの現代史に起こった事件を織りまぜて描く。当初TVシリーズとして製作されたが、カンヌ国際映画祭で受賞したことをきっかけに劇場公開された。[366分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★4 | ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア) | 1945年4月、アドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)率いるナチスドイツは連合国相手に敗色が濃厚だった。ソ連軍の爆撃を避けて地下壕の司令部にこもり、戦況を立て直そうとするヒトラーと、その無謀な作戦にもはやついていけない側近たち。そんな中、ヒトラーの秘書であるトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)は、彼の行動の一部始終を間近で見守っていた。[156分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(4)] |
★4 | エレニの旅(2004/ギリシャ=仏=伊) | 1919年。革命によってロシアを追われ、先祖の地ギリシャにやってきた難民たち。その中に孤児の少女・エレニはいた。難民たちの長・スピロス(ヴァシリス・コロヴォス)の養女として育てられ、成長したエレニ(アレクサンドラ・アイディニ)は、スピロスの息子・アレクシス(ニコス・プルサニディス)と恋に落ちた。やがて、その意に反してスピロスの妻に迎えられることになったエレニは、アレクシスとともに村を出る決意をする。しかしそれは、その先十数年にもわたって続く、悲しみの旅の始まりでもあった。[170分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★3 | FLY,DADDY,FLY フライ,ダディ,フライ(2005/日) | サラリーマンの鈴木(堤真一)は、仕事にも家族にも恵まれ、満ち足りた生活を送っていた。しかしある夏の日、一人娘(星井七瀬)が見知らぬ高校生に殴られて大怪我をする事件が起こる。その石原という高校生(須藤元気)は、大物政治家の息子でボクシングの高校チャンプだという。自分の力ではどうにもならない…。思い詰めた鈴木は、石原と刺し違える覚悟で乗り込んだ高校で、スンシン(岡田准一)という生徒率いる落ちこぼれグループと出会い、打倒・石原のためのトレーニングを受けることに。大切な家族のために燃える夏が、今始まる。[121分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | 星になった少年(2005/日) | 中学生の哲夢(柳楽優弥)の一家が経営する動物プロダクションに、ある日1頭のゾウがやってきた。ゾウを飼うのが夢だった母親・佐緒里(常盤貴子)が、無理をして手に入れたのだ。最初はおっかなびっくり、しかしすぐにゾウと心を通い合わせる哲夢。やがて、プロダクションにもう1頭の子ゾウが仲間入りするに至って、哲夢はタイで「ゾウ使い」になるための修行をしたいと思うようになった。大反対だった佐緒里もついに折れ、哲夢は喜び勇んでタイに渡る。それは、日本人で初めての「ゾウ使い」への道を哲夢が歩みだした瞬間であった。[113分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | メリンダとメリンダ(2004/米) | レストランで語り合う劇作家たち。その一人が話し出した「知人のパーティに飛び込んできたある女性」という話をどう解釈するかで、悲劇作家と喜劇作家がそれぞれの見方を披露することになった。売り出し中の俳優の夫リー(ジョニー・リー・ミラー)と音楽教師の妻ローレル(クロエ・セヴィニー)のホームパーティにやってきた、妻の友人・メリンダ(ラダ・ミッチェル)の物語と、売れない役者の夫ホビー(ウィル・フェレル)と映画監督の妻スーザン(アマンダ・ピート)の隣人・メリンダ(ラダ・ミッチェル、二役)の物語とを…。[100分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★4 | 帰郷(2004/日) | 母親(吉行和子)が再婚するという知らせを受け、久しぶりに故郷に帰ってきた晴男(西島秀俊)は、かつての恋人だった深雪(片岡礼子)と偶然に再会した。彼女にチハル(守山玲愛)という娘がいることを知った晴男は「晴男君にそっくりだよ」という深雪の言葉に動揺する。まさか自分に娘が…。深雪の家を訪ねてチハルに会った晴男は、深雪の言ったことが頭から離れぬまま、チハルと1日行動を共にする。[82分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★5 | ビッグ・パレード(1925/米) | アメリカの3つの町に暮らす3人の若者。ジム(ジョン・ギルバート)は上流階級の子息、ブル(トム・オブライエン)は酒場のバーテンダー、スリム(カール・デーン)は建築現場で働く労働者。折しも始まった第一次大戦に際し、彼らは志願兵として参戦する。同じ部隊に配属された3人はたちまち意気投合。やがて彼らはフランスの農村に駐屯することになり、そしてジムは、村の娘・メリサンド(ルネ・アドレー)と恋に落ちる。しかし村での楽しい日々も束の間、やがて前線への出動命令が下り、彼らが村を去るときがやってくる。[141分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★4 | ベルンの奇蹟(2003/独) | 1954年。ドイツ・ルール地方に暮らす少年・マティアス(ルーイ・クラムロート)は、居酒屋を営む母(ヨハンナ・ガストドルフ)、兄(ミルコ・ラング)・姉(ビルテ・ヴォルター)と暮らしている。サッカー好きなマティアスは、地元チームのエース選手、ヘルムート・ラーン(サーシャ・ゲーペル)に弟分として可愛がられていた。そこに、11年間シベリアに抑留されていた父・リヒャルト(ペーター・ローマイヤー)が帰ってきた。終戦後も心の傷癒えない陰鬱な父の様子に、一家の空気はがらりと一変する。[118分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | やさしくキスをして(2004/英=ベルギー=独=伊=スペイン) | スコットランド・グラスゴーの街。パキスタン移民2世の青年・カシム(アッタ・ヤクブ)は、カトリックの高校に通う妹・タハラ(シャバナ・バクーシ)を学校に迎えにきた時に、音楽教師のロシーン(エヴァ・バーシッスル)と出会う。DJとして働きつつ、将来は自分のクラブを開きたいというカシム。ロシーンも正教員の道を目指していた。次第に親密になっていく二人だが、移民としての生き方に固執するカシムの両親(アーマッド・リアス、シャムシャド・アクタール)にとって、息子がカトリックの白人女性と結ばれるなど、到底考えられないことであった。[104分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★4 | さよなら、さよならハリウッド(2002/米) | かつて2度のオスカーに輝きながら、今はCMの仕事で食いつないでいる監督・ヴァル(ウディ・アレン)に、久々に映画の話が舞い込んだ。しかし話を持ち込んだのはヴァルの元妻・エリー(ティア・レオーニ)。おまけに製作スタジオは、彼女を寝取ったハル(トリート・ウィリアムズ)の会社ときている。それでも贅沢は言えずに引き受けたヴァルだが、クランクイン直前になって致命的なトラブルが発生! エージェントのエド(ジョージ・ハミルトン)や、ヴァルの恋人で売れない女優・ロリー(デブラ・メッシング)まで巻き込んで、スタジオは大混乱。さて、この映画いったいどうなる? [113分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |