★5 | 中村鴈治郎は全く凄い役者だ。絶妙の表情と台詞回し。京マチ子もいいし、若尾文子の可愛らしさも絶品。鴈治郎と京マチ子が通りを挟んで悪態をつきあう雨のシーンのその雨の土砂降りなこと!この過剰さこそが映画だ。 (ゑぎ) | [投票(11)] |
★5 | 回想シーンも長〜い台詞も大仰な音楽も細かな状況説明もないのに、それぞれの「これまで」や「いま」が手にとるようにわかる。所作や間合い、さらっと飛びだす言葉の抑揚、身なり、表情。こんなに色っぽい小津映画も初体験だ。 (tredair) | [投票(9)] |
★5 | 中村鴈治郎! [review] (3819695) | [投票(8)] |
★5 | 三井弘次と京マチ子が良いね。(05・11・10) [review] (山本美容室) | [投票(7)] |
★5 | 小津の文法にキャメラがワンショットずつ艶をつけていく。冒頭の村を廻る役者達の俯瞰やクライマックスで中村鴈治郎と京マチ子を引き裂く豪雨のショットは明らかに宮川のアイディアだと思われ、その珠玉の美しさにあの頑な小津がついに自分を譲っている。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | 松竹の小津とは明らかに違うその違いが堪らなく魅力的な大傑作。 [review] (ナム太郎) | [投票(5)] |
★5 | 舞台袖からのマチ子視線の熱量は小津のワンショットへの入魂を顕すし宮川の遠近を効かせた画が立体的な編集と相俟りパノラミックでさえある。天才同士の一期一会のコラボは理想的な結実となった。シュミーズ賀原夏子バストショットこそ衝撃。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 京マチ子は日本の宝だ!! [review] (ボイス母) | [投票(11)] |
★4 | とにかく「赤」。すべてのシーンで画面のどこかに「赤」がある。 [review] (3WA.C) | [投票(7)] |
★4 | 小津作品のレギュラー女優には清楚な美人タイプが多いが、本作では京マチ子、若尾文子、野添ひとみら大映女優陣の艶が、少々趣きの異なる彩りを添えている。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★4 | 静かな作品が多い晩年の小津映画にあって、珍しく登場人物がよく動く作品。この映画を観て、素晴らしい「演技」とは観客にそれを感じさせないものだということを知った。それを体現しているのが、言わずもがなの杉村春子である。 (若尾好き) | [投票(6)] |
★4 | 「浮草」は艶やかさによって記憶される。 中村鴈治郎も京マチ子も若尾文子も杉村春子もみんな艶やかだ。 (buzz) | [投票(5)] |
★4 | 殆どのカットに含まれる赤の鮮やかさ。反対色の緑が各所に配されているのも絶妙。加えて、茶系統の色の落ち着きと、白による視覚的な抜けの心地よさ。色と闇の対比も見事。画の構図も、屋内のみならず、狭い路地が織り成す直線の構成による、整然たる美。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |
★4 | 雁治郎と杉村春子の映画となり、小津色薄まる。撮影も均衡の崩れに追い討ちをかける。今まで役者に演技をさせなかったんだよね。自由な演技のすごいこと。小津は演出家に徹したと言えるだろう。題材が旅芸人という色ものだから仕方がないと言えるが。 (セント) | [投票(4)] |
★4 | 小津のカラー作品は相変わらず赤が印象的。ヤカンは絶対赤だし、若尾文子のメイクも頬紅がやたら赤い。しかし京マチ子、若尾文子、川口浩が出てるだけで、ここまで大映調になるもんかなぁ。同じ雁次郎、杉村春子のコンビが出てる『小早川家の秋』は周りのキャストでまるっきり東宝調になってるし。不思議。['06.7.12DVD] [review] (直人) | [投票(2)] |
★4 | 初・小津体験。また食わず嫌いの食材が消えた。ありがとう文子(←つまり見た動機はこれなのよ)。 (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(2)] |
★4 | 土砂降りの雨の中、向かい合わせの軒下での喧嘩のシーンが見事でした。 (かふ) | [投票(2)] |
★3 | ホウセンカの赤が田舎町に色恋の予感を漂わせ、夜汽車の赤いランプには『北北西に進路を取れ』を想起させる艶めかしさがある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 映画は大映。「成駒屋!」と大向うが掛かりそう。 [review] (Aさの) | [投票] |
★3 | 役者やカメラに新しい食材を得て、確かに小津色は薄まり、映画としては面白くなっていく。だが、リメイクすれども台詞の棒読みだけは小津色。私にはそれを受け入れる器量も度量も足りていない。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | 役者がみな素晴らしい。若尾文子の美しさには頭がポワーンとしてしまった。が、『浮草物語』とのあまりの類似(当たり前だ!)に話が見えてしまうのは残念。 (AKINDO) | [投票] |