コメンテータ
ランキング
HELP

水那岐さんのあらすじ: 投票数順

★3ワン・フォはいかにして助けられたか(1987/仏)遙か昔の中国。玲(オリヴィエ・クリュヴェイエ)は師である画聖・王佛とともに馬車に乗せられて都へと向かっていた。王佛の描く絵は、不気味なほどに真に迫っていた。玲が、彼の妻をモデルに描かれた絵に心酔し、妻がその姿に絶望して自ら命を絶ってしまうほどに…。やがて車は皇帝(ジャン・クロード・ドレフュス )の居城につく。平伏する二人に皇帝は口を開く。自分は幼い時より、王佛の絵に囲まれて暮らしてきた。だが、そこに描かれた風景は、自分の治める領地の何処よりも美しかった。これは帝国への侮辱であるがゆえに、王佛を処刑すると。理不尽な言葉に怒る玲であったが…。〔15分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3ドレイ工場(1968/日)関東鉄鋼はその成長につれて非情な奴隷工場と化していた。工員谷山(前田吟)は憂さ晴らしに林(松田光弘)らを連れてバーへ繰り出すが、林の姉である光子(日色ともゑ)に非難される。その頃、会社の幹部達は工員が密かに労働組合を組織しつつあるという事実を危惧し、組合の副幹部である塚本(高島史旭)に大金を与え、組合の動きを止めよと命じた。そんなある日、林は慣れない作業で施設の天井から落下し、悲惨な死を遂げた。だが会社が林家に与えた見舞金はあまりに廉価であった。怒った谷山は労働組合へ参加し、ここに全金関東鉄鋼支部はベールを脱いだ。だが、塚本は裏切って会社公認の第二労働組合を組織し、全金は苦境に立たされる。〔144分/白黒/スコープ〕[投票]
★2ミルク(2008/米)1972年。保険会社に務めるミルク(ショーン・ペン)は、夜の街でスコット(ジェームズ・フランコ)と知りあい、愛情を抱いてサンフランシスコでの同居を決める。社交的なミルクはヒッピーやゲイを知らぬうちに引き寄せ、彼の店はそれらの人たちのコミュニティとなっていった。その中でミルクは真の差別なき街のために政治参加を目論むようになり、同性愛者差別の条例「プロポジション6」撤廃と福祉の充実を掲げて市議選挙に打って出、ジミー・カーターやロナルド・レーガンらの賛成票を得て成功を勝ち取る。だが、同僚であるクリスチャンの市政執行委員、ホワイト(ジョシュ・ブローリン)は彼と衝突を繰り返すのだった。〔128分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2ライラにお手あげ(2007/米)元婚約者の結婚式の帰途、40代の独身男エディ(ベン・スティラー)は、引ったくりにあった女性を助けようとする。女性の名はライラ(マリン・アッカーマン)、環境調査員のボランティアをしている美女だった。翌日ライラはエディのスポーツ用品店を訪れ、エディに一目惚れしたことを告白する。勿論エディに否やのあろう筈がない。しかしライラはオランダへの転勤を命じられたという。既婚者は転勤の範囲外だと聞いたエディは、遂にライラとの結婚を強行する。しかし、ハネムーン先のメキシコで、ライラはとんでもない性癖の持ち主だとエディは知る。後の祭りかと嘆くエディの前に、魅力的な女性ミランダ(ミシェル・モナハン)が現われる。〔116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3帝国オーケストラ(2007/独)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、そもそもどの組織の支配下にも置かれない自由な気風で知られた誇り高い音楽家集団であった。しかし大恐慌後、楽団の収入源は格段に矮小化し、ここにおいて首席指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは、旭日の勢いで台頭してきたナチの指導者アドルフ・ヒトラー及び、その元で宣伝相を務めるヨーゼフ・パウル・ゲッベルスの要請を受け入れ、第三帝国に於ける国営オーケストラとしての地位を受け取るに至った。これにより楽団は興隆するものの、楽団内にナチ党員が数を増やし、リーダー的な扱いを受けてきたユダヤ系ソリストが海外に亡命せざるを得ない空気が立ち込める。〔97分/カラー&モノクロ/スタンダード〕 [more][投票]
