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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3エノケンの江戸っ子三太(1936/日)三太(榎本健一)は浪曲を唄い終わるまで熱い風呂を出ず、のぼせて戸板で運ばれるほどの江戸っ子気取り。彼は「ほ組」の火消しだが、侠客の大親分になろうという野望を持っていた…理解者は頭の子供、勘太郎(どんぐり坊や)だけだったが。それが嵩じて、頭の娘・お初(山懸直代)にいいところを見せようとし、いつも失敗を重ねる彼。しかしある日、賄賂を強要する殿様・松井軍兵衛(中村是好)に楯突いた頭に向け、軍兵衛が刀を抜いたのを見た三太は、「強きをくじき弱きを助ける侠客になる」と、火消しをすっぱり辞めてある親分の家に草鞋を脱ぐのだった。〔モノクロ/73分〕[投票]
★3奇談 キダン(2005/日)東北奥地の、かつてのキリシタン隠れ村。そこより程近い「はなれ」と呼ばれる集落は、不死者たちの里と噂されてきた。幼時、そこで少年とともに神隠しにあい、自分のみ生還した大学院生・里美(藤澤恵麻)は、村を訪れ、そこで異端の考古学者・稗田礼二郎(阿部寛)と出逢う。時を同じくして、はなれの山でひとりの男が磔刑に処され、その死体が村の神父(清水紘治)のもとへ運ばれてくる。この死体が、やがて滅び行くこの村を揺るがす、驚くべき奇跡の引き金となるのである。すべては村に伝わる聖書偽典のとおりであった。〔88分/カラー〕[投票]
★3劇場版 新暗行御史(2004/日=韓国)暗行御史は、東方の国の隠密要員であり、秘密裡に地方を巡っては悪政を糾弾し、良民を救っていた。だが国は滅び、暗行御史もただひとりになってしまった…。ムンス(藤原啓治)は砂漠を彷徨したあげく倒れ、ラクダを連れた少年に助けられる。だが、彼はムンスと乱れた故郷の話を終える前に、突如現われた食屍鬼どもに殺されてしまった。その頃ある国の領主は、少年の許婚者であるチュンヒャン(小林沙苗)を地下室に幽閉し、恋人になると言うまで責め苛もうとしていた。その領主のもとに、力を取り戻したムンスが現われる。だが、領主を葬ろうとした彼の眼前に、洗脳されたチュンヒャンが立ちはだかるのだった。作画監督:高橋英樹。〔87分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3悪名桜(1966/日)暴力団・ABCクラブに命令されて、邪魔な新聞記者に殴りかかった質屋の放蕩息子、猛(酒井修)を、近くで焼き鳥屋を開いていた朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)が止め、騒ぎを治めた。親に背を向け、やくざに憧れる猛を朝吉は家に泊め、懇々とさとすが、猛に聞く耳はない。そんな翌日、いきなり幼なじみの菊枝(市原悦子)が訪れて朝吉を驚かせるが、彼の父が勘当を解かぬまま死んだことを告げ、悲しませるのだった。その想いを胸に、強引に猛を質屋に連れていった朝吉は、家の面汚しだと父親・沢村(多々良純)にしめ出された猛を不憫に思い、堅気に戻れるよう家に連れ帰るのだが…。シリーズ第12作。〔85分/カラー/ワイド〕[投票]
★3悪名一代(1967/日)清次(田宮二郎)は喧嘩相手を誤って刃物で刺し、朝吉(勝新太郎)の前から姿を消してしまう。朝吉はと言えば無聊を持て余してあてどない旅に出、乗り込んだ列車で渡り仲居のお澄(森光子)と出会い、彼女の勤める旅館で接待を受ける。そこで妙な女に出会った朝吉は、見張り役の娘・環(勝山まゆみ)から彼女は蔦江(浜田ゆう子)といい、アメリカ帰りの祖母から三億円を受け取る身だと教えられる。翌日、朝吉とは昔馴染みの源八(上田吉二郎)が旅館を訪れ、蔦江を連れていこうとする。そんな蔦江のさだめに義憤を抱いた朝吉は、彼女を狙う大物・シルクハット(長門勇)に、蔦江を自分にくれと言い放つ。シリーズ13作目。〔89分/カラー/ワイド〕 [投票]
