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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017/日)「バミューダの亡霊」と噂される伝説の殺し屋ホーク(土師孝也)が日本に飛んだ。伊豆沖の賭博船に潜入し、そこに貯め込まれた大金を奪おうとするルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、そして峰不二子(沢城みゆき)の命を狙ってのことだった。そして賭博船を仕切る鉄竜会の組長(菅生隆之 )の用心棒として、すでにルパンらとは顔見知りの石川五エ門(浪川大輔)も同乗していた。だが、仕事のために船に火を放ったホークのために大混乱になり、巻き添えをくった組長は命を落とす。まんまと大金をせしめたルパン一家だったが、五エ門は鉄竜会をお払い箱になり屈辱の中稽古に没頭するのだった。そこに彼らを狙うホークが乱入する。〔54分〕[投票]
★3LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘(2019/日)峰不二子(沢城みゆき)は逃げ続けていた。彼女は難病に冒された少年ジーン(半場友恵)のため、勤務するゴッドフリー・マイニング社より5億ドルを横領したランディ(小原雅人)のメイドとして息子ジーンを守り抜く使命を帯びていたのだ。追うのは雇われた殺し屋、砂塵を操り呪いを撒き散らす怪人ビンカム(宮野真守)。彼の手にかかる前に自爆して消息を絶ったランディ亡き後、5億ドルの在処を知る者はジーンしかいなくなったのだ。ルパン(栗田貫一)や次元(小林清志)の手を借り、襲い来る危機を脱する不二子だったが、いつものお色気攻撃が通じない子供を前にしては、つい冷静さを失ってしまう。逃走劇の行方は…?〔56分〕[投票]
★3ミス・アメリカーナ(2020/米)「誰かに愛されたい。いい人と思われたい」カントリー歌手として大成した少女テイラー・スウィフトは、つねにそう思って歌い続けてきた。だが、彼女がグラミー賞を受け取ったステージに上がり、マイクを奪い取ったある歌手はこう言った。「この会場にいるビヨンセこそ、この賞に相応しい」…好意を振りまいて歌い続けた少女は、無からでも自分に向けられる悪意が生まれることを知った。そして今30歳を迎えようとするテイラーは、ファンの半分を敵に回すことになっても、許せない政治家への批判を口にする。ドナルド・トランプをして「25%彼女の歌が嫌いになった」と呟かしめた、テイラーの発言を支える信念とは何か。彼女の成長を助けた人々と経験を追う。〔85分〕[投票]
★3ホドロフスキーの虹泥棒(1990/英)大富豪ルドルフ(クリストファー・リー)。すでに老いた彼の遺産をめぐる親族会議にあたり、富豪は愛犬たちを優先し家族をないがしろにする発言で皆を怒らせた。だが、唯一遺産を受け取れそうな人物の名が浮かび上がった。ルドルフ同様に変人の甥、メレアーグラ(ピーター・オトゥール)という男だ。当のメレアーグラはといえば、愛犬クロノスが頓死したショックで気落ちし、下水道に住まいを移し隠棲していた。彼に仕える男・コソ泥のディマ(オマー・シャリフ)は気難しい主人に辟易しながらも、ルドルフの遺産が天下る日を夢見て毎日の食糧を盗んでは、メレアーグラに献上するのだった。そしてついに、ルドルフ急死の報せが届く。〔93分〕[投票]
★3音響生命体ノイズマン(1997/日)遙かな未来に建設された街、チャンポンシティ。ここで人々は激しい音楽の海のなかから「音楽の実」をとって食し、好き好んだ音楽に満たされて暮らしていた。だが狂人科学者のフランケン博士(納谷悟朗)によって生み出された、人造生命体ノイズマン(小桜エツ子)の都市の占拠によって世界の様相は変わる。ノイズマンは音楽の奔流のなかにある「汚い音楽」を嫌い、人々にそれを狩らせて結晶体に変換させていたのだ。音楽狩りを行なっていたトビオ(荻原秀樹)とレイナ(岡本麻弥)は、仕事中に偶然「音楽の木」を見つけ、禁忌を破ってその実を食べてしまう。するとふたりの前に新たな音楽の煌めきが展開されるのだった。『王立宇宙軍』の併映短編。〔16分〕[投票]
