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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★4東京戦争戦後秘話(1970/日)大学紛争時代のある大学の映画部。元木(後藤和夫)は部員のひとりが高価なカメラを持ち出し、内容不明な映像を写したのちに「遺書」として残して飛び降り自殺した、という白昼夢を見る。それを一笑に付する友人の恋人・泰子(岩崎恵美子)を彼は怒りに任せて陵辱した。だが、確実に事件を信じる筈の元木がフィルムに込められたメッセージを皆目理解できない。すると泰子は、まるで自分が部員の真意を知っていたかのように、彼の最期に至る思いを吐露しはじめるのだった。〔94分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★4グエムル 漢江の怪物(2006/韓国)米軍在韓基地から、秘密裏に毒薬が漢江に流されて幾許かの年月が流れた。漢江のほとりで売店を営むカンドゥ(ソン・ガンホ)は、父ヒボン(ピョン・ヒボン)、娘のヒョンソ(コ・アソン)とともにTVで妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)のアーチェリー大会での活躍を見ていた。そんな時川べりに突如現われた「怪物」は、行楽客を襲いパニックに陥れた。そして逃げ遅れたヒョンソは、怪物に呑みこまれて消えてしまう。駆けつけた弟ナミル(パク・ヘイル)やナムジュに責められるカンドゥをよそに、事はさらに深刻になる。怪物と接触した人々の隔離が始まったのだ。だがカンドゥはヒョンソの生存を信じ、怪物に立ち向かう事になるのだった。〔120分/ヴィスタ〕[投票]
★4X―MEN ファイナル ディシジョン(2006/米=英)ジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が水流に呑まれ消息を絶ってからいくらかの時が過ぎたが、サイクロップス(ジェームズ・マーズデン)らが悲しみに打ちひしがれていた頃。ようやく穏やかになった世情のなかで、突如ミュータントを「治療」し、人間に「戻す」新薬・キュアの開発が明らかにされた。マグニートー(イアン・マッケラン)ら強硬派はこれに敢然と反発、各地でキュア廃棄運動が燃え盛った。その中で放浪のサイクロップスはジーンがいまだ生きていることを知り、再会の抱擁を果たす。だが、それっきり彼は帰らなかった。不穏な空気を感じ取ったウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は帰ってきたジーンを迎えるが…。〔105分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★4コント55号 水前寺清子の大勝負(1970/日)喧嘩友達の金市(萩本欽一)と次郎(坂上二郎)の喧嘩の原因は、つねに憧れの澄子(長山藍子)だった…彼らは中卒で東京に出ていったのだが、まだその頃は中卒は「金の卵」ではなく、お互いに些細な理由で最初の仕事場を追われた。そして金市と次郎は偶然にプロレスラー、新聞拡張員、セールスマンとなって同じ土俵で火花を散らしあった。10年の月日は流れ、金市は訪れたマンションで思いがけず澄子と再会した。彼女に先に逢い、プロポーズしたという次郎に敵愾心を燃やす金市は、澄子の世話を焼いていた上司の安藤専務(有島一郎)に、自分が澄子の婚約者だと名乗るのだった。〔85分/カラー/ワイド〕[投票]
★4時をかける少女(2006/日)少女・紺野真琴(仲里依紗)は些細な原因から命を落とすかもしれない事故に遭いそうになって、時を駆け戻った。和子おばさん(原沙知絵)の言うには、それは青春期によくあるタイムリープという現象なのだそうだ。真琴は、それが実に便利な能力であることを知ると、好き勝手に利用しはじめた。テストは先に問題を見て100点続き、好きな食べ物は食べ放題。いつも親しくしているふたりの男子、千昭(石田卓也)、功介(板倉光隆)に思いを寄せる友人にも、キューピッド役を買って出る。だが、ふたりが彼女を「女」として見ていることを忘れていた真琴だった…。筒井康隆原作小説の後日談的アニメ。〔98分/カラー/ヴィスタサイズ〕 [more][投票]
