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ガブリエルアン・カットグラさんのあらすじ: 更新順

★4カラマリ・ユニオン(1985/フィンランド)舞台は現代のフィンランド・ヘルシンキ。とある食堂に集まった15人の貧しい男たちは皆名前がフランク。彼らは“イカ墨同盟(Calamari Union)”なるおかしな同盟を結成していた。…「密集した住居や飢え、人々の無知、客でごった返すバス(時刻表は合わない)、世界に類を見ない坂の多い街なみ、通りは子供と犬で身動きがとれない。しかもこんな社会から我々は鼻つまみにされ侮辱されている。こんな街はもぉイヤだっ!」…とゆーのが同盟の主張。そこで一躍決起した同盟員達は、街の反対側にあるとゆー理想郷“エイラ”を目指し旅に出るのだが…。奇才アキ・カウリスマキ監督が描く、ブラックユーモア満載の不条理な寓話劇。(本篇80分)[投票(2)]
★3必殺4 恨みはらします(1987/日)時は江戸時代。謎の美青年・奥田右京亮(真田広之)が新しく南町奉行に赴任。その頃、同奉行所の同心(じつは仕事人)・中村主水(藤田まこと)は、旗本諸氏方の不良息子達が引き起こした、死者まで出した町での騒乱事件を捜査していたが、何故か捜査結果は右京亮にもみ消されてしまう。裏にきな臭い匂いを感じ独自に調査を開始する主水。そんな折、事件で老父を失った町娘から「仕事」が依頼されるが、そこへ子連れの凄腕仕事人・わらべや文七(千葉真一)が現れて…。人気TV時代劇「必殺」シリーズ放映15周年記念作品として、故・深作欣二監督が手掛けた劇場版第4作。(本篇131分)[投票]
★1わが青春のアルカディア(1982/日)「旅路の終りに人はみな想う 青春こそアルカディア(理想郷)だった と…」…時は未来。地球は謎の異星人イルミダスに完全に征服されていた。宇宙戦艦デスシャドゥを駆り、太陽系連邦最強と謳われた無敵艦隊を指揮し死力を尽くして戦った艦長・ハーロック(CV:井上真樹夫)も今や敗軍の将…。難民船と化したデスシャドゥを地球に帰還させた彼を待っていたのは武装解除と敵軍への絶対服従という屈辱的な扱いだった。だが彼は、乞食の真似までしながらじつはひそかに反逆の時を待ち続ける技術将校・トチロー(CV:富山敬)と運命的な出会いを果たす…。石原裕次郎を特別出演に迎えて贈る、松本零士原作のSFアニメ。(本篇131分)[投票(1)]
★5宇宙からの侵略生物(1957/英)舞台は現代イギリス。人類初の月面基地建設を計画する科学者・クォーターマス博士(ブライアン・ドンレヴィ)は、ある晩顔に不気味なアザを付け錯乱する男と出会う。連れの女は「田舎のウィリントン村にデートに出かけたら村が消えていて、そこに落ちていた不思議な石を拾ったらそこから何かが飛び出して彼の顔に取り付いた」と言う。事の真偽を確かめるべく村へ向かった博士は、跡形もなく消え去った村の跡地に巨大なドーム都市が建設されているのを目撃するが、中に入ろうとするとアザのついた衛兵の襲撃を受けて…。SFホラー『原子人間』の続編にして、1950年代のSF映画を代表する隠れた秀作である。(本篇81分:日本劇場未公開作品)[投票(2)]
★2風に逆らう流れ者(1961/日)舞台は現代日本・愛知県豊橋市。馬車?に乗って五たび流れて来た我らが流れ者・野村浩次(小林旭)は、この地で火薬工場の技師をやっていた旧友が爆発事故で死亡したことを知る。…工場の火薬を横流ししていたことがバレたため、証拠隠滅を兼ねて自爆したのだ…とする当局の見解に、そんなことをするような男ではないと義憤に駆られた野村は独自に調査を開始。やがて背後に巨大な陰謀が隠されていることを突き止めるが、そこへ新型火薬の技術を工場へ売り込もうとする男・“ホンコンの竜(藤村有弘)”が現れて…。小林旭主演の「流れ者」シリーズ第5弾にして最終作だが、名ライバル役の宍戸錠は今回欠場している。(本篇83分)[投票]
