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Keitaさんのコメント: 更新順

★4男と女(1966/仏)説明的台詞を極力排除し、映像と音楽の力で恋愛を語った素敵な映画。そこにある男と女の空間の表現が絶妙で美しい。とにかく美しい絵葉書を何枚も何枚もめくり続けているかのような感覚になった。(2005.6.12.) [review][投票(4)]
★4ジョージ・ルーカスのTHX−1138(1971/米)1971年にすでにこれを作っていた若きルーカスの才能を垣間見れる。低予算ならではの工夫でSF世界をしっかり築いているのに目を見張る。ロボットの造形や後半の追跡劇のスピード感はのちの『スター・ウォーズ』に繋がる部分がある。(2005.6.12.) [review][投票(2)]
★4こうのとり、たちずさんで(1991/スイス=仏=伊=ギリシャ)美しいという言葉すら似合わないほどのラストシーンの映像美。これを見た瞬間に、「いくつ<国境>を超えたら、<家>にたどり着くのだろう…。」という映画に込められたメッセージが一気に込み上げてくる。(2005.6.12.) [review][投票(2)]
★4ザ・インタープリター(2005/米)二コールショーンが主演だけに、ふたりの演技は役の人間像を厚くする。昔ヒッチコックが撮っていたような題材を使った見応えある娯楽サスペンスだ。ヒッチコックへもちゃんと目配せしているも面白い。(2005.6.11.) [review][投票(5)]
★3シルヴィア(2003/英)グウィネス・パルトロウは溌剌と美しさを放つ姿にしても精神衰弱で苦しむ姿にしても、シルヴィア・プラスという人物をしっかり演じていた。しかし、この映画には“才能ある者の苦悩”を描く上で観客をその苦悩に引き込んでいく力が不足していたのが残念。(2005.6.11.) [review][投票(1)]
★4特別な一日(1977/仏=伊)歴史においての“特別な一日”と個人にとっての“特別な一日”。それらはまったく違う意味を持つということを、この映画は丁寧に描いている。(2005.6.6.) [review][投票(2)]
★4内なる傷痕(1970/仏)ニコフィリップ・ガレルの“内なるもの”を描いていると推測ができ、すごくパーソナルな映画だ。ふたりの関係について、寓意的な絵画のような映像が“何か”を語っているのも確かだ。それを探索しながらビジュアルに浸っていると不思議な感情が高ぶる。(2005.6.5.)[投票]
★3フォーガットン(2004/米)怪作!!! こんな奇想天外な発想も映画にしてしまうとはお手上げだ。正統派スリラーを期待した観客は怒り狂うだろうが、許してあげてください。(2005.6.4.) [review][投票(3)]
★4コーラス(2004/仏=スイス=独)純粋な“良い映画”の王道! 音楽と子供、この題材はやっぱりニクい。少年合唱団、天使の歌声、美しや…。(2005.6.2.) [review][投票(1)]
★5ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)ミスティック・リバー』も素晴らしかった。だが、わずか1年後に生れたこの作品は人間存在そのものまで追求する深いテーマ性を持ち、もはや前作を凌ぐ傑作と言えるかもしれない。主演、監督、音楽、どれをとってもイーストウッド様様!! (2005.6.2.) [review][投票(6)]
★3コンスタンティン(2005/米)宗教的モチーフを絡めたダークな世界観で、既存の娯楽作の枠に収まらない挑戦はした。しかし、キリスト教を尊重したいのか馬鹿にしたいのか不明です。(2005.5.29.) [review][投票(1)]
★5サイドウェイ(2004/米=ハンガリー)アレクサンダー・ペインは前作『アバウト・シュミット』同様、コミカルかつ味わい深いロード・ムービーを再び生み出した。ラストシーンの余韻をより長く味わうため、劇場を出たらワインを飲みたくなった。(2005.5.29.) [review][投票(6)]
★4シテール島への船出(1983/ギリシャ)アンゲロプロスが描きたかったことも、彼の映像の美学も、一番最後のワンカットに詰め込まれている。(2005.5.16.) [review][投票(2)]
★5許されざる者(1992/米)この映画はすでに終わりを迎えたところからストーリーが始まっている。ウィリアム・マニーには過去を感じさせる喪失感が常に漂う。終わりのさらに先の終焉には、暴力のむなしさが残っていた。(2005.5.15.) [review][投票(2)]
★3けんかえれじい(1966/日)主題歌からいきなり強烈な印象を与えられ、荒唐無稽なまでの勢いで飛ばす喧嘩の連続には半端じゃないインパクトがある。しかし、そんな勢いが会津若松に移ってから減速したように思える。岡山のテンションで走り抜けてほしかった。(2005.5.9.)[投票(1)]
★4コーヒー&シガレッツ(2003/米=日=伊)意味なんてない映画の中なら、これは最高だ。僕が毎日憩いのためにコーヒーを飲むような感覚で、日常的な息抜きとしてこの映画のDVDやサントラがあったら良い。こういった雰囲気を作る上ではジャームッシュのセンスがやっぱり冴える!(2005.5.7.) [review][投票(2)]
★5エレニの旅(2004/ギリシャ=仏=伊)難民や戦争といった20世紀の時代背景の中で、哀しみを極限まで高めたギリシャ悲劇的作品。水が隠喩をもって効果的に使われた映像は実に素晴らしく、アンゲロプロス作品以外では味わえないものだ。期待通りの傑作!(2005.5.3.) [review][投票(3)]
★3愛の神、エロス(2004/米=伊=香港)オムニバス全体通して“エロス”を探求しきれていない側面もある。もっと深く潜り込めたはずである。この中では、僕は性による解放感を描いたアントニオーニの一篇を好む。(2005.5.1.) [review][投票(2)]
★4庭園(1968/チェコスロバキア)シュバンクマイエル的な造形はないが、多用されるクロースアップが奇妙な映像の雰囲気を生み出す。手を繋いだ人々が並ぶ“生け垣”を最初見たとき、僕はそこにシュールレアリスムを感じた[投票]
★4J.S.バッハ―G線上の幻想(1965/チェコスロバキア)静粛なモノクロ映像から、突然流れ出すバッハ。そして穴が開くなどの奇怪なイメージの連続。バッハも、シュバンクマイエルの造形も、感覚を刺激する。このバッハ×シュバンクマイエルの10分間、僕の好みには合致。[投票]