★4ヘイフラワーとキルトシュー(2002/フィンランド)ヘイフラワー(カトリーナ・タヴィ)とキルトシュー(ティルダ・キアンレト)は大の仲良し姉妹。学校に行くことになるしっかり者のヘイフラワーに較べれば、まだまだキルトシューはやんちゃ盛り。スパゲティが大好きな彼女は、おイモの食事なんか食べたくないのでした。家事より仕事のほうが得意なママが、科学者のパパに手を借りようとするのを聞いて、キルトシューは料理上手なお隣さんの姉妹の子供になろうとします。でも結局、心配してついてきたヘイフラワーともどもお巡りさんに連れ戻されてしまいます。ヘイフラワーは、ママがお家が大好きになって仕事をやめてくれるように、そっと神様にお祈りするのでしたが…。〔72分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4ローズ・イン・タイドランド(2005/カナダ=英)夢見る娘ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)の母親(ジェニファー・テイリー)はドラッグの処方ミスで急死した。それを悲しむ様子もなく、我流のやり方でママを葬ったロッカーのパパ・ノア(ジェフ・ブリッジス)は、ローズを伴って故郷のテキサスへと旅立つ。そして辿り着いたところは、とっくに死んだお祖母ちゃんが住んでいた草の生い茂る窪地の一軒家だった。だがローズを前に、パパ・ノアもまた意識を失ってしまう。孤独に飽きたローズは近辺に住む黒尽くめの女・デル(ジャネット・マクティア)と、その弟で少々頭が弱いディキンズ(ブレンダン・フレッチャー)とめぐり逢う…。〔117分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★4ライヤンツーリーのうた(1994/日)1945年、北海道。炭鉱で重労働を強いられていた中国人たちが脱走した。ひとり逃げ延びた王英仁(堀内賢雄)は、畑から作物を盗ってゆく償いに、母国の梨の種をそこに埋めていった。そして2年後。農家の娘・友子(鷹森淑乃)は口がきけず、家族から心配されながら毎日をおくっていた。彼女は満州で家族を失い、善蔵爺さん(大宮悌二)とともに帰国したのだった。そんな彼女が見つけた梨の若木から、友子は未だ放浪を続けていた王と出会う。たちまち彼になついた友子を見るにつけ、王は故国の妻を思い出し、子守唄を口ずさむのだった。そして友子は忌まわしい記憶と向かい合うことで言葉を取り戻すのだが…。作画監督:小野隆哉。〔90分/カラー/ワイド〕[投票]
★4はだしのゲン(1983/日)昭和二十年。日本全土はアメリカ軍の空襲に晒されていた。そんな当時の広島に、中岡元(宮崎一成)や弟の進次(甲田将樹)らは腹をへらしながらも逞しく生きていた。母の君江(島村佳江)は新たな子を身ごもり、長女の英子(中野聖子)が父(井上孝雄)の下駄づくりの仕事を手伝っていた。そして八月六日、広島に原子爆弾が投下される。外出していた者たちは悲惨に体を焼かれ、それを免れた者たちも残留放射能で次々に倒れていった。元は家族を次々に失うが、母の体のなかにある新しい命は無事であり、医者を頼れぬ元は自ら母の胎内にあった妹をとり上げるのであった。作画監督/富沢和雄。〔85分/カラー/ワイド〕[投票]
★4花と喧嘩(1969/日)天保水滸伝』に名高い坂東太郎利根川。大学ボート部の春子(美空ひばり)と吾郎(橋幸夫)は人も羨むカップルだった。6年後、車のセールスマンになった吾郎の所へ、彼を飯岡助五郎親分の子孫と見込んだ稲妻の藤二(財津一郎)が迎えに来た。しかし吾郎は一介のサラリーマン。気は短いが腕がついていかない。そんな彼が帰途、春子に生き写しの娘を呼び止めるが、彼女は桃太郎(ひばり二役)というれっきとした芸者だった。だが吾郎を気に入った桃太郎は、リベート付きで高級車の買い手を捜してやると言う。吾郎は彼女に惹かれるが、藤二も、彼の父・喜助(榎本健一)もこの関係まかりならぬと止めるのだった。果たしてその理由は?〔94分/カラー/ワイド〕[投票]