★1必殺!2 ブラウン館の怪物たち(1985/日)慶応二年・七月。第十四代将軍徳川家茂が逝去し、一ツ橋慶喜が跡目を相続した。その慶喜の元へ届けられる途中の徳川家に代々伝わる密書が何者かに奪われてしまう。…その昔、家康公が幕府を興した際、帝を頂いた反乱が勃発することを恐れた家康公は、帝を完全に抹殺できる恐るべき秘密兵器を隠し持つ屋敷「黒谷屋敷」を京の都の何処かに建造したという。密書には、その屋敷の詳細が記されていたのだ。密書の護衛に付いていながら強奪を許してしまった同心(じつは仕事人)の中村主水(藤田まこと)は、密書の行方を追って京へと向かうのだが…。明石家さんま扮する沖田総司まで飛び出す、コミカルタッチのシリーズ第2作。(本篇122分)[投票]
★2大暴れ風来坊(1960/日)舞台は現代日本。船に乗り、四国・松山へと向かっていた我らが流れ者・野村浩次(小林旭)は、船上にて大物実業家・大田黒(藤村有弘)から財布を盗もうとしていた、唐笠に牧師服姿のイカれた男・“十字架の政(宍戸錠)”を取り押さえる。これがきっかけとなって大田黒と懇意になる野村だったが、じつは大田黒は地元の名士の土地乗っ取りを密かに企んでいた。それを知った野村はさっそく行動を開始するが、そこへ件(くだん)の十字架の政がリベンジとばかりに現れて…。小林旭主演の「流れ者」シリーズ第4作。(本篇79分)[投票]
★3必殺!(1984/日)時は江戸時代。江戸各地で、口に六文銭を加えた謎の惨殺死体が連続して発見される。一見無関係に見える犠牲者達は、じつは皆「仕事人(良民の晴らせぬ恨みを金で買って人を殺す裏稼業を営む人々の総称)」だった。六文銭の意味するところは“三途の川の渡し賃”…。そして今、南町奉行所のうだつのあがらない同心ながらじつは仕事人の中村主水(藤田まこと)とその仲間達にも、正体不明の敵の魔の手が迫りつつあった…。人気TV時代劇「必殺」シリーズの600回放映を記念して製作された、劇場版シリーズ第1作。(本篇124分)[投票]
★3半落ち(2004/日)「あなたには、守りたい人がいませんか?」…舞台は現代日本・群馬県。県警の警部・梶(寺尾聰)が、「自分は3日前に妻(原田美枝子)を殺しました」と自首してきた。ドナー提供者が見つからず息子を白血病で7年前に亡くし、やがて妻もアルツハイマーに…。せめて自分が自分でなくなる前に殺して欲しいと妻に懇願され凶行に及んだと言う梶。だが、捜査一課の志木(柴田恭兵)の取り調べに対し、妻を殺した後自首するまでの2日間にどこで何をしていたのかについては何故か語ろうとはしなかった。この彼の沈黙は、やがて思わぬ波紋を呼び…。横山秀夫原作の同名小説を佐々部清監督が映画化したヒューマンドラマ。(本篇121分)[投票]
★2南海の狼火(1960/日)舞台は現代日本・愛媛県宇和島。闘牛と真珠養殖が盛んなこの島に、三たびひょっこり流れてきた我らが流れ者・野村浩次(小林旭)は、養殖業と廻船業を営む社長と知り合いになる。…話によれば、社長の息子はとある酒場の踊り子の色香の虜となり、そのせいで多額の借金を作って蒸発。社長は、その借金のカタに会社を乗っ取られそうとのこと。これは見過ごせぬとさっそく一肌脱ぐ野村だが、そんな彼の前に、左手に大きな数珠を持ち、「ナムアミダブツ」と念仏を唱えながら拳銃をブッ放す男・“坊主の政(宍戸錠)”が現れて…。小林旭主演の「流れ者」シリーズ第3作。(本篇81分)[投票]
