コメンテータ
ランキング
HELP

けにろんさんのあらすじ: 投票数順

★3愛の拘束(1993/米)船乗りのアレックス(ケヴィン・アンダーソン)は、メキシコ寄港中にひょんなことから殺人の汚名を着せられ追われる身となり、ミッシー(ロザンナ・アークェット)とフィリップ(ジョン・リスゴー)という男女の運転する車に同乗して逃亡を図るのであった。しかし、フィリップは弁護士と称しているが実は麻薬ディーラーでミッシーは淫乱女だった。ミッシーに誘惑されたアレックスはフィリップに脅される。やがて、逃避行を続ける3人の間に言わずもがなの緊張がたかまっていくのだが…。ジム・マクブライトの通算第12作目のTVムービーだが日本では劇場公開された。[投票]
★3サイレントヒル(2006/カナダ=日=米=仏)ローズ(ラダ・ミッチェル)とクリストファー(ショーン・ビーン)夫妻は、その晩も夢遊病で行方不明になった養女シャロン(ジョデル・フェルランド)を血眼になって探していた。見つかったシャロンはいつものうわごとを呟く…「サイレントヒル」と。ネット検索したウエストヴァージニアのサイレントヒルは70年代に原因不明の大火に見舞われ今やゴーストタウン。ローズは愛娘シャロンを連れて、そこに向かう。しかし、街に差し掛かった彼女の車は路上に飛び出した少女を避けて崖に激突。翌朝意識を回復したローズはシャロンの姿がないことに気づくのだが…。コナミの人気ゲームを映画化したクリストフ・ガンズ監督第5作。[投票]
★2努力しないで出世する方法(1967/米)ワールド・ヴィケット社に就職した青年フィンチ(ロバート・モース)は郵便物係に配属されるが、或る日、「努力しないで出世する方法」という本を手に入れる。その通りに実践した彼は、郵便物係から個室と秘書をあてがわれるまでに出世。秘書のヘディ(モーリン・アーサー)が社長ビグリー(ルディ・バリー)の愛人であったことを利して、更なる出世街道を驀進するのであった。そんな彼に思いを寄せる女子社員ローズマリー(ミシェル・リー)は心配するのであったが…。61年初演のブロードウェイミュージカルの映画化。TV中心で活躍していたデヴィッド・スィフト劇場映画監督第7作。[投票]
★1白夜の調べ(1978/日=露)日本の新進ピアニスト、矢代悠子(栗原小巻)はソビエトの作曲家イリヤ(ユーリー・ソローミン)の新作協奏曲のレッスンの為にレニングラードを訪れたが、そこで2人は恋に落ちてしまうのであった。イリヤの家を訪れた悠子は母親と画家の弟と息子達に紹介されるが、妻は出産時に死んでいた。そんな彼女の脳裏には日本の夫、康夫(高橋昌也)のことがよぎるのである。白夜送りの晩、悠子はイリヤに想いをうち明けたものの、夫への愛との板挟みに耐えきれず日本へ帰国したのだった。そして、1年のときが過ぎたのだが…。ソビエトパートをセルゲイ・ソロビヨフ、日本パートを西村潔が監督した日ソ合作。[投票]
★3野菊の墓(1981/日)明治時代の江戸川べりの田園地帯。醤油醸造の旧家に生まれた15歳の政夫(桑原正)は、病弱な母きく(加藤治子)の介護の為に住み込むことになった17歳の従妹民子(松田聖子)に恋心を抱くのであった。やがて、2人のことは人々の噂にのぼり、きくは2人になるべく会わないようにと諭す。しかし、禁じられた恋の想いは尚更に募っていくのであった。やがて、政夫は全寮制の中学に入学させられ、彼の不在の間に民子には縁談が持ち込まれてしまうのだが…。伊藤左千夫原作の3度目の映画化で澤井信一郎の監督デビュー作。[投票]
★4無防備都市 ベイルートからの証言(1991/仏=伊=ベルギー)1978年、内線が続くレバノン。ベイルートで取材中のフランス人フォトジャーナリストのパトリック(イポリト・ジラルド)は帰国を目前にゲリラに拉致監禁されてしまう。イスラム系武装グループのリーダー、ソワド(ラフィーク・アリ・マハマド)はパトリックをフランス政府との人質解放の交渉に使おうとする。そして、10ヶ月に及ぶ監禁生活が始まるのだが…。91年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞のマルーン・バグダディ劇場映画監督第16作。[投票]
