★4 | きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏(2005/米) | ナオミ町に越してきた牧師(ジェフ・ダニエルズ)の娘オパール(アナソフィア・ロブ)の望みは、ステキな友達ができること。その夢はスーパー「ウィン・ディキシー」にお使いに行ったとき叶った。スーパー中を引っ掻き回し、でもオパールの命令にはきちんと従う躾のできた犬に、彼女はウィン・ディキシーと名をつけた。パパは彼を家に置くことを許してくれたが、家主のアルフレッド(B・J・ホッパー)とはウマが合わないようだ。でも、それ以外ではディキシーは友達づくりの天才だった。彼はオパールをペットショップのオティス(デイヴ・マシューズ)や「魔女」のグロリア(シシリー・タイソン)と引き会わせるのだった。〔107分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★2 | ステルス(2005/米) | 近未来のアメリカ。続出するテロ、大規模犯罪の撲滅のため、最新鋭ステルス戦闘機「タロン」のパイロットグループが選り抜かれた。ギャノン大尉(ジョシュ・ルーカス)、ウェイド大尉(ジェシカ・ビール)、パーセル大尉(ジェイミー・フォックス)の三人である。だが、彼らの統括者カミングス大佐(サム・シェパード)は、訓練を積む三人に新たな「仲間」となる存在を加える。それは人工頭脳「エディ」を搭載した無人ステルス戦闘機であった。ギャノンらにとって、この新入りは信ずるに足る味方なのか?疑問を抱いたままに同じ空を翔ける三人の前で、「エディ」は予期せぬ行動を取りはじめた…。〔121分/カラー〕 | [投票] |
★3 | 劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君(2005/日) | 小狼少年(入野自由)は失われてしまったサクラ姫(牧野由依)の記憶を取り戻すために、次元の魔女(大原さやか)の力を借り、並行世界を巡って記憶の破片である「羽根」を集める旅に出ている。今回立ち寄ったのは巨大な鳥カゴに国が覆われ、民がそれぞれに鳥を伴って生きる世界だった。小狼たちはそこで、世界を闇に閉ざそうとする父王によってお付きの鳥を奪われ、声を失ってしまった王女・知世(坂本真綾)と出逢う。〔30分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★2 | 劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢(2005/日) | 四月一日(わたぬき:福山潤)は冴えない高校生だが、異常に霊感応力が強い。そんな彼の身を守ってやる代わりに、彼に家事全般をさせているミステリアスな女性・侑子(大原さやか)のところに、ある屋敷から妙な招待状が届く。それはある女性客が、どうしても開かない屋敷の鍵を見つけてほしい、と依頼したまさにその屋敷だった。侑子が四月一日と同級の百目鬼(どうめき:中井和哉)を連れてのり込んだ屋敷の中では、奇妙なコレクターたちが自分たちの収集品の話に花を咲かせていた。〔60分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★2 | フレンチなしあわせのみつけ方(2004/仏) | 自動車会社に勤めるヴァンサン(Y・アタル)と不動産アドバイザーのガブリエル(C・ゲンズブール)は共稼ぎのコブ付き夫婦だが、アパートでは無邪気な悪戯に耽りあうまだまだお熱い間柄。そんなヴァンサンの友人ジョルジュ(A・シャバ)は、女性解放の闘士のような妻と喧嘩が絶えず、妻を愛してはいてもひそかに愛人を持つヴァンサンとともに、独身の友人フレッド(A・コーエン)を羨ましがるのだった。一方ガブリエルは、夫の浮気を知ってはいても証拠も掴めず、あてつけに浮気し返してやる勇気もない。だがある日、友人と一緒に出かけたガブリエルは思わぬ人物と出くわしてしまう…。〔104分/カラー/シネスコ〕 | [投票] |