★3素っ飛び小僧(1960/日)原爆孤児の風来坊、素っ飛び小僧ことジミー(和田浩治)はアメリカ無断渡航で警察に連れていかれた。だが、唯一生きているかも知れない兄を求めての行動と判り、その点を大目に見られて見張りの刑事(葉山良二)をつけられて釈放された。その直後、お嬢さま・道子(清水まゆみ)のエンコした自動車を直してやったジミーは、その車で横浜に向かい、刑事を撒く。彼はさっそくクラブで負傷したドラマーの後を継ぐが、前ドラマーをしたたかに殴ったのは彼であることがばれ、あわやリンチに遭いそうになって踊り子の令子(白木マリ)のところに逃げ込んだ。そのジミーのハジキの腕を買い、スカウトしようとする連中がいた。〔80分/カラー/日活スコープ〕[投票]
★3恐喝こそわが人生(1968/日)関(室田日出男)、ゼロ戦(城アキラ)、お時(佐藤友美)とともに恐喝屋を営む駿(松方弘樹)は元はクラブの清掃夫だったが、店で闇酒を買っていることを聞いてしまい、しこたま痛めつけられた事から、逆にそれをタネにやくざを強請ることを思いついた。女優水原夏子(園江梨子)のいかがわしい写真で小金を稼ぐやくざを監禁して脅し、金を巻き上げて夏子をモノにする駿。ゼロ戦の親父をバラした顔役の、麻薬取引を滅茶苦茶にしたりもした。だが、ブローカー遠藤(石山健二郎)と政界の黒幕・水野(丹波哲郎)をめぐる仕事に食いついたのが、駿の大きな間違いだった。〔松竹大船/89分/カラー/ワイド〕[投票]
★3マゴニア(2001/オランダ)毎週一日、少年(ウィレム・フォーフト)の父の船員(ディルク・ローフトホーフト)は海から戻ってくる。そして、そのたびに新しい話をしてくれる。ロープの結び方の違いが無限であるように、物語も千変万化だ。声を潰した説教師のために、彼の声を甦らせようとする若き弟子の物語。荒野で暮す黒人親子の前に現われた旅の白人夫婦が、壊れた自動車を修理してもらう間に、失われつつあった希望を悟る物語。酒場の女将のため理想郷行きの船の設計図を描く船乗りが、それを拒む彼女のもとに帰ってくる「理想郷・マゴニア」の船乗りと出会う物語。語り続けるうちに父はつぶやく、「希望は、飛び去ってゆくものなのだ…」。〔112分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3清風明月(2003/韓国)朝鮮王朝に叛乱勢力の王が即位、国が乱れに乱れていた頃。「人斬り」の異名を持つ将軍ギュヨプ(チョ・ジェヒョン)は王たちより絶対の信頼を得ていた。だが謎の刺客により、叛乱で出世した大官たちは天罰のごとく惨殺されていった。そんなある夜、ギュヨプの部下は刺客の剣に「清風明月」の文字を見る。それはかつてギュヨプも剣の腕を磨いた武術訓練所の名であった!果たして刺客のひとりはギュヨプの往年の盟友、ジファン(チェ・ミンス)であり、そして、いま一人の女刺客は、訓練所を束ねた将軍の娘、シヨン(キム・ポギョン)だった…。〔99分/カラー〕[投票]
★3劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君(2005/日)小狼少年(入野自由)は失われてしまったサクラ姫(牧野由依)の記憶を取り戻すために、次元の魔女(大原さやか)の力を借り、並行世界を巡って記憶の破片である「羽根」を集める旅に出ている。今回立ち寄ったのは巨大な鳥カゴに国が覆われ、民がそれぞれに鳥を伴って生きる世界だった。小狼たちはそこで、世界を闇に閉ざそうとする父王によってお付きの鳥を奪われ、声を失ってしまった王女・知世(坂本真綾)と出逢う。〔30分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ルパン(2004/仏=伊=スペイン=英)「盗みは情熱だ!」父親は幼きアルセーヌ・ルパンにそう教えた…。