★3子どものころ戦争があった(1981/日)昭和24年、戦火いやます中、小学校2年生の太郎(斉藤優一)は母一枝(樫山文枝)に連れられて一枝の実家がある郷里福島県米山村へと疎開した。そこでは、長い歴史を持つ造酒屋を祖母みよ(三益愛子)が夫亡き後切り盛りしていた。みよは太郎に2番蔵へは近づくなと言う。実は、そこには、一枝の妹二枝(梶芽衣子)の帰米し抗日活動をしている米人夫との間の娘エミ(キャサリン)が世間体をおもんばかって幽閉されていたのだ。幼い2人は、すぐに仲良しになるのであったが、米戦闘機が福島にも飛来する中、憲兵の魔手がエミにも迫ってくる…。斉藤貞郎の監督デビュー作。[投票]
★3黒い警察(1972/伊=独)夜警殺しの容疑者ベタリニ(フランコ・ファブリツィ)が証拠不十分で釈放されたその日、2人組による宝石強盗事件が発生。非常線にベタリニがひっかり、警部ベルトニ(エンリコ・マリア・サレルノ)は再捜査の為に拘留する。2人組の1人はベルトニが逮捕に向かった直前に別の4人組の警察と名乗る男達に連れ去られたという。翌日、その男が死体となって河畔で派遣された。目隠しされ銃弾を浴びて処刑されていたのだ。そして、保釈されたベタリニも又高圧電線で感電処刑される。彼は暗殺団を「黒い警察」と命名、退職警官で犯罪学の権威ストルフィ(シリル・キューザック)に狙いをつける…。ステーノの監督第48作。[投票]
★4ど根性物語 銭の踊り(1964/日)タクシー運転手の八百(勝新太郎)は轢き逃げ犯人を捕まえた折りに、乗客として乗り合わせた姫(船越英二)に目をかけられる。実は、姫は殺し屋グループの一員だったのだ。やがて、拉致された八百はアジトに連れて行かれてリーダーの元憲兵、江戸(浜村純)と混血児の堀川(ロイ・ジェームス)にも引き合わされる。彼等は社会正義と称して悪人を暗殺する集団であった。月給30万円で雇われた八百は悪徳金融業者の遊佐(村上不二夫)を殺害、次なる標的を麻薬組織の元締デントン(マイク・ダニン)に定める。一方、謎の中華料理店店員、十條月見(江利チエミ)が遊佐に付きまとい始める…。市川崑監督第47作。[投票]
★4父子草(1967/日)竹子(淡路恵子)が営む屋台のおでん屋には常連客が何人かいたが、その中の平井義太郎(渥美清)という土工は気っ風のいい反面、しばしば憂いを垣間見せるのであった。実は彼がシベリア抑留から帰還したら恋女房が弟と再婚してしまっていたのである。彼は若い苦学生の茂(石立鉄男)に何かと説教していたが、そんな茂が過労で倒れたと知ると、学費を稼ぐ為にあっちこっちの飯場で無茶苦茶に働くのであったが…。木下恵介脚本による丸山誠治の監督第29作。[投票]
★2俺とあいつの物語(1981/日)函館の郵便配達夫、南原幸四郎(武田鉄矢)は、妻の純子(伊藤蘭)とつつましくも幸せな日々を過ごしていたが、純子が何故か突然、理想に燃えたリーダー鳥海(山本圭)が男女10人を指揮して切り盛りしていたる牧場で働きたいと言って出ていってしまったのだ。幸四郎は純子のことを想っては酒浸りで純子も又、理想とは違う過酷な牧場生活に疲れ切っていく。そんな或る日、純子が倒れたとの報が幸四郎のもとに届くのだが…。朝間武田コンビ第3作。[投票]
★2貝殻と僧侶(1927/仏)僧侶(アレックス・アラン)が寺院の回廊を抜けて行った部屋では軍人(ルシアン・バタイユ)と女(ジェニカ・アサナシュー)が居た。僧侶は理想の女が他の男といたので嫉妬の余り男を殺してしまうのだが…。アベル・ガンスの『ナポレオン』やカール・ドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』にも出演したシュールレアリズムの詩人アントナン・アルトーの脚本を女流監督ジュルメーヌ・デュラックが監督した最初のシュールレアリズム映画と称される映画。[投票]
★3これからの人生(1977/仏)ユダヤ人でナチ収容所の生き残りで娼婦として生きてきたマダム・ローザ(シモーヌ・シニョレ)は今では60代半ば。ユダヤ人、黒人、アラブ人たちが暮らすパリ、ベルヴィル地区のアパートで娼婦たちの私生児を預かって生計を立てていた。最年長の14歳のアラブ人少年、モモ(サミー・ベン・ユーブ)は最近頓に衰えてきたローザのことが心配で街に出て働こうとする。しかし、ローザの病状は悪化していく。そんな或る日、行方不明だったモモの父、カディール(モハメド・ジネス)が現れるのだが…。77年アカデミー賞外国語映画賞受賞のモーシェ・ミズラヒ劇場映画監督第7作。[投票]
