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檸檬さんのコメント: 更新順

★4市川崑物語(2006/日)溝口健二に『ある映画監督の生涯』があるように、市川崑にもこのような作品が出来て素直に嬉しい。岩井俊二にありがとうと言いたい。 [review][投票(1)]
★5「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)増村保造は今作でも絶妙なタイミングでエンドマークを入れてくる。この点、ホント達人。 [review][投票(2)]
★2(秘)色情めす市場(1974/日)ヒロインに全く魅力が感じられず、マネキンやこんにゃくといったアイテムにもついていけない。面白いのはラーメンをかぶるシーンだけ。[投票]
★4破戒(1962/日)主演の市川雷蔵から脇役全てのキャスティングが完璧で、テーマの割りにドライな脚本や演出が見受けられ、市川崑らしい端正な作品。終盤の岸田今日子のセリフが非常に印象的。[投票]
★3春の雪(2005/日)流麗な映像とベテラン脇役陣に支えられ、時間の長さも気にならなかった。 [review][投票(1)]
★4いつか どこかで(1991/日)映像も音楽もスっと受け入れられ、悪くない。藤原礼実は大根と紙一重でも自然体でとてもいい。[投票]
★2それから(1985/日)映画の最初から独特の空気が流れ、結局最後までその空間にのれなかった。[投票]
★3巨人と玩具(1958/日)終始騒々しすぎて苦手。風刺は的を射て的確、野添ひとみが強烈。 [投票]
★3泥の河(1981/日)良質な作品だとは思うが、終盤の子供同士の気まずさにとてもやり切れなくなった。[投票(1)]
★5しとやかな獣(1962/日)序盤の伊藤雄之助山岡久乃浜田ゆう子川畑愛光一家の会話のシュールさにもうヤられる。そこに、悪女を演じて右に出るもの無しの若尾文子が投入されれば、世界最強のブラックコメディーへ。脚本、映像、音楽ともに実に映画的で、鮮烈な記憶として残る。 [投票(2)]
★3はなれ瞽女おりん(1977/日)宮川一夫の映像まで、もろ70年代調で苦手。岩下志麻の演技は非常に巧く、彼女のベストかも知れない。[投票]
★2八つ墓村(1977/日)市川崑野村芳太郎、2人の名匠の汚点となったこの原作。フジTV版が一番マシ。寅さんと終盤の小川真由美は本当にサムい。脚本が橋本忍というのが信じられない。 [投票]
★2八つ墓村(1996/日)市川崑版金田一シリーズの肝と言えるキャスティングがダメ。トヨエツはギリギリ許せても、女優の起用は確かなものがあった市川崑のはずが、浅野ゆう子を好んで使うなんて。脇役もパッとしない。さらに、演出も空回り気味。[投票]
★3歌行燈(1960/日)山本富士子市川雷蔵で許してしまうが、なかなかの一本調子。[投票]
★4浮草(1959/日)映画における小津安二郎の計算は、数学者並みかも。 [review][投票]
★3プラトーン(1986/米=英)作り手の訴えようとする処は解るが、残念ながら映画として平凡な出来に終わっている。[投票]
★3煙突の見える場所(1953/日)タイトルに直結する風景や土地がよいのに、展開されるストーリーはあまり面白みがない。[投票]
★3おとうと(1960/日)文学の堂々たる映画化。市川崑宮川一夫の代表作。しかし、テーマゆえか、市川崑の持ち味と言うべき透明感がなく、自分の中の市川崑傑作群には入らない。[投票]
★5櫻の園(1990/日)バカバカしくも微笑ましく、淡くも確かな気持ちが交差するシーンが繋ぎ合わせられた限られた時間が、画面を少しだけ飛び越えて輝いて見える。特につみきみほのクールで芯のある存在感が忘れられない。 [投票(1)]
★2血と骨(2004/日)ただ単にアクションとストーリーを追うだけで、かと言ってハードボイルドとして傑出しているとも思えない。しかも、2時間半もの時間を使うほどの価値があるのか、若干の怒りを覚えた。[投票]