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寒山拾得さんのコメント: 更新順

★3お遊さま(1951/日)ミゾグチの不調期とは要するに物資不足とイコールではなかったのだろうか。カットの性急な呼吸は戦前の傑作群から後退甚だしく、残念。『西鶴一代女』のたっぷり感まであと半歩。 [review][投票]
★4柔らかい肌(1964/仏)情事の暗喩ってのは暖炉の炎などが定番だが、これを食べ残しの朝食をつつく野良猫で示すクレバーさに惚れ惚れとする。冷淡なアイロニーだが、同時に艶めかしくもある。 [review][投票]
★4斬る(1962/日)仏間の入口から突然はじまる異様な緊迫感に、我を忘れて見入った。 [review][投票]
★2特攻大作戦(1967/米)平凡なアルドリッチ。バラバラだったクラスがひとつにまとまった夏のキャンプ体験といったところ。何も後に残らない。[投票]
★3桂子ですけど(1995/日)子供の頃だれもが時計の不条理を考えるはずで、真正面からこれを取り上げた本作は学生レベルの青臭さが横溢しているが、それでも才能のある人が撮ると閃きがあるものだと感心した。蜿蜒と続く横移動はフィリップ・ガレルですね。[投票]
★3ブエノスアイレス(1997/香港)滝の上空撮影は穴の隠喩か [review][投票(1)]
★3時雨〈しぐれ〉の記(1998/日)古典は世につれ読み替えられるものだ [review][投票]
★5ウェンディ&ルーシー(2008/米)ホーボーのちっちゃな女ひとり。ノーメイクのミシェル・ウィリアムズの気骨に圧倒される。 [review][投票(2)]
★4バッファロー’66(1998/米)無茶な男についていく女という主題からは『サンライズ』が想起される。ボーリング場の件までは抜群の爆笑喜劇なのに、何でこうなるの、と萎えかけたが、本作が現代の『サンライズ』だとすれば、この収束は正当なのだった。[投票(1)]
★4きけ、わだつみの声(1950/日)リアルな不条理劇 [review][投票]
★2リバー・ランズ・スルー・イット(1992/米)感動作の建前を裏切る娼婦など端役への視線の冷たさが致命的。この監督に『煙突の見える場所』をリピートで観せてやりたい。[投票]
★5フィルム(1965/米)キートンの伝記を読んで、自身の本作の解釈に深く感動した。曰く、「人は他人から逃れることはできるが、自分から逃れることはできない」。彼の創作した喜劇群にも、この言葉は反響している。[投票]
★3森と湖のまつり(1958/日)いかにも駆け足で原作をなぞった印象。 [review][投票]
★3赤頭巾ちゃん気をつけて(1970/日)途中までは死ぬほど退屈だが、ホテルの最上階レストランの件は説得力があり、俄然興味が沸いた。 [review][投票(1)]
★1バード(1988/米)「駄作なのは匂いで判る」とディジー・ガレスピーは云った。 [review][投票]
★5無言歌(2010/香港=仏=ベルギー)死の家の記録だ。「溝」という原題が相応しい。 [review][投票(1)]
★4東京物語(1953/日)高峰秀子がノン・クレジットで出ています。さてどこでしょう? [review][投票(1)]
★5陸軍(1944/日)「君死にたまふことなかれ」 [review][投票(1)]
★2変身(2002/露)家族の不幸を全面に出した、なんとも凡庸な出来。我々がカフカから継承すべきは、別の豊穣な何かであるはず。凡庸に語りたいのなら余所でやってほしいし、映像にならないなら撮らないでほしい。[投票]
★4シン・レッド・ライン(1998/米)敵兵も含め、兵隊のほとんどが大岡昇平だったらこうなるという戦争映画。リアリズムは差し置いて、ひとつの理念(理想)として語られる。高地戦の陣取り合戦などの「面白さ」はしかし、大岡昇平をも興奮させるリアリズムの毒がある。[投票]