徹底した義賊であった父だったが、ある日我が子の目の前で官憲に捕縛されたのち惨殺され、貴族であった母も後を追うように早世するのだった。そして十数年、ルパン(ロマン・デュリス)は父の志を継ぎ、富豪や貴族夫人のみからスマートに財宝を盗む紳士怪盗として名を売っていた。その姿に、幼き日のルパンを見ていた従姉妹のクラリス(エヴァ・グリーン)も陰に日向に応援を行なっていた。だが、ある日カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)と邂逅したことが彼の運命を狂わす。夫人は殺人も辞さない邪悪な女賊であったのだ。〔132分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3孤児ダビド物語(1935/米)カッパーフィールド未亡人(エリザベス・アラン)は我が子を身ごもっていた。だが、それは冷酷なマードストン伯母(エドナ・メイ・オリヴァー)にとっては歓迎されざる子であった。産声を上げた男の子は父の名をとってデヴィッド(フレディ・バーソロミュー)と名づけられ、すくすくと育つ。この頃から伯母の弟・マードストン叔父(ベイジル・ラスボーン)は未亡人と親密になり、それを知らぬデヴィッドは婆や(ジェシー・ラルフ)の故郷にしばし遊ぶ。そしてデヴィッドが帰ると、叔父は母の主人となっていた。勉強ができないと鞭の体罰をデヴィッドに加える叔父。その辛さに耐えるデヴィッドに、容赦なく不幸は襲い掛かる。〔130分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3あした元気にな〜れ! 半分のさつまいも(2005/日)下町の釣り竿職人の家に育ったかよ子(上戸彩)は、疎開先の沼津で、父ちゃん(林家正蔵)、母ちゃん(土井美加)をはじめとする家族が空襲に遭っていないかと心を痛めていた。果たして、かよ子のもとを訪れた兄の喜三郎(うえだゆうじ)は、自分とかよ子以外の家族は全ていなくなったことを告げる。悲しみに沈みながら、中野のおば(雨蘭咲木子)の家に厄介になり、出ていって行方知れずの喜三郎との再会だけを望みに毎日を暮らすかよ子。その頃喜三郎は、闇市で孤児の仲間たちを率い、生活費を自分たちだけの手で捻出しようと奮闘していた。『うしろの正面だあれ』の続編的ストーリー。〔90分/カラー/ワイド〕[投票]
★3ガラスのうさぎ(1979/日)敏子(蝦名由紀子)の父のガラス工場は軍の指定工場となり、父(長門裕之)は最後に彼女のためにガラス細工のうさぎを作ってくれた。戦況が激化する中、兄アキオ(佐久田修)も、もうひとりの兄カズオ(大和田獏)も南方へと出征し、敏子は母(長山藍子)をおいてふたりの妹と二宮へ縁故疎開することになる。だが、母恋しさに妹たちは勝手に東京へ帰ってしまい、敏子は母から当座の生活費を受け取り、妹を連れ戻さねばならなかった。 その間にも東京大空襲が始まり、敏子は残してきた母親や、戦地にいる兄たちのことを思っては眠れぬ夜を過ごすのだったが…。〔105分/カラー〕[投票]
★3失われた地平線(1973/英)アジア某国革命の中、英国大使コンウェイ(ピーター・フィンチ)は外国人たちの出国に尽力、最後の飛行機に新聞記者ジョージ(マイケル・ヨーク)、カメラウーマンのサリー(サリー・ケラーマン)たちとともに乗り込むが、飛行士は行く先をヒマラヤの奥地に定め、彼らを雪深い山奥において息絶えた。しばらくの徒歩の末、行く手に出現したのはラマ教寺院の領主(シャルル・ボワイエ)の治める理想郷シャングリラだった。ジョージはそこで舞姫マリア(オリビア・ハッセー)に心奪われ、コンウェイもまた教師キャサリン(リブ・ウルマン)に惹かれる。しかし、シャングリラは思わぬ秘密を隠していたのだった。〔138分/カラー〕[投票]