★2ミスター・ノース 風をはこんだ男(1988/米)1926年。大学を卒業したノース(アンソニー・エドワーズ)は旅の途中、ニューポートでエン故してしまい町に留まる。富豪ボスワース(ロバート・ミッチャム)の読書係の仕事を得、メイドのサリー(ヴァージニア・マドセン)の道ならぬ恋を励ます。玉突場で知り合ったヘンリー(ハリー・ディーン・スタントン)の紹介で下宿屋クランストン未亡人(ローレン・バコール)とも知己を得る。ある日家庭教師先の少女エルスペス(メアリー・スチュアート・マスターソン)が頭痛に悩まされていると聞くと治してやる。彼は電気男だったのだ…。ジョン・ヒューストンの遺稿を息子ダニー・ヒューストンが映画化。[投票]
★3ニューヨーク一獲千金(1976/米)19世紀末。売れないお笑いコンビ、ハリー(ジェームズ・カーン)とウォルター(エリオット・グールド)が収監されたコンコード刑務所では金庫破りの名人ワース(マイケル・ケイン)が羽振りを効かせていた。2人は、たちまちワースの召使いに成り下がるのである。しかし、ワースが密かに入手したマサチュセッツの銀行の青写真を2人はNYの左翼紙記者リサ(ダイアン・キートン)のカメラで盗み撮り、脱走にも成功。リサを訪ねて写真を入手し金庫破りの計画に取りかかるのであったが…。マーク・ライデルの劇場映画監督第6作。[投票]
★2爆走!(1972/米)貴金属運搬業を営むタルボット(バリー・ニューマン)の弟が操縦する飛行機が何故か墜落してから数年後、彼は酒場で荒くれていた。飛行機には愛妻と子供が同乗していたのだ。警察沙汰に追われたタルボットは居合わせたセーラ(スージー・ケンドール)という娘を人質に逃走するが、シャブロンスキー(ドルフ・スウィート)という男に妨害される。実はセーラは億万長者ルースベン(レイ・マカナリー)の娘だったのだ。しかし、身代金を要求したシャブロンスキーはルースベンの用心棒、ビランド(ジョン・ヴァーノン)とローヤル(ベン・キングスレイ)に射殺されてしまう…。マイケル・タックナーの劇場映画第3作。[投票]
★1シュロック(1973/米)カリフォルニアの或る町でピクニックにでかけた住民が何者かによって全員惨殺された。現場にはバナナの皮が散乱、五体満足の死体は239体であとはバラバラ状態で、TVのニュースショーでは殺害数をクイズにして問う始末。やがて、正確な死者は789人にものぼる。警部ウィーノウ(ソール・カーン)は早期解決を宣言、一方で人類学者シボヴィッツ教授(ジョゼフ・ピアンタドーシ)は人類と類人猿の間の「ミッシング・リング」の存在に言及するのだが…。73年トリエステSF映画祭グランプリのジョン・ランディス処女作で自ら被り物で主演。特殊メイクのリック・ベイカーも5年後に『スター・ウォーズ』で才能を開花させた。[投票]
★3春琴抄 お琴と佐助(1935/日)大阪は道修町の薬問屋の娘、お琴(田中絹代)は齢9つにて失明したが、師匠、春松検校(上山草人)のもと、琴三弦の腕を道を極めていくのであった。彼女の腕を引いて師匠のもとへ連れて行く丁稚、佐助(高田浩吉)も何時しか門前の小僧で三味線道にのめりこむ。何時しか2人の関係は知れ渡り、佐助は正式にお琴の弟子になるが、厳格なお琴は佐助の僅かな瑕瑾も許容はしない。しかし、やがてお琴は誰の子ともしれない子を妊娠する…。島津保次郎監督第126作。[投票]
★2大いなる学生(1991/日)100年後の未来の話。為すがままと生きてきた小森(小池隆)は知人の葬儀出席の為、片田舎の駅に下りたったが、道に迷ってしまい、幼なじみの植田(岩松了)に出会い救われるが、植田こそは宇宙空港建設反対に汲みする過激派だったのである。主体性無き小森は、やがて植田の過激思想に洗脳され、自らが宇宙制服の野望に取り憑かれていくのだが…。『』で第5回PFFグランプリを受賞した小池隆スカラシップ作品。市川準がプロデュースを担当、東京乾電池岩松了を客演に迎えた。[投票]
★5競輪上人行状記(1963/日)不景気で犬供養で身を立てざるを得ない宝寿院の長男、玄道(河合健二)が突然死に、次男で教師稼業で身を立てる次男、春道(小沢昭一)が呼び戻された。兄嫁、みつ子(南田洋子)に思いを寄せる春道は、父玄海(加藤嘉)から命ぜられた本道再建のお布施集めに精進するが、偶々行った競輪で大穴を当ててしまったことから、博打道に奔走、遂には玄海とみつ子が必死の思いで貯めた再建資金も使い果たしてしまうのだが…。西村昭五郎の監督デビュー作。[投票]