★3 | ルパン(2004/仏=伊=スペイン=英) | 「盗みは情熱だ!」父親は幼きアルセーヌ・ルパンにそう教えた…。徹底した義賊であった父だったが、ある日我が子の目の前で官憲に捕縛されたのち惨殺され、貴族であった母も後を追うように早世するのだった。そして十数年、ルパン(ロマン・デュリス)は父の志を継ぎ、富豪や貴族夫人のみからスマートに財宝を盗む紳士怪盗として名を売っていた。その姿に、幼き日のルパンを見ていた従姉妹のクラリス(エヴァ・グリーン)も陰に日向に応援を行なっていた。だが、ある日カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)と邂逅したことが彼の運命を狂わす。夫人は殺人も辞さない邪悪な女賊であったのだ。〔132分/カラー/シネスコ〕 | [投票] |
★2 | 頭文字〈イニシャル〉D THE MOVIE(2005/香港) | 父の命令で、豆腐の配達をハチロク(AE86)で行なううちに、いつしか卓越したドライビング・テクニックを手にしていた藤原拓海(ジェイ・チョウ)。彼には、FC−3Sで日本一を狙う高橋(エディソン・チャン)、GTRを駆使する中里(ショーン・ユー)、ランエボIIIで他を寄せ付けない須藤(ジョーダン・チェン)などいずれ劣らぬ走り屋たちが挑戦してきた。ガールフレンドの茂木なつき(鈴木杏)への慕情をよそに、父譲りの生え抜きの走り屋・拓海の血は公道レースの渦中へと彼を駆り立ててゆくのだった。しげの秀一のベストセラー・コミックの香港映画化。〔109分/カラー/シネスコ〕 | [投票] |
★4 | 風の痛み(2001/伊=スイス=ジャマイカ) | 「またあの風が吹いた…虎は言う、窓を開け放ってピアノを弾けと!」工場に勤務するトビアシュ(イヴァン・フラネク)は笑うことを忘れたような男である。彼はある国で教師の父と娼婦の母のあいだに生まれ、若くして父を刺殺してこの国に逃げてきたのだ。つきあった女達にも飽き、異母妹リーヌの思い出を忘れられずにいるトビアシュだったが、ある日通勤バスの中で母となったリーヌ(バルバラ・ルケソヴァー)を見つける。夫とはうまくいっていたリーヌは、刺すようなトビアシュの視線を初めは恐れていたが、やがて互いに激しく愛を求め合うようになってゆく。2002年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞撮影賞受賞。〔118分/カラー/シネスコ〕 | [投票] |
★4 | MY FATHER マイ・ファーザー(2003/伊=ブラジル=ハンガリー) | かつてナチス・ドイツで「死の天使」と怖れられた、医師メンゲレ(チャールトン・ヘストン)のものと思われる白骨がブラジルで発見された。これについて、その息子ヘルマン(トーマス・クレッチマン)による偽装死ではないかと弁護士ミンスキー(F・マーレイ・エイブラハム)は疑う。それに対して、ヘルマンはかつて父のもとを訪れた経験談で応えた。…ナチス崩壊後、メンゲレは30年の逃亡生活を送り、そしてブラジルの小村で人々に慕われる医師として生活していた。だが彼は、息子が糾弾するかつての残虐行為をことごとく否定した。〔112分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★4 | 桑港(1936/米) | 1905年、サンフランシスコ。新年のパレードの中、火事で家を焼かれた歌手メアリー(J・マクドナルド)はパラダイスクラブのオーナー、ブラッキー(C・ゲーブル)のもとを訪れ、素晴らしい歌声で専属歌手の地位を認められる。ブラッキーは無頼を身上とするヤクザ者だが、人望があり都市改革委員への立候補を引き受けさせられるほどなのだ。だが彼と対立するティボリ劇場のオーナー、バーリー(J・ホルト)は、メアリーの美声はむしろオペラ向きだとブラッキーからメアリーを譲与してもらおうとする。