★4悲しき瞳(1953/日)修学旅行をひかえつつ、貧乏ゆえに小さな悪事をしでかしてしまう金八少年(中村正紀)。田辺先生(日守新一)の娘である瞳(美空ひばり)は、そんな彼を励ます。一方、世話好きの田辺はかつての教え子・阿久津(三井弘次)のたっての頼みで6万円の金を用立ててやるのだが、それは修学旅行の資金からであった。田辺は同僚の若き教師・益本(川喜多雄二)にその秘密を話すのだが、不肖の教え子でも無視はできないと語り、辞表を出すことを約束する。しかしその翌日、益本は全ての罪をかぶり旅行ができない責任をとろうとする。そして生徒たちの抗議文が届けられるに及んで、田辺はついに真実を口にするのだった。〔95分/モノクロ/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4拳銃無頼帖 抜き射ちの竜(1960/日)竜二(赤木圭一郎)は「抜き射ちの竜」と異名をとり、拳銃を持った敵の利き腕を撃ち抜いて抵抗できなくする男として知られていた。だが、麻薬漬けにされた彼は目標も定まらず、コルトの銀(宍戸錠)という男に加勢されて宿敵を倒すに至った。借りのできた竜二は、銀のボスである楊(西村晃)のために働くことになる。だが、楊も汚い商売をする男だった。ボクシングの腕を磨きながら八百長試合を命じられて地に堕ちた弟分・圭吉(沢本忠雄)、そして麻薬捜査官の妹である無垢な娘・みどり(浅丘ルリ子)のために、竜二は楊の悪行の核心へと一歩一歩迫ってゆくのだった。「拳銃無頼帖」シリーズ第1作。〔86分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票]
★4マザー・テレサ(2003/伊=英)マザー・テレサ(オリヴィア・ハッセー)は、イスラム教・ヒンドゥー教が衝突しあう独立前夜のインドにあって、傷ついたヒンドゥー教徒を助けたことで赴任地を変えられ、カルカッタの貧民街に戻ってくる。修道院の平穏な暮らしよりも病める貧者とともにあることを望む彼女は、托鉢で糧を得て食費すらも親のない子や、死にゆく異教徒たちのために献じることを日常としていたのだ。彼女の行動に否定的だったヴァチカンの監察官セラーノ神父(セバスティアーノ・ソマ)も同行することで考えを改め、協力を誓う。そして、マザーの望んだ「平和の村」と名づけられた救済の地が建設される。〔117分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4うつせみ(2004/韓国=日)青年チソク(ジェヒ)はバイクで留守宅を探してはその家に上がり込み、食事をとったり服を洗濯してベッドを拝借する暮らしを続けていた。ある日、いつものように忍び込んだ豪邸で、チソクは誰もいないと信じて羽根を伸ばし、くつろいでいたのだが、その一部始終は美しいが気弱な主婦・ソナ(イ・スンヨン)に見つめられていた。やがてふたりは目を合わせてしまうが、彼女を縛り付ける夫(クォン・ヒョゴ)からの電話があったにもかかわらずチソクの存在を知らせなかったソナに、彼は惹かれるものを感じ、暴君のような夫から救ってやろうとする…キム・ギドクの物語る現代の優しいおとぎ話。〔89分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4月給泥棒(1962/日)当世流行りのモーレツ社員の巷・クラウンカメラでも、吉本(宝田明)は群を抜くゴマスリ社員であり、出張帰りにも課長・部長・専務に付け届けを忘れなかった。人事部長(中丸忠雄)が息子を一流学校に入れさせたいとこぼせば、広告会社にクラウンの広告を発注し、かわりに裏口入学の話を取り付ける。女にも目のない彼は、ホステス和子(佐山和子)も稀に見る女と見るや真っ先に手を出し、「幸福とは自分が人より上に立ったときに味わえる」と人生哲学を語って感心させるのだった。