★3トゥー・デイズ(1996/米)舞台は現代の米・カリフォルニア。クールな暗殺者(ジェームズ・スペイダー)と口うるさいその相棒(ダニー・アイエロ)。彼の愛人(シャーリズ・セロン)と、彼らに元夫を殺害されたオリンピックのスキー選手(テリー・ハッチャー)。自殺寸前の売れないテレビ映画監督(ポール・マザースキー)。結石持ちの裕福な芸術家(グレッグ・クラットウェル)と器量ナシの女秘書(グレン・ヘドリー)、そして彼の看護婦の姉(マーシャ・メイスン)。売春宿を憎む風俗課の刑事(ジェフ・ダニエルズ)と、殺人事件に憧れる相棒(エリック・ストルツ)…10人の男女の2日間を描いたサスペンスドラマ。(本篇104分)[投票]
★4モンスターズ・インク(2001/米)時は現代、人間世界とはちょっと違う所にある町・モンスターシティ。この町の動力源は人間の子供の悲鳴。しかしモンスターたちはその恐ろしい外見とは裏腹に子供を非常に怖がっていた。そこで…「モンスターズ・インク」社は、子供部屋にちょこっとおジャマし、悲鳴を拝借することで町の動力を一手に賄っていた。中でも、毛むくじゃらのサリバン(CV:ジョン・グッドマン)と彼の親友兼助手のマイク(CV:ビリー・クリスタル)はトップの成績を誇るエリート。だがある日、ひょんなコトから人間の女のコがシティに入り込んでしまい…。モンスターと少女の心温まる交流を描いたフルCGアニメ。(本篇92分:2001年アカデミー歌曲賞受賞作品)[投票]
★3海を渡る波止場の風(1960/日)舞台は現代日本・桜島。大金を積んだセスナ機が墜落…機体の残骸は程なく発見されるものの、パイロットと金は何処かへと消え去っていた。事故に見せかけパイロットが金を横領したのでは?との見方が広がる中、婚約者の尚子(浅丘ルリ子)だけは彼のことを信じていた。そこへギターを背にひょっこり流れてきた我らが野村浩次(小林旭)は事の次第を聞き、さっそく調査を開始。どうやら地元のクラブ「エメラルド」の支配人があやしいとにらむが、そこには別の理由でエメラルドを探る金庫破りの達人・ロックの五郎(宍戸錠)がいて…。小林旭の「流れ者」シリーズ第2作。なお第1作目とストーリー上では繋がっていない。(本篇79分)[投票]
★3海から来た流れ者(1960/日)舞台は現代日本・伊豆大島。地元の建設会社「藤徳組」は、自らが所有する土地で温泉を発見、それを掘り当てるまであと一歩のところまで来ていた。温泉さえ掘り当てられれば今までの苦労も全て報われると社員一同大喜びだったのだが、じつは藤徳組は会社の運転資金確保のため、東京から島にやって来た神戸(宍戸錠)率いる悪徳会社「神戸組」から借金をしていたのである。温泉に狙いをつけた神戸組から妨害を受ける藤徳組。だがその時、どこからともなく流れ者の野村浩次(小林旭)が現れて…。小林旭が、代表作「渡り鳥」シリーズと並行して出演した「流れ者」シリーズ第1作。(本篇83分)[投票]
★5ファインディング・ニモ(2003/米)「何も起きなかったら、子供は何もできなくなるワ♪」…時は現代、所は大海原。カクレクマノミのマーリンは、妻コーラルと数百の卵に恵まれ幸せに暮らしていたが、ある日外敵に襲われ、全てを失う…傷のついた卵ただひとつを残して。やがて卵は右のヒレが生まれつき小さいものの好奇心旺盛で元気な男の子・ニモへと成長する。ニモには絶対に危険な目に会わせないようやや過保護気味で息子に接するマーリン。だが初めて学校へ行った日、ニモは人間のダイバーに捕らえられてしまう…。『モンスターズ・インク』に続き、米ピクサースタジオが放った感動の海洋アドベンチャーアニメ。(本篇101分:2003年ゴールデングローブ作品賞ノミネート作品)[投票(1)]
