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よだかさんのコメント: 更新順

★4マインド・ゲーム(2004/日)必ず当たる占いがあるとすれば「あなたはいつか死にます」だけど、心のどこかで自分が死ぬわきゃないと思ってる。自分の死を実感したら、いまこの生をどう生きるだろう? そんな疑似体験。生きていることへの喝采と祝福。[投票]
★3LOVERS(2004/中国=香港)平凡な印象。華麗なのかもしれないが、あとには何も残らない。 [review][投票(1)]
★4華氏911(2004/米)「イラク戦争は不必要だった」という結論がまず前提にあって、「なぜこんなことになってしまったのか」という意味づけをムーアはおこなう。 [review][投票(8)]
★4リアリズムの宿(2003/日)親しくもなく、ちょっと面識があるていどのふたりの間に流れるぎこちない空気が、雪ふる山陰のひなびた町のふんいきによく合う。様にならない日常の延長としての旅のリアルを微温的な笑いでつつむ。じつにうまい。[投票(2)]
★4誰も知らない(2004/日)安易なカタルシスに頼らず、手を差し伸べられなかった社会を居丈高に告発するのでもなく、カメラが光源となって誰にも知られなかった子どもたちに日常を丹念に照らす。その手つき。その絶妙な距離感。[投票]
★4箪笥(2003/韓国)舞台そのものが周到に作りこまれていて、現実から切り離された無国籍的なうつくしさは一見の価値あり。家人の関係性が意図的に曖昧にされているあたり、内部の不安定な緊張関係が恐怖を引きたてる。安っぽさのない艶のある映画で、今夏の納涼に最適だった。[投票(1)]
★3マッハ!!!!!!!!(2003/タイ)身体の張り方は通常のレベルをかるく越えている。カリスマ性も茶目っ気もなく、一スタントマンの域を脱しきれていないが、新たなアクションスターの萌芽となるか。話の筋はどうでもいいが、音楽がもっとノリのいい印象的なものだったなら。そこが惜しい。[投票]
★4アメリカン・スプレンダー(2003/米)ドラマ性がないかにみえる平凡な日常のなかから、コンプレックスを逆手にとった悲哀に満ちたおかしみを見つけられる人なら、これほど楽しい映画もないかもしれない。 [review][投票(1)]
★4スパイダーマン2(2004/米)落下し、叩きつけられるリアリティがあって、飛翔したときの爽快感が倍増する。 [review][投票(4)]
★4オアシス(2002/韓国)異形の愛を見据えたときの、どうしようもなく生じる不快感に否応なく向き合わされてほとほとまいってしまった。偏見による人間性の否定は、誰にとっても他人事ではないのだが、「偏見を排して理解する」は難事であり、痛みそのものなのだ。[投票(3)]
★44人の食卓(2003/韓国)ホラーを越境する狂気と哀しみ。 [review][投票(1)]
★4ほえる犬は噛まない(2000/韓国)「この国の人は規則を守らない人が多いですね」そう、誰もが何かしらのルールを破っている。社会風刺なのかと推測するも、ブラックながら微温的なユーモアからは、そんな肩肘張った雰囲気もなく、まったりとした日常が奏でる音程のはずれた旋律にただ微笑む。[投票]
★4殺人の追憶(2003/韓国)街の灯が消えていく中で殺人鬼に抑えつけられる女の絶望。鳥肌が立った。この重厚さ。この陰鬱さ。すっかり圧倒されてしまった。[投票]
★3ロスト・イン・トランスレーション(2003/米=日)絶対的な孤独でも絶望でもなく。 [review][投票(5)]
★421グラム(2003/米)歪んだ時間。乗り越えられない過去が現在を侵食していく。そのとき現在は過去に支配され未来は閉ざされる。それでも人生は続いていく。[投票(3)]
★3ビッグ・フィッシュ(2003/米)日々の現実思考に疲弊するその合間、ほっこり一休み良質のティータイム。[投票]
★2キューティーハニー(2004/日)執事のつけひげを気にしつつ、市川実日子のめがね姿のキュートさにうっとり。[投票(1)]
★5下妻物語(2004/日)ロリータとヤンキーとジャスコと牛の芸術的融合。ビバ!田舎ルネッサンス。[投票(2)]
★4マッリの種(1998/インド)水がしたたる少女の髪に自我の息吹と温かい希望を感じた。低予算映画の苦しさが画面から伝わってくるが、骨太のメッセージ性を含んだハッとさせられるような美しいシーンも数多い。音楽がくどいのはやっぱりインドのお国柄?[投票]
★3マスター・アンド・コマンダー(2003/米)癒されるとしたら、せいぜいガラパゴスの海イグアナとか陸ガメくらいのもの。 [review][投票]