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[コメント] たそがれ清兵衛(2002/日)
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★3リアリズムを追及したって割に、そーでもない気がした。殺陣は、黒澤を超えられず。最後の決闘が、だらだら間延びしちゃったかなぁ。勝負は、一瞬にして決まった方が印象に残るよね。そして何故、岸恵子が出る必要があるのかがわからない。土気色の顔のメイクは、雰囲気出てたね。あの俳優さん、ネットで調べたら舞踏家なんだって? どーりで見たことないのに迫力あると思った。今後に注目か? (ぱちーの)[投票(1)]
★4大切なものをなくしたとき、その空虚さに耐えるため、人は時として残りの人生に対して頑なになる。清兵衛と巴の思いやりが生む刃のような遠慮。善右衛門との磁石のような誘引と反発。三人三様の心の揺れを見事に表現した我慢強い山田洋次の演出力が光る。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4日本刀の重みが十分伝わってくる殺陣。山田洋二監督の意志が隅々まで行き渡った映像。近年まれにみる子役「お糸ちゃん」のかわいらしさ。 邦画の可能性は、失われていない事を再確認した。 [review] (トシ)[投票(3)]
★4ドロくさい人情噺系監督山田洋次初の時代劇はびっくりするくらいリアルな殺陣 [review] (ペペロンチーノ)[投票(20)]
★4かつて巨匠達が崩壊させた邦画界を今、若手の監督達が新たな手法で再構築に励んでいる。それに対する巨匠山田洋次の王手だ。正攻法での撮影・完璧に近い脚本・隙の無い演技陣。邦画界の意地が掛かっている負ける訳にはいかないのだろう。 (sawa:38)[投票(6)]
★5正に”For Life”。「生きること」に捧げられた映画。真田&宮沢の演技は演技であって演技ではない。出遭い別れ今、此処にいる、という事実に対する感慨のそのものだ。そして映画監督のシゴトというのはいつ炸裂するかも判らない火花を焦る事も取りこぼす事も無く確実にカメラに収めて行くことだと思う。 (町田)[投票(2)]
★5これはすごいわ。10年、いや20年に一本の映画かもしれない。もう完璧。絶句。日本映画の全盛期を見ているようでした。しかも無常観まで表出している。出演者、どんな端役まで心が入ってる。相手を思いやる気持ち、今求められてるのはこれだよね。 (セント)[投票(7)]
★4説明的すぎるナレーションはかなり余計に感じた。逆に言えばその他の演出がしっかりしていたということやね。また刀の重みがガシガシ伝わってくるような立ち回りは新鮮で強烈だった。 (ハム)[投票(3)]
★5いかにも山田洋次監督らしい仕上がりで、しみじみと落ち着いて、そして時にはハラハラしながら見る時代劇として、十分楽しめた。ただ、私にはなんとなくこれが山田監督にとって最後の時代劇なように思えた。 [review] (シーチキン)[投票(19)]
★4[ネタバレ?(Y5:N6)] 武士の魂である「刀」は売っても、誰よりも分を弁え誠実に生きる清兵衛に武士を感じる。 [review] (あき♪)[投票(4)]
★2真田広之の芸域が広がるのは結構だが、しがないサラリーマンを映す鏡像を演じることはどうか勘弁願いたい。岸恵子のナレーションとエンディングも、そんな父親をすみのすみまで知って慰めるようで情けない。 [review] (水那岐)[投票(7)]
★5初時代劇への拘りの成果が殊更あったとは思えない。しかし、血糊や死体にたかる蠅等は、意外な抽斗とは思わないにしても、よくぞ踏み切ったものだと思う。男女の思い思われ恥ずかし世界と親子の情愛は同じようなものを何度見せられても惚れ惚れする巧さ。 (けにろん)[投票(4)]
★2なんだかなぁ〜。淡泊で盛り上がりに欠ける。昔の時代劇はもっと濃厚なんだけど、そんなものを期待するのが間違ってるのかもしれない。 (マッツァ)[投票(2)]
★4宮沢りえの、あの腕の白さを見よ。 (ガリガリ博士)[投票]
★4傑作だとは思わない。しかし、武士、といっても貧しい下級武士の生き様を、卑下するでも英雄化するでもなく、淡々と描く点に好感。生活に押し潰されそうでも懸命に生きる人の姿を見る、製作者の視点の深さと優しさが滲み出ている。宮沢りえは素晴らしかった。 (ツベルクリン)[投票(4)]
★2僕には解らない。 [review] (billy-ze-kick)[投票]
★5封建期の村落社会とそこに住む人たちの肌合いや質感まで描出したお手並みは見事。特に宮沢りえ が、誇りと慎みを兼ね備えた武家の婦女子として切ってはめたような適役。清兵衛の髪を結いなおす時に何気なくたすきをかける動作の自然さを見よ。 (ジェリー)[投票(9)]