★3暗黒女子(2016/日)ミッション系の私立女子高校。ここで文学サロンを開き後輩たちの崇拝を一身に集めた美少女・いつみ(飯豊まりえ)が屋上より謎の投身自殺を遂げた。その夜、いつみの補佐役であった少女・小百合(清水富美加)によって、サロンのメンバーによる朗読会が開かれる。少女たちが朗読するのは、各々の少女たちが考えるいつみの死の真相をしたためた創作短編だ。貧しい出自ながら奨学生となった美礼(平祐奈)、作家としてすでに名声を得る志夜(清野菜名)、割烹店の娘でスイーツ作りの名人・あかね(小島梨里杏)、ブルガリアからの留学生・ディアナ(玉城ティナ)の4人が、言われるままに事件を解き明かす。その真相は?〔105分〕[投票]
★3キンキンのルンペン大将(1976/日)何をやらせてもワンテンポずれ、失敗してしまうダメ中年清十郎(愛川欽也)は、とうとう女房に追い出され故郷の山形を後にした。上野でこれからの行動を練ろうとする彼だったが、財布をスラれ貴重品を巻き上げられて一文無しになってしまう。そんな彼に救いの手を差し伸べたルンペンの会長(伴淳三郎)の庇護のなか、清十郎は公園を根城とするようになる。そして彼が出会ったのが、同じ山形から東京に来たものの会社が潰れ途方に暮れる娘・秋子(坂口良子)だった。彼女の身を案じた清十郎は、俄然気力を呼び起こされ靴屋の就職先を得てふたりで寝られる場を得るが、ボヤを出してクビになってしまった。もう面倒はかけられないと、秋子は姿をくらますが…。〔86分〕[投票]
★3ナイチンゲール(2018/豪=カナダ=米)19世紀、オーストラリア。微罪で流刑に処されたアイルランド女のクレア(アシュリン・フランチオージ)は、美貌と美声を英軍将校ホーキンス(サム・クラフリン)に愛され、囲われ女として過ごしていた。だが、そんな日々から解放される日は確実に予定されていたにも関わらず、全く機会が与えられないことにクレアの夫エイデン(マイケル・シーズビー)は反発する。それは激しい口論に発展し、ホーキンスはクレアを凌辱、そしてエイデンと幼子を殺害してしまった。そのまま逃げるように地方の上官のもとに向かったホーキンスを仇と狙い、クレアは愛馬と、アボリジニーの案内役ビリー(ベイカリ・ガナンバー)とともに復讐の旅に出るのだった。〔136分〕[投票]
★3ジュディ 虹の彼方に(2019/米)幼くして銀幕の寵児となった、『オズの魔法使』の主役少女ジュディ・ガーランドダーシー・ショウ)。芸能活動の犠牲とされる自由を渇望する彼女に、上役は言った。「自由を得たなら、君はただの冴えない娘になり誰からも愛されなくなる」…長じて子供たちの母となったジュディ(レニー・ゼルウィガー)は、度重なる遅刻・欠勤で信用を失い、巡業ツアーで食いつないでいた。元夫(ルーファス・シーウェル)は子らの親権を主張するが彼女は聴く耳を持たず、新天地ロンドンでのし上がる計画を実行する。マネージャーのロザリン(ジェシー・バックリー)や若き協力者ミッキー(フィン・ウィットロック)の協力を得、再起の時は来たかに思われたが…。〔118分〕[投票]
★3初恋(2019/日)新宿歌舞伎町。ボクシング界の若きチャンプ葛城レオ(窪田正孝)は、つまらぬ相手にKOを食らい脳腫瘍のためと宣告される。絶望し街を徘徊するレオの前に、少女モニカ(小西桜子)を引っ張ってゆこうとする男が現われる。男は任侠組織を裏切ろうとする加瀬(染谷将太)のウマい話につられた悪徳刑事・大伴(大森南朋)だったが、実情を知らぬレオにとっては助けを求める少女を連れ去る暴漢に過ぎず、反射的に鉄拳を見舞って倒してしまった。そして、彼らの行動に伴い巻き添えで殺された組員の愛人ジュリ(ベッキー)は復讐に燃え、武闘派幹部の権藤(内野聖陽)も背後にいる中国マフィアの存在を確信し、きな臭い風が巻き上がるのだった。(115分)[投票]
