檸檬さんのコメント: 更新順
市川崑物語(2006/日) | 溝口健二に『ある映画監督の生涯』があるように、市川崑にもこのような作品が出来て素直に嬉しい。岩井俊二にありがとうと言いたい。 [review] | [投票(1)] | |
「女の小箱」より 夫が見た(1964/日) | 増村保造は今作でも絶妙なタイミングでエンドマークを入れてくる。この点、ホント達人。 [review] | [投票(2)] | |
(秘)色情めす市場(1974/日) | ヒロインに全く魅力が感じられず、マネキンやこんにゃくといったアイテムにもついていけない。面白いのはラーメンをかぶるシーンだけ。 | [投票] | |
破戒(1962/日) | 主演の市川雷蔵から脇役全てのキャスティングが完璧で、テーマの割りにドライな脚本や演出が見受けられ、市川崑らしい端正な作品。終盤の岸田今日子のセリフが非常に印象的。 | [投票] | |
春の雪(2005/日) | 流麗な映像とベテラン脇役陣に支えられ、時間の長さも気にならなかった。 [review] | [投票(1)] | |
いつか どこかで(1991/日) | 映像も音楽もスっと受け入れられ、悪くない。藤原礼実は大根と紙一重でも自然体でとてもいい。 | [投票] | |
それから(1985/日) | 映画の最初から独特の空気が流れ、結局最後までその空間にのれなかった。 | [投票] | |
巨人と玩具(1958/日) | 終始騒々しすぎて苦手。風刺は的を射て的確、野添ひとみが強烈。 | [投票] | |
泥の河(1981/日) | 良質な作品だとは思うが、終盤の子供同士の気まずさにとてもやり切れなくなった。 | [投票(1)] | |
しとやかな獣(1962/日) | 序盤の伊藤雄之助、山岡久乃、浜田ゆう子、川畑愛光一家の会話のシュールさにもうヤられる。そこに、悪女を演じて右に出るもの無しの若尾文子が投入されれば、世界最強のブラックコメディーへ。脚本、映像、音楽ともに実に映画的で、鮮烈な記憶として残る。 | [投票(2)] | |
はなれ瞽女おりん(1977/日) | 宮川一夫の映像まで、もろ70年代調で苦手。岩下志麻の演技は非常に巧く、彼女のベストかも知れない。 | [投票] | |
八つ墓村(1977/日) | 市川崑と野村芳太郎、2人の名匠の汚点となったこの原作。フジTV版が一番マシ。寅さんと終盤の小川真由美は本当にサムい。脚本が橋本忍というのが信じられない。 | [投票] | |
八つ墓村(1996/日) | 市川崑版金田一シリーズの肝と言えるキャスティングがダメ。トヨエツはギリギリ許せても、女優の起用は確かなものがあった市川崑のはずが、浅野ゆう子を好んで使うなんて。脇役もパッとしない。さらに、演出も空回り気味。 | [投票] | |
歌行燈(1960/日) | 山本富士子と市川雷蔵で許してしまうが、なかなかの一本調子。 | [投票] | |
浮草(1959/日) | 映画における小津安二郎の計算は、数学者並みかも。 [review] | [投票] | |
プラトーン(1986/米=英) | 作り手の訴えようとする処は解るが、残念ながら映画として平凡な出来に終わっている。 | [投票] | |
煙突の見える場所(1953/日) | タイトルに直結する風景や土地がよいのに、展開されるストーリーはあまり面白みがない。 | [投票] | |
おとうと(1960/日) | 文学の堂々たる映画化。市川崑、宮川一夫の代表作。しかし、テーマゆえか、市川崑の持ち味と言うべき透明感がなく、自分の中の市川崑傑作群には入らない。 | [投票] | |
櫻の園(1990/日) | バカバカしくも微笑ましく、淡くも確かな気持ちが交差するシーンが繋ぎ合わせられた限られた時間が、画面を少しだけ飛び越えて輝いて見える。特につみきみほのクールで芯のある存在感が忘れられない。 | [投票(1)] | |
血と骨(2004/日) | ただ単にアクションとストーリーを追うだけで、かと言ってハードボイルドとして傑出しているとも思えない。しかも、2時間半もの時間を使うほどの価値があるのか、若干の怒りを覚えた。 | [投票] |