そんな折、吉本はクラウンのライバル会社・オリバーカメラが、ザバール王国のバイヤー、ダゴン氏(ジェリー伊藤)に大幅買い付けを頼むとの情報を聞く。〔93分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★4関東無宿(1963/日)女学生トキ子(松原智恵子)の父親は、その街を拠点とする極道組織組長、伊豆(殿山泰司)であった。足下で働く鶴田(小林旭)に伊豆は言い知れぬ不信感を抱いていたが、トキ子の親友花子(中原早苗)は鶴田の甘いマスク、鋭い眼光の虜となり心を許すのだった。そんな花子を売り飛ばす三下に、渋面を見せるだけの伊豆の怖れるものは、むしろ組の縄張りを荒らす新興組織、吉田組の台頭だった。おりしも花子に心を寄せる吉田組のダイヤモンドの冬(平田弘三郎)は、この暴挙を知り命知らずの行動に出る。そして伊豆に命じられ鶴田も花子を追うが、彼の前に女博徒辰子(伊藤弘子)が現われる。『地底の歌』の鈴木清順版リメイク。〔92分/スコープ〕[投票]
★41リットルの涙(2004/日)14歳の夏。三人兄弟の長女として育った亜也(大西麻恵)は、転んでまともに顎を打ったことからおのれの体が病んでいることに気づく。脊髄小脳変性症。自分の意思に反して体が動かなくなってゆく難病だった。それをはっきりと知った母(かとうかずこ)は、相変わらず明るく前向きな娘が不憫でならない。亜也は体の変化を知るために、担当医から日記を書くように勧められる。一年ののち、口調はぎこちなくなり、活発だった亜也の歩行は困難になってゆく。そんな彼女を見守る高校の学友たち、そして助けてくれるパン屋の小母さん(松金よね子)だったが、高校を去り養護学校に転校する日は近づいていた。〔98分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★4ガルフォース(1986/日)太古より永劫の時を経て戦争を続けてきた「ソルノイド」と「パラノイド」。宇宙を二分する勢力同士は、蘇生しつつある惑星カオスを睨み激戦を繰り広げていた。その中で、パラノイド側の急襲をくらったソルノイドの巡恒艦「スターリーフ」は、副艦長エルザ(川村万梨阿)が中心となって形勢を立て直そうとしていた。少女兵たちによって構成されたスターリーフは、さらにデストロイ部隊の生き残り・ルフィ(鶴ひろみ)を迎え、アクシデントの中本隊を離れてカオスに着陸することとなった。だが、彼女らを襲う危機は二大勢力の謀略によって成るものであることが、次第に明らかになってゆく。キャラデザイン:園田健一。〔86分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4転がれ!たま子(2005/日)たま子(山田麻衣子)は外出時には鉄カブトを外さない24歳の引きこもり「少女」。美容師の母(岸本加世子)の家に住み、父(竹中直人)の自動車修理工場に遊びにいき、「日進月歩堂」の爺ちゃん(ミッキー・カーチス)の焼いた甘食を買いにゆくことだけが彼女の日課だった。しかしある日、爺ちゃんが倒れて店は無期閉店し、母は知り合いの坊さん(与座嘉秋)と電撃的な恋におちて再婚し、父はマスコミにアーティストと認められてアメリカに旅立つことになった。たま子、絶体絶命!?とりあえず甘食を手に入れるそのために、彼女の日常的冒険は幕を開けた。〔103分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4あおげば尊し(2005/日)小学校教諭を務める光一(テリー伊藤)の、同じく教師であった父(加藤武)が末期ガンと診断される。やるべきことはやり尽くした家族は、母(麻生美代子)の介護のもと、父を望みどおり自宅療養させるように取りはからった。同じ頃、光一が受け持つクラスの児童に奇妙なネット・サイトが人気を集めた。児童・田上(伊藤大翔)が探し当てたそれは、人間の死体写真を扱うサイトだった。光一は「消しなさい」と叱責するものの、本当の死を見せてやるべく田上を自宅に連れてゆき、父と対面させる。〔82分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]