★3街から街へつむじ風(1961/日)ドイツに留学していた青年医師・晋一(石原裕次郎)が、荒れ寺になっている我が家に戻ってきた。彼はその敷地を借りて医院を開業すると意気込むが、住職の父(宇野重吉)の命ずるままに旧友大下(東野英治郎)の営む外科医院に勤めることとなった。しかし意気揚々と晋一が乗り込むと、大下医院はやくざが大きな顔で闊歩する劣悪な環境となっていた。たまりかねて客への狼藉に及ぶ連中に鉄槌を下さんとした晋一は、大下の息子・庄二(小高雄二)によって解雇されるのだった。そんな彼に大下は、近年暴力団に敷地の買い上げを迫られる庄二が、かつて手術中に誤って患者を死に至らしめたことを握られていると語る。晋一は義憤に燃えるのだった。〔76分〕[投票]
★3ヲタクに恋は難しい(2020/日)重度のBLヲタクである成海(高畑充希)は、OLとなったことで他社員に趣味がバレぬよう、自分を偽って暮らしていた。そんな彼女が、幼馴染みのゲーム人間・宏嵩(山崎賢人)と他ならぬ勤務先で出会い、生活上のメリットから交際を始めようと持ち掛けられる。そこに一片の愛情も含まれていないといえば嘘になるが、成海が宏嵩の家を訪れてもゲームしかすることなく時間は過ぎていった。恋愛の初歩すら知らぬ宏嵩は、先輩の花子(菜々緒)に交際のイロハを訊き、焦燥感のなか対策を練る。一方成海も、辛辣な口調で部下に接する蒲倉(斎藤工)に古風な男を見、彼から男の嗜好を教えてもらう。二人は慕情をはぐくんではゆくのだが…。〔114分〕[投票]
★3ラストレター(2020/日)裕里(松たか子)は自分と面影の似た姉の逝去を知り、その事実を伝えるべく、招待状の届いた姉の学生時代の同窓会に足を運んだ。あまりに若い頃とは異なった顔の皆の中、若さと美しさを失わない彼女は姉その人と誤解され、あまつさえ往時の思い人だった鏡史郎(福山雅治)の心までもざわつかせてしまう。恋心を募らせ、思いの丈を綴った彼のメールを発見した夫・宗二郎(庵野秀明)は激昂して裕里のスマホを水中へ叩き込み、裕里は鏡史郎に伝えるべきことばを手紙に載せて送らざるを得なくなる。だが、姉の名を騙った手紙の一通に、裕里の娘・鮎美(広瀬すず)は触れてしまった。母と鏡史郎、そして伯母の関係に興味をひかれた鮎美はひそかに動き始める。〔121分〕[投票]
★3アウターマン(2015/日)50年の長きにわたり支持されている特撮ヒーロー番組、『アウターマン』シリーズ。一作ごとに素顔を変える正義の宇宙人、アウターマンファミリーを演じたイケメン俳優たち(塩谷瞬 / 古原靖久 / 戸塚純貴)は、他ならぬその役に潰されてタレントとして伸び悩んでいた。そんな彼らを救うかのように、現実世界にアウターマンが現われ、続発する地震と各地でのガス噴出事件より人々を守ると公言する。椿事に湧く大衆をよそに、防衛庁に現われた異端の科学者(筒井巧)は、アウターマンこそが地球を仲間の住みよい環境に改造している、と訴える。地球を救えるのは「宿敵」シルビー星人(Gero)だけだというのだ。防衛庁は極秘調査に出る。〔82分〕[投票]
★3黒の栖 クロノス(2014/日)真(花江夏樹)には、昔から死者をおくる黒衣の男女たち…「死神」の存在が見えていた。死神は電車の前に、ビルの屋上に敢えて進んでゆく者たちに寄り添い、天国に迷わず送り届けるのだ。真がそれを傍観していたのは、「運命」に抗う術などないからだった。それでも高校に通う真には、生き甲斐である恋人・葉月(大地葉)がいた。明朗闊達で才能にも恵まれ、NASAから声をかけられているという彼女の近辺には、しかし年若い死神の晶(小野大輔)が付かず離れずまとわりついていた。今度ばかりは静観できない真は晶を退けようと抵抗するが、その夜葉月は事故に遭って入院する。彼女の魂の昇天を阻むべく、真は晶に挑む。〔25分〕[投票]