★3チョコレート(2001/米)ハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)はジョージア州立刑務所の看守であり、父譲りの徹底した人種差別主義者であった。彼は息子であり、部下でもあるソニー(ヒース・レジャー)がレイシストになり切れない軟弱さを抱えていることを嫌い、黒人死刑囚マスグローブ(ショーン・コムズ)の処刑の際、取り乱してしまったソニーを激しく叱責する。その結果ソニーは思わぬ行動に出る…。そして、夫マスグローブを失った寡婦レティシア(ハル・ベリー)はその悲しみが癒されるいとまも与えられず、更なる衝撃的事件に遭遇することになる。ハル・ベリーが黒人女優として初めてのアカデミー主演女優賞を獲得。〔113分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3ボン・ヴォヤージュ(2003/仏)戦争の予感に揺れるパリ。女優ヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は変質者に尾行され、心ならずも家の中で射殺してしまう。古い恋人のオジェ(グレゴリー・デランジェール)は彼女の頼みで死体を車で移動させるが、思わぬ事故に遭い殺人容疑で逮捕される。数ヵ月後、始まった対ドイツ戦のなかオジェは脱獄し、南仏に向かう列車の中で科学者ジラールと助手のカミーユ(ヴィルジニー・ルトワイヤン)と行動を共にする。彼らは南仏から海外へ渡ろうとしているのだ。そしてオジェはボルドーで、ポーフォール大臣(ジェラール・ドパルデュー)に伴われたヴィヴィアンヌに再会する。〔115分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3ズンドコズンドコ全員集合!!(1970/日)ある漁港。サメ吉(いかりや長介)をリーダーとする5人組は、港の鼻つまみ者。軍資金作りのためイカサマ賭博を開帳した彼らだが、あっけなくバレて今日も下っ端のイワシ(加藤茶)だけがブタ箱行きに。それを見かねた漁業組合長の娘・アユコ(中尾ミエ)はイワシにサメ吉らと手を切るように助言するが、その矢先青雲の志を抱いたサメ吉に東京へ無理矢理同行させられる。東京でもサメ吉にこき使われるイワシは、腹を減らして狸小路のバーに転がり込むが、折りしも刑務所から出てくるやくざ幹部・鬼熊(宍戸錠)の情婦に手を出したマスター(左とん平)の目にとまり、身代わりとして雇われるのだった。全員集合5作目。〔松竹大船/89分/カラー/ワイド〕[投票]
★3雨の中に消えて(1963/日)あや子(吉永小百合)は大学生。北国の同じ学校に学び、東京に越してきた友人・たか子(笹森礼子)ときみえ(十朱幸代)とともに暮らしている。あや子の大学でのクラスメイト・村田(高橋英樹)は、彼女を議員候補・樺山(伊藤雄之助)の応援弁士のアルバイトに誘い、ふたりで宣伝車の上に立つこととなった。古風な庶民派だが、セクハラまがいの失言を連発する樺山にむっとしつつも、あや子は村田とともに宣伝に努める。だが、あや子の突然の質問…「あなたは童貞?」に言葉を濁したものの、翌日はっきりと否定した村田にあや子は怒る。彼らの想いは、幼い段階ですれ違っていた。〔100分/カラー/日活スコープ〕[投票]
★3午後の曳航(1976/日=英)イギリスの港町。少年ジョナサン(ジョナサン・カーン)は先輩の少年(アール・ローデス)らとともに大人の愚劣さ、それに支配される世界の薄っぺらさを語り合い、それらへの反逆を夢見ていた。その癖、彼は母親のアン(サラ・マイルズ)のまだ若さの残る裸体を覗き穴から眺めていたのだが。そんな毎日を変えるのが、港に停泊した船の航海士ジム(クリス・クリストファーソン)だった。ジョナサンは彼に憧れ、未亡人であるアンは彼の逞しい肉体に惹かれる。ジムを英雄と呼ぶジョナサンに、先輩の少年はそいつも堕落した大人に過ぎないと嘲うのであった。三島由紀夫の小説を翻案、映画化したイギリス作品。〔105分/カラー/シネスコ〕[投票]