★3交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい(2009/日)地球を「イマージュ」と呼ばれる異星生命体が蹂躙しはじめてしばらくの頃。ドミニク先生(山崎樹範)に連れられて雪空の下外出したレントン(三瓶由布子)とエウレカ(名塚佳織)、それにペットのニルヴァーシュ(玉川紗己子)は、雪の中にひっそりと咲く花を見つける。夢をかなえるその花の思い出を最後に、ドミニクは帰らぬ人となった…。そして幾年かが過ぎ、レントンは人民解放軍の戦闘母艦・月光号に乗り込むパイロットとなっていた。隊長のホランド(藤原啓治)にも腕は認められていたが、レントンの目的はイマージュに奪われたエウレカの救出以外になかった。独断専行でエウレカを救った彼を待ち受けていたのは、懲罰だった。〔115分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ハーブ(2007/韓国)サンウン(カン・ヘジョン)は二十歳のお年頃。でも、内面は7歳の子供に過ぎなかった。顔立ちは愛らしいのだが、全く花屋を務める母親・ヒョンスク(ペ・ジョンオク)の役には立たない。そんな彼女が、絵本で夢見た王子のように、若き警官・ジョンボム(チョン・ギョンホ)に恋をした。彼女の愛らしさとひとつの誤解ゆえに、ジョンボムもサンウンを喜んで迎える。ヒョンスクが彼を蛇蝎の如く嫌っていることも、親友のヨンラン(イ・ヨンユ)が彼を軽蔑していることも、サンウンの恋を邪魔できなかった。ある日、ジョンボムは彼女をデートに誘う。そこでふとした事からサンウンが落とした「福祉カード」に、ジョンボムは動揺するのだった。〔113分/カラー/スコープ〕[投票]
★3覆面ダルホ 〜演歌の花道〜(2007/韓国)ダルホ(チャ・テヒョン)らのロックユニットは心ならずもトロット(演歌)歌手のバックに甘んじていた。そのダルホが、「大声企画」なるプロダクションのチョ室長(チョン・ソギョン)にスカウトされ、仲間達をおいてソウルにやってくることになる。ところが、「大声企画」とはトロット専門の芸能プロだったのだ!断って帰郷しようとするダルホだったが、美貌のトロット歌手ソヨン(イ・ソヨン)にその時逢って恋に堕ち、プロに置いてくれと頼み込んだ。ダサいだけの音楽と思ったトロットを、見事表現できる魂を持っているとチャン社長(イム・チェム)に見込まれたダルホはTVに出ることになった。しかし、故郷に顔向けできない彼は覆面を被る。〔114分/カラー〕[投票]
★5ホームレス中学生(2008/日)中学生・裕(小池徹平)は、女子に映画に誘われて上機嫌で帰宅したその日、アパートの自室が差し押さえされているのに呆気にとられる。大学生の兄(西野亮廣)や高校生の姉(池脇千鶴)も戻ってきたところで、父(イッセー尾形)は借金の挙句こうなったと悪びれず説明し、家族解散を告げる。公園で一夜を過ごした裕は、さっそく食事や排泄に悩まされつつも滑り台での寝起きを始める。子供には馬鹿にされ、女生徒には振られ、ズタズタの心を引き摺る裕は、友人に飯を奢ってもらう。友人の両親(宇崎竜童田中裕子)は事情を訊いて便宜をはかってくれ、兄弟で同居できる貸家を得られた裕だったが、その心には複雑なものがあった。〔116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2劇場版 STRAIT JACKET ストレイト・ジャケット International ver.(2008/日=米)魔法が迷信の中から文明社会へと解き放たれた時代。魔法管理局によって魔法犯罪は統括されていた。ある病院で、「魔族」化した医師による大量虐殺事件が起こり、監察官シモンズ(前田愛)が現場に向かうものの、肝心の魔族と戦いうるタクティカル・ソーサリストが出払っていた。そこへ、「モールド(魔法鎧)」を有する非合法ソーサリスト、レイオット(三木眞一郎)が現われ、魔族退治を請け負う。彼の戦闘中に合法ソーサリスト、アイザック(笹沼晃)が到着するも、レイオットは荒っぽいやり方で事件を解決させた。