メアリーを次第に愛しはじめていたブラッキーは、一度彼女をティボリに立たせただけで譲る気はないと言い放つ。〔116分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 孤児ダビド物語(1935/米) | カッパーフィールド未亡人(エリザベス・アラン)は我が子を身ごもっていた。だが、それは冷酷なマードストン伯母(エドナ・メイ・オリヴァー)にとっては歓迎されざる子であった。産声を上げた男の子は父の名をとってデヴィッド(フレディ・バーソロミュー)と名づけられ、すくすくと育つ。この頃から伯母の弟・マードストン叔父(ベイジル・ラスボーン)は未亡人と親密になり、それを知らぬデヴィッドは婆や(ジェシー・ラルフ)の故郷にしばし遊ぶ。そしてデヴィッドが帰ると、叔父は母の主人となっていた。勉強ができないと鞭の体罰をデヴィッドに加える叔父。その辛さに耐えるデヴィッドに、容赦なく不幸は襲い掛かる。〔130分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★2 | 妖怪大戦争(2005/日) | 両親の離婚で、田舎の母の実家に引き取られた少年タダシ(神木隆之介)は、気弱さゆえに土地っ子たちの嬲り者にされていた。そんな彼は祭りの夜、麒麟の人形に噛まれ、悪を滅ぼす「麒麟送子」に認められたことから、妖怪たちの世界に少しずつながら引き込まれてゆく。一方、日本覆滅を企む魔人・加藤保憲(豊川悦司)は、裏切り者妖怪アギ(栗山千明)を手下に、妖怪たちを捕まえては機械の悪霊たちと合体させ、一大軍団を創ろうとしていた。このままでは日本が危ない!麒麟送子・タダシは妖怪たちとともに加藤を倒すべく立ち上がった。〔124分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★1 | ザブングルグラフィティ(1983/日) | 映画としての構成は甘崎さんのプロットを。物語:惑星ゾラと呼ばれている地球。この地では、ウォーカーマシンと呼ばれるロボットを乗り回すシビリアン(平民)を、支配階級イノセントが治めていた。この星の掟に疑問をもった少年ジロン(小滝進)は、エルチ(横尾まり)、ラグ(島津冴子)ら仲間とともに、ゾラの謎の中心に迫っていく。作画監督:湖川友謙。〔84分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★2 | 独立少女紅蓮隊(2004/日) | ワンス・アポンナ・タイムな話じゃ。日本南端のある島の暴動のなかで、運命の子・ユキ(東海林愛美)は産声を上げおった。まだその使命を知ることもなくのう。そして十数年後。ユキを含む四人の少女たちは東京の闇に暗躍しておった。彼女たちはいずれも、島のダンシング・アカデミーでアベ(津田寛治)教官に見込まれ、アイドル教育から、この島を日本より独立させる戦士として特殊軍事教育に移されたツワモノ揃いじゃった。そして渋谷の街頭スクリーンに映る先輩ミュージシャン・COCOE(R−NA)のビデオクリップにひそむボディ・ランゲージから指令を読み取り、テロリストとして活躍するのじゃ…。〔72分/カラー/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | あした元気にな〜れ! 半分のさつまいも(2005/日) | 下町の釣り竿職人の家に育ったかよ子(上戸彩)は、疎開先の沼津で、父ちゃん(林家正蔵)、母ちゃん(土井美加)をはじめとする家族が空襲に遭っていないかと心を痛めていた。果たして、かよ子のもとを訪れた兄の喜三郎(うえだゆうじ)は、自分とかよ子以外の家族は全ていなくなったことを告げる。悲しみに沈みながら、中野のおば(雨蘭咲木子)の家に厄介になり、出ていって行方知れずの喜三郎との再会だけを望みに毎日を暮らすかよ子。その頃喜三郎は、闇市で孤児の仲間たちを率い、生活費を自分たちだけの手で捻出しようと奮闘していた。『うしろの正面だあれ』の続編的ストーリー。