★3ロルカ、暗殺の丘(1997/スペイン)「焼けつくような痛み 午後の5時 群集の大きなざわめき 午後の5時」…1936年のスペイン・グラナダ。詩人で前衛的な劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカ(アンディ・ガルシア)の劇を鑑賞し感銘を受けた少年リカルド。しかしまもなく勃発したスペイン内戦の最中、ロルカは当局に捕らえられ、その後謎の死を遂げてしまう。…それから18年後。内戦の難を逃れるため家族と共にアメリカに亡命し作家となったリカルド(イーサイ・モラレス)は、ロルカの死の真相を確かめるべくスペインへ帰国するが…。38歳の若さで暗殺された実在の天才詩人の死の謎を描いたサスペンス・ミステリー。(本篇115分)[投票(1)]
★5大砂塵(1954/米)西部開拓時代の米・アリゾナ奥地。流れ者のギター弾き、ジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が酒場を経営する女主人のビエンナ(ジョーン・クロフォード)に招かれやって来た。ビエンナの所有する土地は、将来鉄道が開通することで莫大な利益を生む。しかし、その利権にからんだトラブルがあとを絶たないため、彼女には用心棒が必要だったのである。…折しも、町の実力者が何者かにより殺され、無頼の一味とも親しいビエンナに町の人々の疑惑の目が向けられ…。セルジオ・レオーネ監督の傑作『ウエスタン』の原型ともなった、ニコラス・レイ監督の異色西部劇。(本篇109分)[投票(1)]
★512人の怒れる男 評決の行方(1997/米)舞台は現代のNY。アパートで男がナイフで殺害され、男の18歳の息子が逮捕された。…ナイフは少年の持ち物と同じ。少年は日頃から自分に暴力を加える父を恨んでいた。少年が父の胸を刺すのをこの目で見た。…様々な証拠と証言が裁判で取り扱われた後、12人の陪審員による最終評決が行われる。誰もが少年の有罪と死刑を疑わない中で、しかし、陪審員8番(ジャック・レモン)はただひとりそれに異を唱え始める…。シドニー・ルメット監督の同名作品をウィリアム・フリードキン監督がTVドラマとしてリメイクした社会派ドラマの力作。(本篇117分:1997年ゴールデングローブ助演男優賞(ジョージ・C・スコット)受賞作品)[投票]
★4アトランティック・シティ(1980/カナダ=仏)舞台は現代の米、アトランティック・シティ(東海岸で唯一賭博が公認されている)。カジノで働きながらブラックジャックのディーラーを目指して勉強中のサリー(スーザン・サランドン)のアパートに、妹と駆け落ちしていた元の夫が転がり込んできてサリーは大迷惑。おまけに彼は、ギャングからくすねてきた麻薬を、サリーの隣人で賭博仲介人の元アウトロー・ルー老人(バート・ランカスター)と一緒に売り捌こうとするが…。ルイ・マル監督がかつての栄光を懐かしむ初老の男の奇妙な冒険を描いたちょっと切ないコメディ。(本篇105分:1980年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞、1981年アカデミー賞全5部門ノミネート作品)[投票]
★4五月のミル(1989/仏)1968年・五月のフランス。とある田舎の村に住む地主の男ミル(ミシェル・ピコリ)の母親が病気で急死。ミルは葬式のため離れて暮らす一族に召集をかける。しかし折悪しく国中がストライキの嵐の真っ只中…家族はなかなかミルの家にたどり着けない。しかもようやくたどり着いた先から、ミルの娘カミーユ(ミュウ・ミュウ)とミルの姪でレズビアンのクレール(ドミニク・ブラン)が遺産の取り分を巡って口論を始める。そしていざ葬式…と思いきや、ドゴール大統領が失脚?との報が入り…。ルイ・マル監督が、葬式と五月革命が偶然重なったとある一家の模様を描いたヒューマンコメディ。(本篇107分)[投票(1)]