レイオットのやり方を忌み嫌うアイザックは、彼のまとうモールドが己の命の恩人のものであることに怒りを隠さなかった。〔75分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★5劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇(2009/日)少年シモン(柿原徹也)率いる「大グレン団」の、螺旋王ロージェノム(池田成志)への勝利から七年。地下に潜っていた人々は解放され、近代都市カミナ・シティが建設されるに至った。シモンは総司令官という重責を抱えつつも、ニア(福井裕佳梨)へのプロポーズを決行し、彼女はそれを受け入れた…だが、次の瞬間ニアの表情から暖かい笑みは消え、その口から人類殲滅の言葉が吐き出された。時を同じくして地上を襲う謎の巨大メカが出現し、シティは未曾有の大惨事に見舞われた。補佐官ロシウ(斎賀みつき)はこれをシモンの失策と断じ、彼を死刑に処するとして地下の牢獄に幽閉した。襲い来る「アンチ・スパイラル」とは一体何者か!?〔145分/カラー〕[投票]
★4グラン・トリノ(2008/米)東欧系アメリカ人のコワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻を失って子供にも煙たがられる頑固ジジイだ。中西部育ちゆえに人種差別意識も半端ではなく、隣の東アジア系一家にも冷たく接していた。そんなある日、隣の息子タオ(ビー・ヴァン)がチンピラグループに誑かされて、コワルスキーの愛車グラン・トリノを盗みに入り、銃を向けられて逃げ帰った。その後、隣家の娘スー(アーニー・ハー)をチンピラから救ったコワルスキーは、人懐こい彼女にパーティに招かれ、そこで隣家への偏見を少し改める。そして優柔不断なタオが親の命令でコワルスキーへの贖罪に出向いたことから、彼に男としての生き方を仕込もうとする…。〔117分/カラー/スコープ〕[投票]
★2GOEMON(2009/日)織田信長(中村橋之助)が暗殺され、その天下統一の理想を豊臣秀吉(奥田瑛二)が引き継いだ頃。町民は上に立つ支配者が代わっても、変わることなき圧政に苦しめられていた。そんな町民達の胸を躍らせるのが、富裕層から奪い取った財産を貧しいものたちに分け与える、義賊・石川五右衛門(江口洋介)の登場であった。ある日、五右衛門は大阪城の宝物倉に忍び込み、数多ある宝物とともに南蛮渡りの小箱を戦利品に加えたものの、詰まらなさに子供にやってしまった。ところが、その箱は信長暗殺の真相が記された資料が入った箱だったのだ。豊臣方は配下の忍者・霧隠才蔵(大沢たかお)に箱の奪還を命じるが、彼は五右衛門の友だった。〔128分/カラー〕[投票]
★3ポストマン(2007/日)千葉の海沿いの町。海江田龍兵(長嶋一茂)は自転車一台で町を巡り暮らす一本気な郵便配達員である。町の人々と挨拶を交わし、彼は仕事一筋な態度で町の名物になっていた。今は亡き妻との間にもうけた一女一男を、彼はただ一つの心の安らぎとしていたが、長女のあゆみ(北乃きい)は陸上部の強い私立の全寮制高校を受けたいと願い、龍兵ににべもなく断られていた。ある日郵便事故で書き直さざるを得ない手紙のことで差出人に頭を下げた龍兵は、差出人…臨時教諭の塚原(原沙知絵)からあゆみが考えを変えないことを告げられる。だが、塚原自身、臨時教諭からアメリカへの留学生に乗り換えようと考えており、その事に口を挟めずにいた。〔111分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2ガンダーラ(1988/仏)未来人類の平和と悦楽の園、ガンダーラ。そこを謎の存在が発する怪光線が襲い、人々を石化させていった。執政官に謎を解くべく命じられた青年シルヴァン(ジョン・シェア)は、外界へと飛ぶ。だが乗鳥を怪獣に殺され、墜落した彼は奇形人類達に命を救われ、その長老にガンダーラへの道を示される。そして楽園でシルヴァンが見たものは、漆黒の装甲を身に纏ったメタルマン達の侵攻だった。シルヴァンは光線銃で立ち向かうも、装甲に弾かれて敵には全く通じない。彼を怪光線で石化したメタルマンは、その体を担いで卵のようなカプセルに放り込んだ。そしてそこで蘇生したシルヴァンは、楽園の娘アリエール(ジェニファー・グレイ)を見い出す。〔83分/カラー/スタンダード〕[投票]