〔90分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★4 | ガラスのうさぎ(2005/日) | 両国のガラス工場に育った敏子(最上莉奈)は、相撲に目のない下町気質の父(原康義)と、限りなく優しい母(竹下景子)の利発な長女である。彼女には兄ふたりと妹ふたりがあったが、対米戦争の激化とともに兄たちは志願兵となり、父も満州へ派兵される。妹たち(岡珠希、川田妙子)を連れた敏子は、病気持ちの母をおいて二宮へ縁故疎開させられることとなった。そこで姉妹は叔母たちから暖かいもてなしを受けたものの、里心を起こした妹たちは内緒で東京に帰ってしまった。そして家族たちのいる東京を、米軍機の大編隊が襲う。敏子はその事実を知らずにいた…。総作画監督:小林ゆかり。〔84分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★4 | プロヴァンス物語 マルセルの夏(1990/仏) | マルセル(ジュリアン・シアマーカ)は小学校教諭の父(フィリップ・コーベール)と母(ナタリー・ルーセル)のあいだに育った早熟な少年だ。ある夏、両親は彼のほかに弟(ヴィクトリアン・デラマール)と叔父(ディディエ・パン)夫婦を連れ、一夏の別荘生活へと出かける。叔父と父は猟に出ていくが、こっそり追ったマルセルは尊敬する父が、不慣れゆえに叔父の前で醜態を晒すのが我慢ならなかった。何とか父の誇らしい姿を叔父に見せつけてやりたい…そう思いふたりを追いかけるマルセルの前に、土地の少年リリ(ジョリ・モリナス)が現われる。〔113分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | ガラスのうさぎ(1979/日) | 敏子(蝦名由紀子)の父のガラス工場は軍の指定工場となり、父(長門裕之)は最後に彼女のためにガラス細工のうさぎを作ってくれた。戦況が激化する中、兄アキオ(佐久田修)も、もうひとりの兄カズオ(大和田獏)も南方へと出征し、敏子は母(長山藍子)をおいてふたりの妹と二宮へ縁故疎開することになる。だが、母恋しさに妹たちは勝手に東京へ帰ってしまい、敏子は母から当座の生活費を受け取り、妹を連れ戻さねばならなかった。
その間にも東京大空襲が始まり、敏子は残してきた母親や、戦地にいる兄たちのことを思っては眠れぬ夜を過ごすのだったが…。〔105分/カラー〕 | [投票] |
★3 | 失われた地平線(1973/英) | アジア某国革命の中、英国大使コンウェイ(ピーター・フィンチ)は外国人たちの出国に尽力、最後の飛行機に新聞記者ジョージ(マイケル・ヨーク)、カメラウーマンのサリー(サリー・ケラーマン)たちとともに乗り込むが、飛行士は行く先をヒマラヤの奥地に定め、彼らを雪深い山奥において息絶えた。しばらくの徒歩の末、行く手に出現したのはラマ教寺院の領主(シャルル・ボワイエ)の治める理想郷シャングリラだった。ジョージはそこで舞姫マリア(オリビア・ハッセー)に心奪われ、コンウェイもまた教師キャサリン(リブ・ウルマン)に惹かれる。しかし、シャングリラは思わぬ秘密を隠していたのだった。〔138分/カラー〕 | [投票] |
★3 | チョコレート(2001/米) | ハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)はジョージア州立刑務所の看守であり、父譲りの徹底した人種差別主義者であった。彼は息子であり、部下でもあるソニー(ヒース・レジャー)がレイシストになり切れない軟弱さを抱えていることを嫌い、黒人死刑囚マスグローブ(ショーン・コムズ)の処刑の際、取り乱してしまったソニーを激しく叱責する。その結果ソニーは思わぬ行動に出る…。そして、夫マスグローブを失った寡婦レティシア(ハル・ベリー)はその悲しみが癒されるいとまも与えられず、更なる衝撃的事件に遭遇することになる。ハル・ベリーが黒人女優として初めてのアカデミー主演女優賞を獲得。〔113分/カラー/シネスコ〕 | [投票] |