★3命みじかし、恋せよ乙女(2019/独)酒に溺れ家族と離反したカール(ゴロ・オイラー)は、孤独のなかにあって誰かに助けを求めていた。そんな彼の部屋を日本人女性ユウ(入月絢)が訪れる。カールの亡父に世話になっていたと語るユウは、その墓前に参り家に落ち着いた。親たちを呼び寄せるような幻影を纏う彼女との日々。そのあいだに、カールは甥が兄クラウス(フェリックス・アイトナー)の政治活動を嫌い、引きこもっていると聞く。昔からクラウスと仲の良くなかったカールは喧嘩をするが、やがておのれの無力を知らされ、ユウに慰められるのだった。しかし彼女は姿を消し、面影を追って日本に飛んだカールを迎えたのは旅館の老女将(樹木希林)だった。〔117分〕[投票]
★3ラストムービー(1971/米)映画のスタントマンを務めるカンザス(デニス・ホッパー)は、ペルー高地の街に足を運んでいた。ここでウェスタン映画を撮るサミュエル・フラー監督のチームに彼は加わったのだ。だが、映画撮影という行為をよく理解しておらず、偽闘で倒れた撃たれ役をも心配する現地民をよそに、スタッフは乱痴気騒ぎに毎夜身をさらし、カンザスの嫌悪を誘うのだった。そんな撮影日も過ぎ、この穏やかな街に居残ろうと決めた彼は、スタッフが現地でスカウトしたマリア(ステラ・ガルシア)とともに居を構える。しかし、映画撮影時の行動を祝祭のように理解した現地民は、街を挙げて「最後の映画」をリアリズムに徹して再現しはじめるのだった。〔108分〕 [more][投票]
★3赤々煉恋(2013/日)樹里(土屋太鳳)は高校生のとき自ら命を絶った。それ以来、幽霊になった彼女は孤独で退屈な日々を送っている。彼女のかつての日常は、過度に愛情を注ぎ込んでくる母(秋本奈緒美)に見守られ、恋人未満友人以上の幼馴染み、潤也(吉沢亮)や新しい友人で悲観癖のあるミドリ(清水富美加)に囲まれて、それなりに楽しい毎日だった筈だった。だが、ミドリと潤也の関係をめぐって裏切りを冒してしまった樹里は、全てが馬鹿馬鹿しくてこの世におさらばしたのだ。それでも長すぎる孤独にうちひしがれた彼女は、自分の存在に目を向けてくれた幼女に嬉しくなるが、幼女の母(有森也実)が自殺に魅入られていることに気づく。〔83分〕 [投票]
★3人間失格 太宰治と3人の女たち(2019/日)つねにスキャンダルに晒され、自殺未遂を繰り返しながらもそのフェロモンで女たちを魅了する昭和の人気作家、太宰治(小栗旬 )。彼の良妻を演じ、愛人たちを呼び寄せる夫の遊興ぶりを「仕事」という言葉で片付ける美知子(宮沢りえ )をよいことに、太宰は作家志望にして美貌までも兼ね備えた静子(沢尻エリカ)を可愛がり、傍におくのだった。そして心のままに寡婦の富栄(二階堂ふみ)までもが、彼の心を共有する女たちの一員に加えられる。進行する病をあざむき享楽の海に浸る太宰に、周囲の文壇関係者の反感も募ってゆく。太宰は彼らに抗するかのように、人間の座を転げ落ちんとする己をモデルに小説『人間失格』の執筆を始めるのだった。〔120分〕[投票]
★3ある船頭の話(2019/日)山村に住む船頭トイチ(柄本明)は、川の両岸よりの客を対岸に渡す仕事を続けていた。川には西洋式の大橋が今しも渡されようとしており、完成の暁にはトイチが職を失うことは目に見えていたが、それまでの僅かな期間を彼は生業に費やそうとしていた。だが、年若い源三(村上虹郎)のみを友とする孤独を、婦人客(草笛光子)から指摘されたトイチはそれを率直に認めることとなる。そんなある日、ひとりの娘(川島鈴遥)が波に翻弄されつつトイチの船着き場に流れ着いた。息をしていた彼女にトイチは愛情をつぎ込むが、破局の日は近づいていた。『さくらな人たち』に次ぐオダギリジョー監督作品にして初の長編。〔137分〕[投票]