★2鴨川ホルモー(2009/日)安倍(山田孝之)は二浪して京大に入った冴えない男。ある日彼は「青竜会」会長(荒川良々)にサークル入会を勧められる。どうしようもない胡散臭さを感じた彼は新歓コンパもそこそこに抜け出してくるが、同じく居酒屋を抜けてきた女・早良(芦名星)を一晩アパートに泊める。翌朝「会に入る」という書置きを残して去った彼女のために五月病も吹っ飛んだ安倍は、意気揚々と「青竜会」の扉を叩く。だが、それは京都四方に位置する四大学が、「オニ」と呼ばれる式神を操りつつ勝負する神事を神々に奉納する組織であった。あまりのことに呆れ果てた安倍はLA帰りの友・芦谷(濱田岳)とともに脱会しようとするが、事は重大になりつつあった。〔113分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3あらくれ大名(1960/日)膠着状態に陥った大阪冬の陣。徳川家康(大河内伝次郎)には確たる勝算があったが、その目の上の瘤が紅葵の紋をかざして豊臣方に付いた息子・松平直次郎(市川右太衛門)であった。彼の猛攻に家康は陣を解かざるを得なかったが、直次郎も禄なき身に落とされて伏見に一時滞在を余儀なくされた。そんな頃、豊臣の恩を忘れた家康を悪しざまに言い、一刀の元に斬り捨てられそうだった女・おりん(花柳小菊)を直次郎は救うが、彼女は京都所司代・福島(阿部九洲男)の間者だった。伏見の屋敷に、密かに直次郎を慕う妙(香川京子)や家来たちとともに集まったおりんは、福島の命を受けて直次郎の行動を監視するうちに、その心根に惹かれる。〔92分/カラー/スコープ〕[投票]
★3ラ・ボエーム(2008/独=オーストリア)ボヘミアンとして享楽的に生きる詩人ロドルフォ(ローランド・ビリャソン)は、画家マルチェッロ(ジョージ・フォン・ベルゲン)ら貧乏芸術家連中と共にアパートに陣取っていた。そんなある日、ロドルフォは階下に引っ越してきたお針子のミミ(アンナ・ネトレプコ)と出会う。一目で恋に堕ちる二人。ロドルフォは彼女を仲間のマルチェッロ、哲人コッリーネ(ヴィタリ・コワリョフ)、音楽家ショナール(アドリアン・エレード)らに紹介する。だが幸福な日々は長くは続かず、ミミは重い病に冒されてしまう。冬の日、マルチェッロはミミに「ロドルフォに冷たく接されている」と涙されるが、友の愛情ゆえだとは語れない彼だった。〔114分/カラー/スコープ〕[投票]
★2はやぶさ奉行(1957/日)ギヤマン水槽での水中曲芸の観衆の中、ひとりの大工が刺殺された。つづいてまた他の大工も殺され、曲芸の太夫のひとりも口封じのため暗殺される。大工藤兵衛(高松錦之助)の娘・お景(千原しのぶ)の家に厄介になっている奉行・遠山金四郎(片岡千恵蔵)は、殺された大工の残した言葉に従い、某藩の老中・虎姫(柳永二郎)の屋敷に植木屋として潜入、情報を得ようとする。ひょんなことから知り合った義賊ねずみ(大川橋蔵)とともに知ったことは、虎姫は某藩が外様大名の主君ゆえに冷遇されていることを恨み、日光でからくり天井によって将軍を抹殺しようとしている事実だった。金四郎やねずみらは虎姫を追い、一路日光へ向かう。〔93分/カラー/スコープ〕[投票]
★3あばれ大名(1959/日)加賀百万石の大名・前田利家(薄田研二)の甥である前田慶次郎(市川右太衛門)は、叔父からその奔放ぶりを危険視されていた。利家が豊臣家の恩を忘れ、徳川家康(大河内伝次郎)に尻尾を振る見下げた男だと酒場で喚いていた町人の六助(千秋実)は、その奥で酒をくらっていた慶次郎に震え上がるものの、逆にその言を誉められ家来に取り立てられた。そんな慶次郎を諌める浅茅(大川恵子)には口答えできぬものの、叔父を水風呂に入れることできつい灸を据えた慶次郎は大阪に同行し、家康の前に推参するや、出雲阿国(花柳小菊)の協力を得てタヌキの舞を踊って見せた。家康は笑って許すが、慶次郎の命を狙う者たちが暗躍を始める。〔90分/カラー/スコープ〕[投票]